たかが夢、されど夢……
少し前、とても怖い夢を見てしまった。
それは私の母が実はクトゥルフの深き者どもみたいな怪物が化けた存在であり、本当の母は私の物心がつく前に56されていたというものであった。
もちろんこれは夢の話であるのだが、夢から覚めてからもどうにも恐怖心が抜けないというか、私はもしかして無意識下に母への恐怖を抱いていたものが、夢という形で表れたのではないだろうかとも思ってしまう。
現在、独り立ちが出来ない以上、家庭内で家族と距離を取りながら過ごしているが、この夢を見てからは余計に母の顔が見たくない気持ちが強まり、現実の出来事ではないとはいえ、あの夢の恐怖は本物だったのだと実感した。
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