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「Legit Future」と僕たちの「未来」

こんにちは、ASTELOIDsです。

ASTELOIDsは9/21(土)に「project ASTELOIDs vol.4 Legit Future」というイベントを開催することとなりました。

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今回のイベントは、タイトルにもある通り「Future」がメインテーマとなっています。

そこで、全4回に渡りASTELOIDsクルー4名が「Future」を題材にそれぞれ記事を投稿する企画となっています。今回はその最終回となる、第4回です。


■ 今回の執筆担当

FAIO… ボカクラを中心に活動するDJ。インターネット音楽を幅広く聴いている。


こんにちは、FAIOです。

4週に渡って続いたLegit Future連載企画も遂に最終週!
最終週は私、FAIOが担当させていただきます。
その前に改めてこの企画についてご説明を。

この連載企画は今週土曜日の、9/21に開催されるLegit Futureのテーマである「Future」に合わせて、そのオーガナイザーである私たちASTELOIDsのクルーで「Future」をテーマにした記事を書いていこう、というものでした。

第1回 「私を構成する音楽10選」
第2回 「ミライの音楽って? Futureサウンドのボカロ曲5選」
第3回 「素敵な曲を作るクリエイターを紹介させてください」


そしてその最終週ということなのですが、今回私はこの「Legit Future」を開くにあたって、今回お呼びした演者さんの紹介このASTELOIDsで目指していきたい「未来」について書いていこうと思います。


Legit Future。

今回のこのイベントは様々な「Future」サウンドに焦点を当てたいと思い、去年の12月の頭の頃に提案をしました。LINEの履歴を見る限り最初はすごいざっくりとした提案だったのですが、これは実現したら間違いないと。
そんな想像を胸に、他のイベントを行う裏で少しずつ準備を進めていきました。

ASTELOIDsとしてイベントを開催するのは今回で4回目。いずれもブッキング周りは自分が担当しているのですが、ブッキングする前に「必ず現場に遊びに行く」ことを大切にしています。そのため、とにかくイベントに参加していって、ブッキングをしたい人のプレイを見にいきました。

今回、Futureサウンドに焦点を当てるにあたって、まずはジャンルを選定しました。そこで選んだのは「Future Bass」、「Future Funk」、「Future House」の3つ。これらのジャンルを回してもらうDJを探そう!ということで様々な現場を巡り、そしてお誘いしていきました。

これからそのDJさんについて、改めて一人ずつ紹介をしていきます!


まずは「Future Bass」
重厚なキックにキラキラしたシンセサウンド。VOCALOIDとも親和性がかなり高く、日本を超え海外でもそのトラックにVOCALOIDの声を使ったものが多く存在しています。


これをお願いできるのは...と考え、そして思い浮かんだのが上記の記事でも紹介されているgaburyuさん。

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彼とは2018年の頭に開催された「出れんの!?ボカニコ!」の時にも共演していて、その時にFutureサウンドでその場を圧倒していたのを覚えています。

あれから1半年。
今や彼はclub asiaで開催された「暴力的にカワイイ」に呼ばれたり、VTuberのsomuniaさんへの楽曲提供など、Futureサウンドのトラックメイカーとして凄い存在に!

VOCALOIDの枠を超えインターネットカルチャーのトラックメイカーとして精力的に活動する彼のFuture Bassを楽しみにしていてください!
(なんと今回のイベント限定のリミックスも配布するようですよ!)



次に「Future Funk」
Vapor waveから派生したと言われるこのジャンル。国内では「ピンクネオン東京」というコレクティブレーベルがとても有名です。


VOCALOIDではまだまだ認知の薄いジャンルですが、同じインターネット・カルチャーから派生した音楽ということでこれを見逃すわけには行かない、と。さらには他とは違い「レトロ・フューチャー」という解釈のサウンド。Future系のサウンドに焦点を当てたイベントは他にもありますが、Future Funkにも焦点を当てたものはなかなか無いのではないでしょうか。


さて、そんなFuture FunkのDJをお願いしたのはBambooさん。

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前述した「ピンクネオン東京」のメンバーであり、またFrench HouseのDJとしても活動する彼。実は、高校時代に自分がよく遊びに行っていた放送部の先輩なんです(ガチ)。

高校時代によく遊んでいた先輩と卒業後に出会うのがクラブだったという、これまた中々にエモいアレ(語彙不足)なのですが「何かのタイミングで一度共演したい!」という思いがあり、今回DJとしてオファーをさせていただきました。

90年代のサウンドは、その当時を知らない僕らにとっては斬新な音楽として響きます。そんなFuture Funkの音楽を是非楽しみにしていてください!



そして最後に「Future House」
跳ねるような、そしてメロディアスなドロップが特徴的なFuture House。2013年にTchamiというアーティストがSoundCloudに上げた自身の曲のタグから生まれた比較的新しいジャンルで、今のクラブシーンでもホットと言われているジャンルの一つであったりします。


VOCALOIDでもここ最近で少しずつ楽曲が増えていっており、これからもっと熱くなってほしい!と期待しています。

そんなFuture HouseのDJをお願いしたのはLianosさん。

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彼は「Animetic Anthemic」というアニソンリミックスやインターネット発祥のクラブミュージックをメインに取り扱うイベントのレギュラーメンバーで、その中でも彼はFuture HouseなどのHouse系ジャンルを中心に活動しているDJ。彼自身もFuture Houseのマッシュアップなどを作成していて、どれもすっごくかっこいいトラックです。クラブミュージックの最先端の音楽。彼の全力のFuture House DJを聴くのが今も楽しみです!



Future系のジャンルにはこの三人をオファーいたしました。

そして、なんとこれは意図していなく偶然なんですが、彼らは3人とも同じ97年生まれのDJ/トラックメイカーなんです!しかも今すっごくこのサブカル系クラブミュージックのシーンでアツい世代のメンツだったりするので、そこからもこのイベントの掲げる「未来」というものを感じていただけるのではないでしょうか!

そして忘れてはいけません、このイベントは「VOCALOID×Future」を掲げるイベントです。この「VOCALOID×Future」というテーマを表現できるDJを選ばなければなりません。

VOCALOIDのサウンドを、フレッシュなFutureのサウンドを鳴らすことのできるDJは誰がいるだろう...これにはすごい悩みました。
そしてすっごく悩んだ結果、クラブミュージック×VOCALOIDを掲げるイベント「VOCALOID-ManiaX」のオーガナイザーであるピコシマメさんをオファーさせていただきました。

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空間を音で引き込む確かなそのDJの技術は、多くのオーガナイザーにも信頼されています。VOCALOIDとFuture、そのテーマをどのようにDJとして落とし込むのか、私も今とても楽しみにしています。



さて、ここまでは今回オファーしたDJの方々をご紹介しました。しかし、クラブイベントにはもう一つ重要な方々がいます。

そう、VJです!
特に今回はサウンドに重点を置いたイベントです。なのでVJの方々も、Futureのサウンドを引き出すことのできるような方々を選び、オファーさせていただきました。

まずは一人目、猫手るうさん。

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普段は音響のお仕事をされてる猫手るうさんの得意分野は、何と言っても音を映像で表現すること!自らを「発狂系VJ」と名乗っていますがそんな彼女、もうめっちゃ楽しそうにVJをするわけです。
今回のオファーをする時にこのメンバーを伝えた時も、とても嬉しそうに、心良く快諾していただきました。やっぱりVJさんが楽しそうに映像を出していると見ているこちらも楽しくなってくるわけです!
是非そんな彼女の「発狂系VJ」、楽しみにしていてください!



そして二人目がnodaqnさん。

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クールでいて、かつキュートな映像はFutureサウンドに抜群に合うだろうと一目見た時にピンと思い、今回オファーさせていただきました。まだVJ歴は1年と少しですが、ハレトキドキ主催の「Girls Night Out」でVJを担当するなどその実力は多くのイベントで発揮しています!今回のイベントのコンセプトに非常にマッチした映像を出してくれること間違いなしです。
音楽と映像で表現される「Future」を、ぜひ楽しみましょう!



以上がVJさんになります!

やはり映像も、VJさんによってそのテイストは変わってくるのですが、今回はFutureのテイストにばっちり合うようなVJさんをお呼びしました。自分自身、彼女たちのVJで表現される空間をとても楽しみにしています。恐らくそれは現地でないと味わえないはず...!

今回は私たちASTELOIDsとしては初めて配信を導入する予定なのですが、可能であるならば現地で見て欲しいです!


そしてそして、最後に紹介するのは今回の空間を切り取り残してくれる、重要な役割のカメラマンの紅鮭さん!

しゃけアー写中

紅鮭さんはカメラマンの他にもデザイナー、そしてDJとしても活動している本当に多彩な方です。沈黙ダンスやPolyphinixでレギュラーでカメラマンをされており、他にも様々な現場で撮影やDJを行なっています!そんな彼女に今回カメラマンをお願いしました!今回のイベントは一回限りです。その空間を美しく残してくれること間違い無いでしょう!



さて、ここまでで今回オファーした出演者の方々を紹介しました。
改めて見返すとわかる通り、今回はかなりVOCALOIDのクラブイベントでは珍しいようなメンバーを多くお呼びすることとしました。

私たちASTELOIDsが「project ASTELOIDs」を主催するにあたり、理念として「VOCALOIDを様々な視点から取り上げる」ことを一貫して掲げています。

今までにない音空間の中にVOCALOIDを取り入れる事で、また新たな『VOCALOID』というものが見えてくるのではないか。そのように考え、イベントの企画立案・運営を行っています。

これまでのASTELOIDsのイベントにはタイトルにもVOCALOIDを入れ、イベント自体もかなりVOCALOIDの色を強く出したイベントにしていました。それとは打って変わり、今回にはタイトルにもVOCALOIDの名前を入れていません。今回の「あえてVOCALOIDを強く表に出さない」というアプローチは私たちの中でも実験的な取り組みだと思っています。

気付くともう9月も終わりに差し掛かり、いよいよ2019年もあと少し、というところです。

2020年。ASTELOIDsも設立して1周年になります。
私達も1周年を超え、2年目にはまた次のステージに進んでいきたいと考えています。

きっとまだまだ、VOCALOIDへのアプローチは沢山あるに違いない。
それについて考え、そして一つ一つ実行していこう。
その先にどんな未来が待っているのかはわからないけれど、とにかくやっていこう。

そんな事を思いながら、この3人のメンバーと一緒に走っていこうと思います。

さて!でもまずは土曜日のLegit Futureが目前にあるわけです!
僕たちの思いはこれを「最高のイベントにする」、それだけです。
本当にいいイベントにするぞー!!!
今週土曜日、よろしくお願いします!!


project ASTELOIDs vol.4 『Legit Future』

日時:9月21日(土) 15:00 OPEN/START
会場:渋谷 TestFlight
料金:一般:3000円 / 未成年:2500円 (ともに参加表明で500円引)


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