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やりたい事100個もない

コロナに感染した。
2月16日、家に帰ったら感じたことのない倦怠感に襲われた。心なしか喉も痛い気がする…と思った瞬間に母に連絡をして検査キットを持ってきてもらった。結果は陰性、大事をとって親戚の別荘に移動した。

月曜日になり、会社に連絡して病院へ行った。検査をすると陽性になっていた。あ、そうですよね…と特に驚きはしなかった。なぜなら私が帰宅したその日、感染者が5名出ていた。

会社に感染したのでお休みしますと連絡を入れると「ごゆっくり〜」と間の抜けた声が聞こえた。心配そうにされるよりその方がありがたい。

詰まっていた予定をほとんど全てキャンセルしてさて…と静かな部屋に一人。何をしよう。脳裏に浮かんだ。熱は38℃以上あったがわりかし元気だ。

ちょうど何かあったらいけないからしばらくは持ち運ぼうと会社に置いていたPCやタブレットがありがたかった。母に頼んで自室のSwitchも持ってきてもらった。時間がなくて出来なかったことがたくさんできると思うと妙に嬉しい。本当はもっと健康な時に長期の休みを満喫したかったがそれはまた別の機会にする。


さて、休み4日目。
ところどころ熱が上がるものの殆ど健康体の中、一つアニメを見終わった。
久々にこれはすごく面白いなと思ったので共有する。

ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜

ブラック企業に勤めて3年目になる青年の天道輝が主人公。地獄のような社畜生活を送る天堂が、ある朝目覚めると街はゾンビで溢れかえっていた。世の中が崩壊に向かう中、会社から開放された天童は、「ゾンビになるまでにしたい100のこと」というリストを作る。死んだように生きていた青年が、ゾンビの登場によって「生きる事」を見つめ直す姿を描いた、青春・ゾンビ・サバイバルアクション。

見た感想。
控えめに言ってめっちゃ良かった。
キャラの作画が若干乱れたりはあるもののBD版などで補完されるのではないだろうか?
むしろ綺麗すぎ…背景や表現方法については文句なしであった。

ゾンビになるまで、実質死ぬ前にやりたい100のことということで主人公の天道輝がどんどん自分のやりたいことを行っていく。初めは小さなこと、例えばブラック企業時代にできなかったであろう昼にビールを飲むとか色々。ただそこもだんだん大きな目標に変わっていく。

バイクを乗りたい…だの。

CAと合コンしたいだの。

親孝行をするだの。

昔、大学の授業で聞いたマズローの欲求5段階説を思い出した。欲求は最初生理的でなくてはならないものから叶えていくにつれどんどんそれが大きくレベルが上がっていく。
安全欲求だけはこの物語上で何があっても達成されないが、それを無視しても余りあるほどブラック企業からの解放というのは素晴らしいものなのだと思う。

そして、現状暇を持て余している私も今何がしたいかを考えている。
100は考えられないかもしれないが、今しかできないことをしたいなと思う。

ゲームとアニメと映画と本と、それくらいしか思い浮かばないがとりあえずはいい感じに過ごしたいと思う。

次は何をみようかな!

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