PTA役員だったわたしのつぶやき
知らなそうで知らない、PTAという団体。
PTA役員を経験した時に感じた疑問、珍問、ノンフィクション!
を徒然なるままに書いてます。
※PTAに対してはひと悶着どころかmany many悶着ありますが、それはまた機会があれば。
今回のミッションは
個人情報はキチンと扱われているか?
というワケで個人情報取り扱いに関する資料の請求をしてみました。
教育委員会の「こども家庭部青少年課」という、こどもなのか成人なのかストライクゾーン広めな名前のついた部署から
これ以上立派なネーミングはないだろう「校長会」で昨年12月に配布された資料の公開請求である。
年末年始挟んだので三週間後にお返事がやっと来た。(黒やぎさんが読まずに食べたんじゃないか?と思うくらい時間かかった!)
具体的に何を周知したのかをメールで問い合わせた。
・学校は練馬区個人情報保護条例に則った名簿の取り扱いが必要。
・PTAは学校の外部団体であり、保護者の同意なく名簿の提供はできない。
以上を去年12月に再度、校長会で周知したとのこと。
つまりこういう事である。
至極当然なことだけど、立派な名前のついた方達からすればペロンと紙一枚通知するだけで、積極的に周知したくないだろう案件なんだろうな。
(面倒なんだろう、そうだろう)
最初に学校に通知してから4年経過しているんですが
「モチロン知ってるよ♪」
なんて人、いますか??
いるとしても一学年に一人いるかいないか?のレアキャラレベル(たぶん)
国家機密級に漏洩対策されたのでは?と色眼鏡をかけたくなる認知度の低さ。
しかし
とうの昔に個人情報保護法が改正され
5000人以下の小さな団体も対象になった。
PTAも例外ではない。
学校とPTAはそも別団体なのである。
婚姻も血縁関係もない、赤の他人。
普通に生活していて赤の他人に許可なく、勝手に個人情報渡すってアリエナイ。
ただPTAはすべての児童、生徒を平等に扱う前提で
・日中学校に入れたり
・公共施設である学校に特別に「PTA室」を作ってもらえるなぜかすごく優遇された団体なだけで
実態としてはサークルと一緒。
※なぜすんごく優遇される理由はまた機会があれば
学校は婚姻関係でもないPTAに個人情報は渡しちゃダメ、絶対!!
なんでこんなにヒステリックに叫んでるのかというと、いわゆる「過剰反応ネキ勢」などではない。
役員だった過去、この個人情報を渡したことでいろんなドラマが生まれた。
バッドエンドの。
そのカギを握るのがこの「個人情報保護条例の遵守」である。
(many many悶着あった過去は機会があれば書きます)
昔みたいに学級連絡網は、忘れ物や、お友達同士の連絡には非常に便利であった。
お付き合いが希薄になる、昔は良かった…と目を細めるのもわかる。
しかしこども達が生きるこれからの時代を、我々保護者は予測できるだろうか?
私が乙女だったあの頃、音楽を聴くといったらドドドド・ドデカホーン♪
TVの歌番組で、あこがれのアーティストの歌いだしとともに、録音オン。
兄弟の声も、もれなく入ってたあの時代。
固定電話での連絡が当たり前で、ほどなくしてポケベルの登場に心躍らせたあの時代。
あの時代から数十年。
音楽はもとより、何百ページもある辞典も、Googleが秒の速さで教えてくれる。
失敗は許されない「写ルンです」のシャッターを押す緊張感は、スマホのカメラが引き受けてくれる。
固定電話の範囲でしか繋がれなかった交友関係は、SNSがその輪を爆発的に広げてくれた。
私たち保護者は、この先のテクノロジーの進化を予測できるだろうか?
きっと個人情報が強固に守らなければいけないミライは必ず来る。
(つうかキテル、とっくにキテル)
スマホが当たり前のZ世代のこども達は、個人情報を晒されると未来永劫取り返しがつかなくなる。
今は大げさに思えるかもしれない個人情報の取り扱いは
ミライでは常識になるかもしれない。
こどもが学ぶ学校は社会とシームレスに繋がるべきである。
学校は治外法権ではない。
社会の常識とリンクしなければならないのだ。
しかし現実は違う。
今までやってきたことを変えなければいけないとなるとフリーズする。
PTAの役員達も、今までのやり方を死守する。
新しい事を取り入れたくないのだ。
みんなと違う意見が言えない。
考えたくない、責任を取りたくない。
でもね、それ、こどもに同じこと言えるのだろうか?
自分で考え、判断し、行動する。
そんな大人になって欲しくないのだろうか?
今回の資料請求で
「個人情報はPTAに渡してはいけない」
と練馬区の全公立小・中学校に通知している事が明白となった。
練馬区に限った話ではない、全国共通である。
ほとんどの学校が入学と同時にPTA自動入会なんじゃないかな。
もしあなたがPTAに入会したくない、または退会したいのなら、この資料はおおいに役立つはず♪
自分で考え、判断し、行動するあなたを応援しています。
次回、学校からPTAに渡ってしまった個人情報を削除してもらう手続きについて書きます!
(要望があれば)