映画な話 「南極料理人」

原作は知っていました。

「ざまぁみろ!」
最初の方のそれの発売2001年くらいに店で並ぶ時期が
被ったと記憶しています。
面白そうだなと思うだけに留まりました。
いつでも買える、そう思って時期を逃してしまいました。

この作品、何回も観ています。

想像通りの面白さです。

「ドームふじ基地」なんて初めて耳にする極地にあるそれです。
本当は「昭和基地」同様、耳にしたことくらいあるのだと
思いますが、関心の薄さがそうさせてしまいました。


その「ドームふじ基地」は、他の観測基地から遠く離れた
「陸の孤島」のうえ、富士山よりも高い標高3810mもあるそうです。
そして、年間平均気温はマイナス54度以下だそうで、
真冬の富士山の頂上を遥かに下回る気温が年中ということになります。

ペンギンやアザラシといった動物や、ウイルスさえ存在出来ない
といいます。
寒くても、風邪は引かないということですよね。
なら、寒過ぎてどうなるのかが気になります。

そんな極地で研究するいくつもの職種が集う基地に、料理人として
堺雅人が料理人、西村淳に扮してその主人公を努めます。
南極に単身赴任、凄いですね。
原作者、2度南極観測隊に参加して、越冬しているそうです。
1泊2日なら考えてもよいですが、そんな短期の旅行などあるはずもなく、
ましてや手に職もありません。

南極観測隊のストレス発散としてのキックボクシング教室などが
催される可能性があるとすれば行くかもしれないですが、でも、絶対に
ありません。
一度行ったら、時差や気温も勿論あるかもでしょうが、そんなことよりも
まず、急用があっても帰ることすら出来ないのです。
ツタヤでレンタルしていたら延長料金が大変です。
ツタヤのカードの期限が切れていますし、どの道、ネットも充実している
ので何年も借りていませんが。

作業の後、大人なら吞みに行くだろうし、遊びにも行くでしょう。
でも、そんなことも出来ません。
ならどうしてういるのだろう、そんな些細なことが気になります。
ましてや今のような時代でもありません。
所所で初めてと渡タイした時のことを思い出します。
やること何もないから、何度も読んだ漫画雑誌の読んでいないところを
探して読んだり、目次だけを暗記する程読み直したり。

大人が人数いれば、そうなることはお想像に容易い容易いですが、
「中国文化研究会」の旗を上に張り、その下の炬燵で麻雀をするのも
理解が出来ます。
麻雀は未だにルールが分からないのでやりたいとも思いませんが。

食べるということが大好きな僕にはど真ん中の作品です。
人がどういう時にどういうものが食べたくなるのかというだけで
白いご飯が食べれる気さえします。
このような極地での人の食べ物への関心というか執着というか
ある種、減量中の僕らににているかもしれません。

勿論、減量中などではないので、好きなものを口にすることが
出来るのでしょうが、でも、「あるもの」「作ることが出来るもの」
の2つに限ります。
水は目の前にあるのに飲めない、食べ物が目の前にあるのに食べる
ことが出来ない減量中のそんな感覚に所所なったりします。

多分、減量中の時同様に、普段求めもしないようなものが無性に食べたく
なるに違いありません。
普段飲みもしないドクターペッパーがどんな味だったか気になって
仕方なくなることがあります。
買ってしまえばいいし、飲んでしまえばいいのですが、出来ません。

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これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。