尻取り日記「り」

６時に起きて、いや、起きたくて目覚めた訳ではあり
ません。

ええ、毎朝のことですが、喉に猫さんが乗ってやがって、
苦しくて目覚めたのです。

午前中、出なくてはならない用事があったので、構わない
のですが、タイミングというか方法というか、不完全燃焼と
でもいいましょうか、僕の望むそれではないそれで、どうも
すっきりしない感じです。

所用を済まし、昼飯をどうしようか考えました。
帰宅する時間は、あるにはあるのですが、でも、帰宅して
いたらゆっくり出来ない時間です。
なら、早目過ぎる時間ではありますが、でも、たまには
外でランチでもしようかなと歩きながら物色します。

入ったことのない、新しい店も増えていて、試しに
入ってみようかと幾度か思いとどまります。
「天麩羅、食べたら重そうだな。」
店側はサービスのつもりだろうけれど、海老でも
添えられたら目も当てられません。

楽しい食事で苦痛を味わいたくはありません。
脂濃くて凭れるのも嫌なので、他にします。
ラーメン、食べたいけど絶対に眠くなるのは分かっているし、
体重がどんと増えるのも分かっているので食べません。

食べないと決めたのに、頭の中は止まりません。
ええ、「家系」という呼称について、です。
出始めは「かけい」と呼称したはずです。
ええ「家系図」、そう音読するその通りです。

いつからか、オリジナルの呼称が出回って、それに
周囲が乗っかった感じです。
それが嫌で拒んでいます。

今更使いたくないという拒んだ側の見栄もありますが、
未だ納得していないので口にしません。

今に始まったことではありません。
勿論、拒む側なのにうっかりと使ってしまっている
ものはないか考えること、調べること度度あります。

うっかり吐いてしまった時には恥ずかしくなるし、
反省したりもします。
ちょっと思い浮かびませんが。

結局、ジム近くのインドカレーにしてしまった敗北感は、
コンビニで買って済ませるそれとドローです。