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なぜ貝は閉じていたか: 好きな女をいじめるような男を好きになる女はいないのだ

(2022年8月に書いた記事を公開)



大学時代の同期に、とってもストレスフルな男がいた。
何かにつけ下ネタに繋げるから、H男としておく。

周囲がいうには、H男は私に気があったらしい。
客観的にみたらそうなのかもしれないけれど、
主観的には 「どこが!」 と思うようなことばかりをしでかして
くれる迷惑な男だった。

避けてるのに、避けられてるのをわかっているのに、寄ってくる。
彼氏がいないこと、未経験なこと、独身なことなんかをずーっと、
20代前半から後半くらいまで、毎度毎度会うたびいじってきた。

私のプライベートな事情を、たまにしか顔を合わせないやつが知る由も
なかったはずだけれど、脳味噌が海綿体でできていたような輩だから
嗅ぎ分けていたのかもしれない、あるいはあてずっぽうをかましてた
だけかもしれないが。
(たとえ一生処女だろうが、オマエには1ミクロンも関係ないけどな!)

好きになった相手には、自分を好きになってもらいたいものじゃないか?
そのためには、相手にやさしくするとか、相手の喜ぶことをしたいと
思うものじゃないのか?

相手にせずに無視してはいたけど、この男の存在は猛烈にストレスだった。
やつの振る舞いは、私に嫌われたくてやっているとしか思えなかった。
(安心してください、もうとっくに大嫌いだから)

相手の嫌がることしかしないで、一体何が得られるというんだろう?
何か自分にとって喜ばしい結果になるとでも思ったわけ?

「それがね、思ってたんだよ」

って、川島大和さん (※ 2023年7月現在、お名前が変わっている?)
のセッションで言われたけど。

「女性にはなかなか理解しがたい感覚だとは思うけどね」 と。



年齢が上がって、私自身も独身であることが気になりはじめると、
なおさらH男が疎ましくなった。
彼のセクハラを、同調こそしないものの咎めもしない他の男性陣
にも失望していた。
女性陣はみんな私をガードしてフォローしてくれたけど。


アラサーになる頃には集まりから足が遠のいたし、仲良くしていた
女性メンバーとも疎遠になった (悪気なくぽろっと人の情報を漏らす
タイプが多かったから)。
あいつらに、私のことを考えてほしくなかった。
自分のことは何も、何ひとつ、知られたくなかった。

当然、ネットにも個人情報を極力あげないようにしていた。

周囲に対して閉じ癖がついていた。
開くことは傷つけられることだった。

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