尻取り日記「し」

今まで幾度も想像はしてきました。

「想像の域を出ない。」

そんな何某かは、これまでうんざりする程体感して
きました。
痛みでも他の何某かであっても、そう。

「死ぬかと思った。」
分かりやすく例えると、幼児の口が吐くそれに近い
感覚です。
人間はそんな簡単には死なないのです。

ちょっと辛いくらいで、いきなり最上級の比喩を出す
のは語彙力のなさと経験のなさからくるものです。
それは何にでも当てはまります。


味覚がそうでしょう。
「感動する程旨い。」
そう賛辞を述べて、でも、それまでのハードルを上回る
何某かを味わえば意図も容易く最上位から降格させて、
新たなそれを称賛しまくるのです。


死についても、味覚についても嘘ではないのです。
その時味わったその感覚に大袈裟さが加わったとしても
決して嘘ではないのです。
生きていく過程で、誰しもそんな道を通るのです。

そして、現実にそれ過程を体感して、経験を繰り返して人は
成長していくのです。


初めて想像したのは小学1年生でした。
「死」ということくらいは分かってはいたつもりですが、
でも、夢を見ることも考えることも、今、目の前にあるものが
そのままあっても、そこに自分はいないという体感したことの
ない現実を想像するだけで怖くなり、涙が出ました。

幾度も幾度も想像し、でも、体感することはまだしていません。
遅かれ早かれ誰しも必ず経験するのです。

最後の瞬間は幾度も、そう、幾度も夢で見ている通りの
ものと思います。
それが分かるのは1度きりで、そして、理解したそれを
伝えることも出来ません。



「あぁ、やっぱりこうなるんだな。」

ここから先は

374字
特にお得なことはないかもですが、でも、僕が 思うこと、感じたことなどを日日綴ります。

100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。