65戦目2002年7月14日 66戦目9月8日

興味がないという意味ではありません。


調べれば分かるのでしょうが、名前とか顔とか覚えていない
選手がいます。
悪意はありません。
僕のこともそう思っている選手だっているでしょうし、
そこは皆、同じではないでしょうか。

試合の記憶もありません。
激しい試合をして思い出せないのとは違います。
記憶が、その頃を消してしまったのだと思います。

「また?」

前戦、5月の相手と所属が同じだったからです。
たまたまでも2回は嫌なのに、3回目も同じでした。
前述した通り、悪意はありません。

ただ、意図的ではあったかなと思います。
そうでなかったとしたら、でも、他の意図が思い当たりません。

移籍させてくれた藤田理事長にも団体にも悪意はありません。
でも、もう面倒臭いというか、僕なんてどうでもよくなったのかなと
感じていました。

「メインをやらせろ」とか偉そうなことをいう気はありません
でした。
何となく試合を与えてればいいだろうくらいな扱いに思えて
しまいました。

全日本にいた時よりは大分ましでしたが、でも、嫌な立ち位置
でした。
何となくやっているだけで、何のために自分は頑張って来たのか、
どうしたいのかも見えなくなってきて、そして、この時にはもう、
次が見えませんでした。

「死にぞこない」にも記述しましたが、名良橋は応援に着て
くれました。



試合後、ホテルのカフェで止まらない鼻血を抑えながら、ティッシュは
次次と赤くなり、席の脇や後ろを過ぎる人の視線が疎ましく思え
ました。

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これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。