45戦目1996年11月17日

キックボクシング生誕30周年記念興行だったと
思います。
試合前に記者会見が行われるといいます。
断りました。

対抗する団体MA日本キックボクシング連盟との
記者会見でした。
こちら側にメリットのない向こうにだけある対抗戦
そのものが嫌でした。
他競技のそれなんて、もっとそう思います。
喧嘩を買わなければ逃げた、みたいになる風潮が本当に
嫌でした。
「喧嘩を売ったもの勝ち」
そんなところでしょうか。
吹っ掛けた方が潔くて、相手にしなければとやかく
云われなくてはならないのが堪らなく嫌でした。
所属もないし練習場所もない自分はそれどころでは
なかったからです。

記者会見に出て、でも、それだけです。
彼に対しては思うことは何もありません。
敵意を抱いたこともありません。
対戦する訳でもない彼と、カメラに収まりました。
彼に対しては何もありません。
自分に対しての発言を目にも耳にもしたことが
なかったからです。
実際はあったのかもしれません。
でも、自分には気にする余裕すらありませんでした。


どちらでもいいのです。
今は知りません。
当時は相手のことなど何も知らなくても当たり前の
ことでしたし、でも、確認出来るのであれば、
右か左かくらいは知っておきたい、そんなところで
しょうか。

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これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。