映画な話「極道めし」

３０年以上減量してきました。
食べるということが大好きです。
ええ、３度の飯より大好きです。

基本、１・２食です。
１日３食は、まずありません。
ほぼ、子供の頃からです。
朝食べると、身体が眠くなるではないですか。
子供の頃のそれは、朝練があったからと、学校内で
催すのが嫌だったというせいもあります。

「３食、食べることが健康によい。」
それが常識のようになってから、
「おれは昔から３食食べてるよ。」
便乗する８割は豪語するのです。
朝は食べない方が恰好いいみたいな風潮だった時には
食べていない風潮を身にまとっていた癖に。

世の中が不健康ブームの頃、身体に悪いことを承知で、
煙草を吸うことが恰好いいとされていた時代がありました。
「１箱千円でも吸うね、俺は。」
そう断言するまでのことが恰好いい筋書きだったのでしょう。
散散周りに迷惑をかけておいて、いざ禁煙がブームになったら
散散粋がっていた癖に喫煙者を迷惑ぶる視線を浴びせるのです。
そういう人間が身の回りに何人かいました。
勿論、マナーを守って吸っていた人もいるでしょうし、健康を気遣って
やめた人もいるでしょう。

吸いすぎも原因とされる癌に侵されて、記者会見で豪快に吸って
見せた俳優や落語家などのその模様を目にして、男の恰好良さを
自分までついでに恰好よく見せようとしていた癖にみっともないなと
思います。

彼らはどんな気持ちで吸って見せたのでしょう。
そんな安っぽい気持ちではないように思います。
勿論、死にたくはないけれど、でも、今更もう吸いませんやめました
っていえないから最後まで恰好つけを貫いたのだと僕は思っています。
本人ではないので違うかもしれませんが。
そんなことを想うのは自分だけだとは思いませんが、恰好いいなと
簡単にいうのは御幣が生じるかもしれません。
でも、貫いたのだなと思っています。
吸ったこともないし、旨いと思ったことがないのでその気持ちは
理解できないのですが。

炭水化物もいい例です。

炭水化物が太るといえば、
「おれは、昔から炭水化物は食べないから。」
そのブームの先駆者たる自分を周囲に見せしめたいのか、そう豪語する
方をよく見受けられました。
でも、摂らないのもよくないとなれば、
「みんなは摂らなかったけど、おれは食べていたから。」
そう口にするのです。

スポーツドリンクもそうです。
報道を鵜吞みにして身体のことをよく分かった振りをしたインストラクター
かぶれがよく口にしていました。
テレビが口にすれば何でも正しいと思い込む側の方です。
その分体重は増えてしまうし、その後の食事が出来なくなるから
僕は塩を持参でいつも走ってきました。

そういうことは、そのうちにどこかで記します。
その癖ダイエットを然も分かった風に語るのです。
適当なマニュアルを暗記しただけのそういう方はよくいると
思います。


減量してみれば分かります。
炭水化物は取らないと身体は動きません。
でも、取らないと落ちるのです。
だから、取り方は工夫するのです。
勿論、独学でですが、でも、試すのです。
自分で試しもしないで、他人の知識を鵜吞みにしてそれを
然も自分の知識かのようにするよりも、自分の身体でそれらを
試した方が説得力はあると思います。

汗のかき方、体重の増えにくい食べものや、その食べ方。
水分の摂り方、他、減量にまつわることなどなども。

世の中何かしらのブームで回っているから致し方ないとは
思いますが、でも、前述した便乗組はやはり朝食は食べない方が
よいという話になろうものなら、然も自分は以前から口にしていない
ぶる便乗組が増えるのでしょう。

三食食べた方がよいとはされていますが、三食食べたら太ります。
味噌汁がいい例です。
味噌汁も食べないと駄目だというようなことをテレビで報道すれば、
自分は味噌汁がないと駄目だという個性を周囲に見せびらかしたがる
人間が増えました。
足りない塩分を養うためのものだと解釈しています。
昔の食生活ではそうだったのでしょうが、今の食生活では塩分は控え
なければいけない程だと思います。

デビューしてから３０年間以上、朝食は普段から食べていません。
稀に口にしますが、少しで、それもたまに程度です。
体重が増えるし、落ちないからです。
水分、量、塩分摂り過ぎだと味噌汁に関しては思うからです。

覚えたてのどこかの記述をまるで自分の知識化のように、その
ダイエット方法を僕に諭す方も過去にお目にかかったことは数え切れ
ません。

この手のドラマや劇場作品は好きではありますが、原作を先に知ることは
非常に少なくはあります。