富士山往復 4

眼が覚めて、キンカンの匂いと肌心地を確認して、
でも、れこそが糞走った証と感じる程のこれまでの
積み重ねと信じて疑わない数数のこれまでを思い出し、
どの場面を引っ張り出してもやはり、同様です。
いいものはいいのです。

これは何にでも当てはまると思います。
食べ物でも、他の何かでも。
いいのです、影響受けようが、それが悪だとも思わないし、
僕だってあると思います。
ただ、影響受けた後付け側の癖に然も以前から愛用して
いたかのような恰好を志に纏う輩が嫌いです。

例えると、急に人気が出たラーメン屋があったとします。
人気が出た途端、自分は昔からそこの常連だと気取る
人が、多く出没するような気がします。
そのような人は恥ずかしいと思うのです。

例えばニベア。
幼少の頃から乾燥肌が酷い僕は、常にニベアを身体中に
塗りたくっていました。
掌ではありません。
太腿や顔まで塗ります。
知らない人は多いと思いますが、乾燥肌は肌から粉吹くのです。
それが嫌で、ずっと塗ってきました。
でも、中学に上がって、それがハンドクリームだという
ことが分かると、でも、これは中学生だけではないのです。
形からしか入れない人間は8割と思います。

ハンドクリームなのに、顔に塗るのはおかしい、そう
周囲は馬鹿にするのです。
でも、気にしませんでした。
減量をすると、肌の水分も飛ぶので、最後はかさかさに
なります。
計量に臨む際、顔はかさかさに干からびて、唇も同様に
なります。
それは僕だけではありません。
ほぼ、全ての選手がそうです。
減量とはそういうものなのです。
客に見せる必要のない、見ることの出来ない、プロの
裏側です。
2kgオーバーしても未だのうのうと出来る感覚は理解
出来ないし、チャンスをあげるジムも団体も理解出来ません。
残念ながらあちらが痛いのでしょう。

その際、30年間、顔や身体にニベアを塗って臨んで
きました。
簡単です。
少しでも体調や減量の仕上がりをよく見せるためです。
後輩や、自分の選手にも勧めてきました。
「ハンドクリームでしょ?嫌ですよ」
そういう人が殆どです。
僕はニベアが如何に優れているか、使い心地で知っています。
でも、誰も理解してくれないのです。
そのうち、たかがハンドクリームのニベアが実は、化粧品
並みに優れた成分であることが分かると、急にありがたかる
人がいましたが、そういうのと同じです。

他の何かや衣類だけでなく、世間の簡単に影響を受けやすい
ことが嫌いなのではなく、然も知っていた振りを、自分だけは
分かっていた振りをされることが嫌いなのです。

反対に、人気のないものに対して自分が好んで使っている
もの等が馬鹿にされても全然平気です。
「キンカン」
好んでよく使っています。
幼少期は蚊に食われる度に、中学に上がってからは
筋肉痛になる度に、15歳でタイに行ってからは
暑さ対策に使ってきました。
 猛暑でも、塗ると涼しくなるので毎日のように塗って
涼んでいました。
1部屋扇風機1つの酷暑のタイでも、キンカン1つで
乗り切れました。
調子に乗って、塗りまくって寒くて眠れなくなった
こともあるほどです。
勿論、筋肉痛にも効きます。

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特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。