48戦目 1998年3月22日
断ったこと、何度か。
でも、やらざるを得ませんでした。
知り合いと試合は出来ません。
前年9月の時もそうでした。
気持ちの切り替えが難しいのです。
知り合いとか、そんなことは関係ありません。
だから、やりたくないのです。
それは誰とでも、仮に仲良くはなかったとしても。
こいつを食って自分が、という立場になれないと中中
難しくあると思います。
そういう意味でいうと、前年の彼も対戦相手の彼も、
僕とは価値観が違うのかもしれませんが、でも、
彼はタイ人だから元元違う感覚だとは思います。
仲の良い人間と殴り合い、蹴り合いは出来ません。
もらっていない金額、数百万以上の金額はあるはずなのに、
僕は借金だらけでした。
提示されたファイトマネーは嘘で、差額は仲介者が持って
行きました。
その輩はのうのうと生きています。
酷い話です。
最初に僕に声がかかりました。
その後に、同じ階級の彼が喜んで尻尾を振っていきます。
K-1に出るように幾度も勧められました。
ヘビー級の次に、フェザー級を作るという話を聞きました。
その度に首を振りました。
「石井館長がお前に会いたがっている」
断りました。
「石井が連盟の未払金を全額払うといっている」
断りました。
その試合を50万しか用意出来ないというけれど、
金がないから受けました。
前払いで幾らかもらいました。
試合前、控室に石井館長を連れてきました。
会釈だけしました。
判定で敗けました。
「それでも石井は立嶋が欲しいといってるよ」
試合後、控え室にやってきて、いいました。
断りました。
ここから先は
キックボクサーな日常と、立嶋な日常
100戦してこれまでの減量や試合にまつわる客席からは 感じることのできないことなどを 綴れたらなと思います。 なんの参考にはならないけれ…
これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。