46戦目1997年1月31日

きっとこれが最後の大一番になるのだろうことは
感じ取っていました。
雰囲気というか空気というか、そんなものは感じていました。

目標としていたランカーとこれから試合だというのに、
どの道、僕には何もありませんでした。
やめたくはありません。
そのつもりもありません。
でも、この頃はどこで自分を納得させて身を引くかばかり
考えていました。

そういう意味ではこの試合が踏ん切りをつけるいいタイミング
だったかもしれません。
いい試合をして、よい結果を出せば劇的に何か少しでも
変わるかもしれない、そう思っていました。

試合を観に来たファンらが引き止めたくなるような、
そんな試合をしようと心に決めました。
出来るだけのことはやりました。

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550字

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これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。