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ゾンビvs資格

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朝目が覚めると世界は一変 ゾンビが蔓延する世界になっていた! そんな世界で1日も長く生き残る為には どれだけのスキルが必要なのか。 いつか来るかもしれないソノ日の為に 時間を見つ…
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#無線

資格[26]第四級アマチュア無線技士

高速道路のサービスエリアに到着した 束の間の休息時に襲われたのか バスやトラックなど大きな車両が何台も放置されている 中には血まみれの扉が開けっ放しになっている車両もあるので ゾンビに襲撃されたと見て間違いないだろう そんな時に人の声が聞こえてきた 『CQCQこちらマイケル、聞こえますか?どうぞ』 この独特な言い回しは無線通話に違いない どこかのトラックに詰まれた無線が活きており その無線に呼び掛けている人が居るという事だ 私はトラックを一つ一つチェックし とうとう声

資格[35]第三級陸上特殊無線技士

誰も居ない高速道路を歩いている この付近にある高速入口の構造が難解だからか 見える範囲にゾンビの姿は無い 暫く歩いていたらSAが見えてきた ここは人が集まる場所だ 注意しないといけない 停まっている車にソーっと近づく すると人の声が聞こえた 『シー・・・マイ・・・ど・・・』 聞いた事のある声だ 「もしかして?!」 急いで声の発生源に駆けよる トラックの運転席からぶら下がるマイクが発生源だった 「この声はマイケルだ!」 以前も無線機で話をした事のあるマイケルだ

資格[61]航空特殊無線技士

『これでイイわね、キャプテン』 「あぁ、これしかないな」 いよいよコミュニティー付近のゾンビを一層する作戦を実行する事になった 『でもチーム数が多すぎるわ、どうしたらイイのか』 「統率が取れるのなれ、何も困る事はないだろ?」 『そこじゃないの。平和な頃にテレビで見た特殊部隊のドラマでは  チームアルファとかブラボーとか言ってたの』 「あぁ、そしてチャーリー、デルタと続くヤツだな」 『それそれ。でもその先って何て呼んだらいいのか・・・』 「た、確かに・・・」 そんな時でも