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【コミュ考察】スペンサー家の日常で見えてきた甘奈と甜花の未来へのifルート

あまりにもいい子なので、これまで限定サポートがなくても活躍しまくっていた大崎甘奈の限定サポートが実装されました。
ソファに寝っ転がりながら「どうせたいしたことないコミュでしょ」と思ってたら結構エグいのがきたので筆を執らせていただきました。
とりあえず感じたことを書きなぐっていこうと思います。

お帰りなさいませ!お嬢様☆

今回はとある「ドラマ」を通してアルストロメリアがifの世界線や、
将来いつかぶつかる問題と向き合う話です。
プロデューサーが取ってきた仕事で、甜花が貴族のご令嬢「ソフィア」、甘奈はメイド長の「エミリア」、千雪は同僚メイドの「シャーロット」としての役をもらいます。

甘奈はいつも通りウキウキで甜花をお世話できるかと思いきや、
エミリアはソフィアを本当に愛するがゆえに、厳しく叱るお目付け役でした。当主である父親が亡くなったソフィアは昔から遊び相手であった、エミリアが助けてくれると喜びますが、冷たい態度にしゅんとします。
この時点で甘奈は役に身が入っておらず、千雪が止めてくれます。
ここの千雪の止め方も優しい。
具合が悪くないなら「嬉しい」と言ってくれています。

なぜ甘奈が落ち込んでいるか。
それは大好きな甜花に役として、演技だとしても冷たくすることが嫌だからです。これまで甘奈は甜花の全てを全肯定して生きてきたので、
甜花ちゃんに厳しくするというのは初めての体験だったのでしょう。

練習に身が入らない甘奈が繰り返し練習をしているところ、甜花が次の仕事があることを切り出します。
甜花ちゃん自分のお仕事のスケジュールをちゃんと覚えてて偉い!!

アイドルになる前のダメダメな甜花=ソフィア
何かしらの理由(例えば甜花が不登校になってしまった等)で甜花を正さないといけない世界線になった時の甘奈=エミリア
いつでも優しく大崎姉妹を見守りアドバイスをする千雪=シャーロット

こういった図が構築されています。

愛あればこそ・・・・・・

1人演技の練習を続ける甘奈は「怖く、厳しくしなきゃ」と言います。
上記でも触れましたが、大崎家はきっと裕福な家庭でしょう。
一軒家で、双子であっても財政難に陥ることなく幸せに育ってきたと思います。そんな中で「怖く、厳しく発言する」ということは家族誰もがやっておらず、甜花ちゃん以外だとしてもそんなことはしたことがないんじゃないかと思います。
そんな行き詰まっている時に、千雪が台本を読みたいからという名目で、甘奈を助けるために戻ってきます。

千雪はエミリアが難しいか甘奈に質問します。
後々出てきますが、「相談役」として千雪がシャーロットと同じように動いています。千雪とシャーロットは今回のドラマと現実世界では大きな差異がありません。なぜなら、別世界なら千雪と大崎姉妹は遭遇しなかった可能性もあるからです。
大崎姉妹は別世界でも同じ姉妹に生まれて、「もしかしたらこんな未来も」ということが想像出来てしまい、その内容がドラマを通じて表現されています。

千雪は問題のシーンではないところを読み合わせしようと提案します。
エミリアは「厳しいことを言っているからお嬢様に嫌われている」と言いますが、シャーロットは「嫌われもいい覚悟で厳しくするのは誰にでもできることじゃない。」「相手を信頼して乗り越えてくれるからこそだ」と言ってくれます。
このセリフはシャーロットのセリフであると同時に千雪のセリフでもあり、甘奈が甜花ちゃんに「冷たくすることで本当に嫌われたらどうしよう」や「大好きな存在を否定することに対する拒否感」を拭うためのアドバイスでした。
千雪はあくまでも「自分の読み合わせに付き合ってくれてありがとう」と言いますが、明らかに悩んでいる甘奈への助言です。
こういった大人の配慮が千雪の素敵なところですね。
悩んでる人にさりげなくそっと近づき支えて背中を押してあげられるそんな大人になりたい所存。

帰宅後甘奈は、元気に甜花に話しかけます。
甜花は甘奈が心配で大丈夫だったか質問しますが、
甘奈は「大丈夫じゃなかったけど、もうちょっとで大丈夫になれそう」と伝えます。これまでの甘奈だったら抱え込んでしまったかもしれませんが、薄桃色にこんがらがった後の甘奈であれば、しっかりと助けてほしいことを伝えられるのでしょう。甜花ちゃんはお姉ちゃんですからね。
いざというときは頼れるんです。

コミュはここで途切れますが、この後に演技のレッスンがあったのかもしれません。もしくは、甘奈が感じている「甜花ちゃんに冷たい演技をするけど、本当は嫌いになってるわけじゃない」ことを伝えたのかもしれません。


『スペンサー家のメイドとして』

緊張の連続、疲れで何もやる気が出ないソフィア(だらだら過ごしていた甜花)のモノローグから撮影シーンは再開します。
今日も厳しく叱られて、廊下を歩いているとメイド達の話し声を聞いてしまいます。内容としては「ソフィアがダメダメなのに、なぜかエミリアはソフィアの肩を持っている」というものでした。
ここでソフィアも「エミリアが自分に辛く当たっているだけではない」ことに気づきます。

その後ソフィアはエミリアに問いかけます。
「貴方が厳しいのって、どうして?」と。
エミリアは「当主として相応しい御方になってほしいから」と言い、
いつまでも立派にならなくても「尽くすのみ」と伝えます。

このあたりがifの世界で甜花がダメダメ人間のままだったとき、もしくは今後成長して大人になったとして、甜花がダメのままであっても、どんな時でも「甘奈が甜花に尽くす」という誓いにも思えます。

ソフィアはエミリアの言葉を受けて「私も貴方の気持ちに応えないとダメね」と言いますが、これはアイドルを始めたばかりのときの甜花の心情に似ています。自分がアイドルとしてダメダメだけど、同時期に始めた甘奈はしっかりやれていて悩み、できることを少しづつ増やしていき、自信をつけていったそんなアイドル初心者甜花を連想させるパートでした。

その後のソフィアは当主として立派な振る舞いをされるようになりました。
シャーロットはソフィアがしっかりしたのはエミリアのおかげと言いますが、エミリアはソフィア自身と、「シャーロットが話を聞いてくれたから」と言います。これは現実世界で甘奈が迷っていた時に、さり気なく助けてくれた千雪と重なりますね。
スペンサー家の物語でも千雪は大崎姉妹をそっと支える大切な存在だったように思えます。


総括

一見、「演技が出来ないから悩んでいる」というお話に見えましたが、役柄やifの世界線を想像しながら読み解くと、「もしかしたらこんなことが起きるかもしれない大崎姉妹」の話だったのかと自分は思います。
ですが、もう大丈夫。
今後甜花がどんな壁にぶつかってしまっても、甘奈は時には厳しく、
甜花を叱ることができるでしょう。
甘奈は自分が嫌われることに対してかなり不安感を覚えています。
一番そばにいて大好きな存在に嫌われる可能性があって厳しくできなかったことも、今後はきっと甜花のためになると思えばできるようになるのでしょう。甘奈にとってただのドラマではなく、甜花と過ごす今後の人生において新たなアプローチを獲得しました。
タイトルにある「スペンサー家の日常」の「日常」はスペンサーだけではなく、甘奈と甜花の日常にも言えるお話だったかもしれませんね。

PS:ちなみに僕は280連で甘奈を引いて、そのまま300連しました。

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アイドルマスター シャイニーカラーズ公式サイト
https://shinycolors.enza.fun/

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