映画な話「冷たい熱帯魚」

何故、この様な形になるのかなどと思ったこともありました。
後述します。



でんでん、好きです。

この方の演じる胡散臭さ、大好きです。
「ジャッジ」のようなそれが好きですが、でも、凄いな
と思います。
狂気じみたそれも凄いそれだからです。

極悪人が、怖いくらい合っています。
怖い人というのは、強面というか、いかつい目つきをしていれば
いいというのではなく、眼つきや会話の「間」だったりすると
思います。

この作品は知っていました。
でも、観ようとは思いませんでした。


なので、存在は知っていました。
でも、

「この素晴らしき世界。ＣOＬⅮ　ＦＩＳＨ」

ジャケットの写真にそう印刷されていて、違う作品と勘違い
していました。

人の不幸が好きな訳ではありません。
１９８０年代はそういうことを豪語して、それが恰好いいと履き違えた
若者が蔓延っていましたが、大嫌いでした。
笑えないことを笑い話にすることが多かったからです。


「一番忘れられない事件って何？」
僕がよく人に訊ねる質問で、食べ物以外ではそんなことを訊きます。
不謹慎に思われると嫌なので、殆ど記述はしませんが決して
人の不幸を楽しむそれではありません。

他にもありますが、ここでは割愛します。
僕のことをご存じでない方にも向けて記しています。
既にご存知の方はご容赦ください。

人見知りの僕は、いつも質問を用意しています。
会話の「間」に困った時のためです。
その会話の間が窮屈極まりないので、だからいくつか頭に携帯して
いる訳です。

「愛犬家連続殺人事件」
１９９３年から１９９４年に埼玉県熊谷市で実際に起こった事件です。
その手口や殺害方法など吐き気がするものでした。
フィクションなら分かるけど、そんな事実です。

この作品自体はフィクションです。
でも、このノンフィクションをモデルにしたそれです。
「犬」を「熱帯魚」にしただけとすら思ってしまう程です。

勿論、一語一句が正しいわけでもないでしょう。
でも、所所当時やその後の報道で知っているそれらを目にすると
吐き気がする程に思えてしまいます。

でんでんのそれが狂気にすら見えます。