映画な話「キャスト・アウェイ」

「もし、無人島に漂流したら、」

そんなことを幼少期から考えたのは横井庄一や小野田寛郎の
話をテレビで散散見たからでしょうか。
当時子供だった僕らの世代は、なので、みんなそうだと思って
います。
何でも時代のせいにするのは好きではありませんが、でも、
時を経て学ぶこともあります。

「人間、死ぬまでそうじゃないかな?」

30歳年の離れた父は20歳を迎えて50歳を迎えました。
20歳になって、幼少期や中学生の頃に思い描いた20歳には
追いついていない甚だしいので父に訊いたのです。

「父ちゃん、自分のこと大人って思う?」
その訊ねる理由を話した後に父は即答したのです。

「思わないよ。」
その言葉を最初に吐いてから。

あの時のその言葉があったから偉ぶらずこれたのだと思います。
偉そうにしていると感じた方は僕の未熟さがそう感じさせてしまった
のだと思います。
偉いと思ったことは一度もありませんし、したことも同様です。

年末、50歳を迎えてあの時の父の年齢に追いつきますが、
でも、僕はどう受け取られようと身の詰まった30年を
過ごしたと思っています。

「まだまだ。」
そう思うことが出来るのです。
余談が長引いてすいません。




トム・ハンクス主演の作品は、この作品が一番好きです。
偉そうに語れるほど彼の作品を網羅してはいません。
でも、観ていなくても一番好きだと云い切れると思います。


内容も結果も分かっている癖に、何度も観ては胸躍らせ、
落胆し、続きを気にして観るのです。



宅配便会社に勤める主人公の彼の乗った飛行機が嵐に巻き込まれ、
墜落します。
眼が覚めると、無人島に漂流されていました。


そんな妄想、誰も経験があると思います。 

そこで、無人島での漂流生活が始まります。

食料であったり、水であったり、減量中によく比較して
頭の中で遊びました。
減量中は目の前にあっても食べられないし、飲むことが出来ません。
無人島では、見つけることさえ出来れば、作ることさえ出来れば、
好きなだけ口にすることが出来ます。

答えなんていつも出ませんが、そうやって考えて計量までの日時や
残りの体重を逆算して、しなければならない日数や残りの㎏数を
数えます。

似たようなことを考えたりするのは、天秤にかけているの
でしょうか。
より辛い状況を現状と天秤にかけさせて、苦しい今を我慢させようと
しているのだと考えてきました。


電気もない、水もない。
灯りもない。
火を起こせない。
靴もない。

ならば裸足で歩くしかないのだけれど、でも、岩場で足の裏を
傷つけたりゴムボートで脱出しようとして波に打ち付けられたり
岩場に打ち付けたりするのです。
虫歯で苦痛する描写は、歯が弱い自分には想像に容易く
顔を顰めます。

数年漂流して、髪の毛や髭面はよいけれど、もう少し瘦せこけて
いたらこの作品をもっと好きになっていたと思います。

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映画やドラマなどを観た感想を 自分の視点で記します。

これがなんのことやらか、ようやく 理解しました。 どうもです。 頑張ってホームラン打とうと 思います。