継続は力なり

「継続は力なり」といわれるが同じことだけやっててもいいのだろうかと疑問に思う.「間違っていることは何度繰り返しても間違っている」という高校の先生の言葉もその通りではないかと思う.

この疑問について考えていくことにする.

まず継続することで確実に得られることとは何だろうか.

継続によって得られる「やり抜く力」などの副次的な利益は考えないものとすると,継続によって得られることはその行動の繰り返しで得られることに限られる.

では行動で得られることとは何だろうか.

簡単のために他人がかかわらないとして考える.

個人によって得られるものは違うが読書では

文の理解,知識の獲得,想像力の向上

の3つの要素が得られる.

人間の脳は繰り返しによって最適化されるようになっているので繰り返しによってこの要素が自分の能力として積み重なっていくと考えられる.

これが継続が力となる理由である.ということはどれだけ世間一般から間違っていると思われることを継続しても自分の中に何かしらの要素が積み上げられ,何かしらの力となる.

もちろんこれを悪事繰り返す言い訳にしてほしくないが継続することで確実に何かを得られるということはわかる.

これがわかって何が良いかというと,この考え方が行動の選択の助けとなる.

継続で得られるのは行動に含まれる「要素の積み重ね」だから,もしこんな能力が欲しいという理想があるならそのために必要な要素が含まれる行動を繰り返せばいいということになる.

以上のことから「継続は力なり」と「間違っていることは何度やっても間違っている」ということがわかった.



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