尻取り日記「ち」チーズ

こういうことを記すと、今後、僕が人と話すということが
難しくなるような気もしましたが、これを読んでいる
僕にとっての身近な人はいないでしょうし、そうでないに
しても偉そうに語れる側の人間ではないので記します。

いつかまた、食べ物の話を記す際、重複してしまったら
気軽に素通りしてください。

僕らのような仕事は他人と話していて、重複しようものならすぐに
「パンチドランカー」と見下され、揶揄されます。
それが噂になり、人付き合いもままならなくなります。
だから、他人との会話は自分なりに気を使ってきました。
胸に手を当ててみてください。
頭のことですが。

「頭」に手を当てたら頭が痛いようになるので「胸」でよいです。
誰しもに、心当たりがあると思います。
「ど忘れ」、そんなものは日常茶飯事です。
でも、僕らはそれを許してもらえません。

いつからか、そんな無神経な所作や一言が重なって他人との
会話が怖くなります。
談笑していても、どこかでそんなことがあると、噂になって
返ってきます。
そういう些細な出来事は、人を信用しにくくなっていきます。

上手に思い出せないと、そう思われているのではないかという
焦りから、しどろもどろになり、そうすると余計に思い出せなくなり、
不躾な一瞥を含む苦笑いを見る羽目になります。
元元人付き合いは上手ではないので構いません。