血液型診断の力

血液型診断は当たらないだろうか?

医学の観点から血液型が性格とかに与える影響が大きいか小さいかを考えると血液型が性格を左右するとは考えにくいというのが一般的だろう。

でもその考え方には足りない部分がある。

それは心理学の観点と時間スケールを広げてみる考え方だ。

まずは心理学の観点から二つのことに着目する。

人は自分の性質を発見するとそのように振る舞う。これはおそらく自己矛盾を回避するためにとっている行動だがこの性質の力は強い。

すべての人は色々な側面を持って生きている。なので自分の傾向を知らずに血液型診断を見ると示された性質には必ずある側面が当てはまるようになっている。

次に時間スケールに着目する。

血液型診断に最初に出会ったのはいつだっただろうか?世代にもよるが、簡単な診断なので幼いころからなじみがあるものではないだろうか。

知識が無いころは見聞きする回数が多いことや多数の人が知っていることに影響を真実として受け止めやすい。つまり血液型診断は知識が無い幼少期には真実として受け止められやすいのだ。

以上のことから血液型診断は幼少期に真実として受け止められ、その性質に当てはまる人間になろうとして努力し大人になっていく。そして血液型診断に当てはまる人間が出来上がり血液型診断があたるようになる。

血液型診断は幼少期に流行る考え方を長い年月続けることは、その考え方を真実にしてしまうという凄まじい力を表しているのではないだろうか?


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