尻取り日記「ぶ」ブーム

世の中はブームで回ります。

昔から、そういう基準で物事を考える傾向側の人間です。
幾度も記しているそれらも、当然そうです。
先見の明があると思いませんが、予感が当たることも
よくあります。
そんなことは誰にでもあるのでしょうが、でも、
そういう見方をします。
ただ楽しいからです。

例えば面白いと思わない芸人がいたとします。
でも、やけに媒体で目に触れるのです。

先輩芸人に好かれているから出してもらえているだけだろう、
そんな斜めから見えない理由を考えてしまったりもします。
実際、そういうこともあるかもしれません。
でも、残る人も少なくありません。
それは、自分が気づくことが出来なかったと思い、反省します。

なので、普段からこの人のどこが、何が面白いのか考えるうに
して見るようにしています。
以前は少しも面白いと思わなかった芸人が、大分長い時を経て
面白いと感じるようになることもあるからです。
その時は自分の敗けと思うようにしています。
それでも継続して、結果笑わせてくれたその芸人の勝ちで、
素人の僕の敗けなのです。

俳優でもそうでしょう。
ただ人気があるから簡単に出やがって、そう思っていた人が
凄くいい演技を見せてくれると過去の自分の考えを否定して
脱帽します。
継続は力なり、そう思います。

前述も後述も所所、幾度か記述していますが続けます。
スポーツでもそうですし、飲食店でもそうです。
スポーツの場合というか、それだけではありませんが、成績云云
だけではなく、見せ方などを意識して観るよう心掛けています。
「魅せ方」
そう表記した方が正しいかもしれません。
プレー云云だけではなく、インタビューや所作も含めて。
あくまで自分もまだ勉強中です。

Jリーグが出来る前からと、出来た後の差を知ってる人ら
には分かりやすいと思います。

どうやってそれを作ったのか、丁度その頃高校生キックボクサー
で面白がられて一般紙から取材を受けるようになったので
格闘技ライターではなく、スポーツライターと話しました。

キックボクシングなんて、格闘技雑誌からのインタビューも
個人には来ない時代です。
だから、世に出るチャンスと同時に勉強する機会でした。

自分の考えが間違えていなかったことを実感したり、
もっと頑張ろうと思えたり、魅せ方を勉強したり。

行列が出来る飲食店が旨いとなれば、行列に喜んで参加して
「おれは昔からここに通ってるよ。」
にわかよりも上に立とうとする人間が出没します。
Jリーグが出来た時も、自分は昔からサッカーファンだと
豪語するにわかが数多く発生しました。

子供が与えられたおもちゃのように何も考えず食いつくような
それも多多あります。
ネットの掲示板が出来たら、便所の落書きを喜んで参加して、
顔を隠して掲示板に記すことが恰好悪いとなればやめる。
いい大人がそんな分別もつかないのです。

数年前、食べログの蒙古タンメン中本のコメント欄を見ました。
どれほど辛いのか知りたかったのです。
「噴火」
なる共通の隠語まで作って、それを誰もが用いて、
脱糞自慢大会が開催されていました。
時間や場所、回数まで記載しているのです。
考えれば分かりそうなものですが、分からないのです。

YouTubeでペペロンチーノの作り方を探したら、
誰も、「乳化」をコメント欄で連発して、然も料理人風なコメント
ばかりになっているのを見て、おかしくなりました。
それらはその語彙を使うブームと思っています。

「忖度」
電車内でよく耳にするそれと同様です。
これまで使ったことなどないであろう癖に、然も以前から使って
いたかのように吐くのを耳にするとおかしくなります。
その人にとっては上司がそうなのでしょう。

以前にも記しましたが、掲示板で誰かを叩くのがブームに
なったら、叩かれた当事者が亡くなって、そうなったら一斉に
同情し、どれも同じ人ではないのでしょう。
でも、ブームが過ぎればなかったことのように他のことに
関心が向くことが共通点です。

ラグビーもW杯でそうだったし、数年前の大学のアメフトも。
コロナ禍の最中に、ゴルフに行ったタレントや、飲み会を
やった未だアイドルの衣を着せられる中年のタレントもそう、
次は何だろう、よく考えます。

誰かの不倫や浮気だの当事者でもないし、ファンでもないのだから
過剰に参加しなくてもよいのです。

コーヒーが身体に悪いとなれば悪口を云って、いいとなれば
自分は悪いといわれていた頃から飲んでいたと、やめていた人間が
いうのです。
煙草もやはり身体にいいとか、やめるのは恰好悪いとなれば
吸うのでしょう。

煙草が大嫌いです。
臭いで、頭が痛くなるからです。
そんなことも、そんなものは吸えない人の勝手と散散嫌な思いを
我慢してきた側からすると、
「流されてやめるなよ」
そう思います。
自分を恰好よく見せるために一箱千円でも吸うと豪語していた
人は、少しの値上がりで簡単にやめるのです。

それが悪いとかの話ではありません。
流される恰好悪いなとは思いますが、でも、僕も全く含まれない
訳ではありません。
以前から知っていたという、そういう恰好つけはしませんが。

世の中はブームで回っています。
恰好いいとも思わない何某に皆、寄って集って身につけたり
行列に参加したり、可愛いとはいえないそれに女性らは
群がったりする現実をどなたも当事者側で身に覚えがある
はずです。

キックボクシングはどうなるのでしょう。
団体は倒産し、映像は債権者に取り押さえられ、僕らの時代は
忘れられ、消えていくだけなのだと思います。
キックボクシングはこんな競技だから、すぐに乗り換えたり
潰れたり、新しいそれにのうのうと切り替えたりする競技です。

knockoutももうすぐなくなるでしょう。
代表が山口何某になって、すぐにそれは感じていました。
才能を感じません。
テレビ局も離れて、なくなるのも近いと思います。

数年前、僕の選手の対戦相手が彼の所の選手で2kgオーバーしました。
終わったことですが、連絡をくれなかった彼の無能ぶりに未だ
腹が立ちます。
1週間前にはリミットまで落とせないことを分かっていたはずです。
計量当日で2kgということは、その頃には6kg以上オーバーして
いたはずだからです。

同じようなことがその前に僕のジムでもありました。
試合が決まっているのにジムにも来ないで、連絡も取れないのです。
相手選手の減量を早く止めてあげたい、そう思って3週間
前にキャンセルを申し出ました。
勿論、違約金は支払って、その日のうちに対戦相手の群馬県に
あるジムに謝罪に伺いました。
理由はどうあれ目標を奪ったのだから当然のことです。
バイトも休み、選手は誰も、生活費を削って試合に備えます。
新人のファイトマネーなんてバイトの給料の何分の1です。
だから、早く減量を止めてあげて、普通の生活に戻してあげよう
と思ったのです。

同じ事を求めてはいませんでしたが、彼はそれより大分下の人間でした。

「謝罪に伺います」

翌日だか、その夜だかにメッセージをもらいました。
タイ帰りだか誰かの迎えのついでだかに寄ろうとしたのでしょう。
わざわざ謝罪目的でくるのが当然ですが、ついでというところが
彼の残念なところです。
2kgもオーバーした選手がその前に来るのが普通だと思いますが、
もっといえば、所属ジム会長が頭を下げに来るのが普通と思います。
計量にも来ないし、連絡も来ませんでした。
でも、人として質が低いから仕方ありません。
山口何某は来ませんでした。
大方、ただ忘れて通り過ぎたのでしょう。

伺うと自分から連絡しておいて来れないのです。
勿論、そのことについての謝罪のメッセージも出来ないのです。
ジムの代表、団体のトップが、です。

その後、2kgオーバーしたその選手と、飯食いに行ったことを
Twitterで呟いているから手に負えません。
その月、2kgオーバーする選手を2人も輩出しています。
僕の選手の対戦相手はそこで練習はしていても、所属が違うというのなら
もう1人、ラウェイに出場する彼の所属選手が2kgオーバーしています。
いずれにしても2kgもオーバーさせる時点で指導者失格です。

彼の現役当時、同じジムの先輩のM戸Mさきの自宅に行ったという後日、
「あの人の部屋、僕の家のトイレくらいしかないんですよ。」
如何に自分の家が大きいという自慢と、先輩の部屋が狭いという
揶揄を兼ねてそんな自慢話を人を介して耳にしました。


そんなキックボクシング界です。
悪口ではありません。
現状です。


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特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。