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これから子育てをする方へ、2022年版育児で楽をする方法


私は一歳半になる男の子の母(29)ですが、周りから"うまく手抜きをしている"と見られているようです。若いなりに色んな情報を仕入れ実践してきたことですが、手こずっている人とは考え方が根本的に違うと気がつきました。少しでも良い時間を過ごせる家族が増えれば良いなと思ったので、自分なりにポイントをまとめて記事にすることにしました。

親の幸せがまず第一

育児をしていると、子供か自分かのどちらかをとるか悩む場面が必ず出てきます。私は少しでもチャンスがあれば自分の幸せをまず選ぶと決めています。何故かと言うと、親の行動や感情そのものが子供の教育になるからです。どういうことかもう少し噛み砕くと、人間の子どもはそもそも、あらゆることを親の真似をする事で学ぶ生き物です。言葉、生活習慣、善悪の判断、親が自分で意識していないことさえ、子供は一緒にいる時よく観察しています。教育といえば手取り足取り子供に理屈を説明して一緒に教えてあげる姿を想像する人が多いかもしれませんが、大人でもハイクラスの学びとは師の技を目で見て盗むとよくいうと思います。これを模倣というのですが、とにかく子供は真似によって大人が想像している以上の技術吸収を可能にしています。だからこそ、模倣される対象である大人自身が幸福度の高い生き方をしていることは、真似している子供の生き方教育の質そのものを上げることになるのです。

預けができるときはどんどん預ける

もちろん安心できる相手を選ぶ事は大切ですが、子供が離乳する前からでも、私は預けが必要なときはどんどん託児を利用してきました。母親とのコミュニケーションがーとか、愛着がーとか言う人はいるかもしれないですが、子供の成長という点では無視しても全く問題がありません。おばあちゃんに育てられようが、養子に出して里親に育てられようが、人間の子供はちゃんと育ちます。一緒にいられる時間に親として愛情を注いであげればそれでいいのです。子供のメンタルの問題とは別に、親以外の人と交流させることは社会性を育てるという意味でも大切なことです。親とは全く意見が違う人は世の中にたくさんいます。そういう現実を知り、親と別に意見を持つことは子供の自立のためにも大切なことです。

スマホを好きなだけ使わせろ

幼児教育に詳しいふりをしている人ほどスマホの害悪を説きます。目が悪くなる、姿勢が悪くなるぐらいであればまだましなもので、暴力的になる、知的レベルが落ちるというような意見は偏った知識をもとにそれらしいことを言って権力を持ちたい人の意見です。まあ確かにちょっと中毒気味だから公園に行こうかぐらいの感覚があれば大丈夫です。
スマホを使うスキルがあることは、のちのち自分で知識や興味を広げる力がつきます。賢い子なら早い段階で字や数を学び始めるでしょうし、科学や社会情勢についての膨大な知識を得ることもできます。あの小さな機器に入ってる情報量が絵本何十冊何百冊以上のものだということは誰にでも想像できるでしょう。最低限の善悪を教える必要はあるかもしれませんが、ちょっと心配なぐらい遊ばせて置いても大丈夫です。むしろ賢く育ったという友人の話も聞きます。

子供に権利と責任、意思決定権をもたせろ

危ないことは大怪我や死亡事故に繋がらない程度にどんどんやらせます。転んで多少手をすりむくとか、熱いものを食べたり触ったりして軽い火傷をするとか、そういうことはかえって多少体験させたほうが安全なのです。もちろん一生治らない傷になるようなものは怒ってでも止める必要はありますが、痛い思いをする事で子供は避けることを学ぶようになります。自分で動けるようになって、色んなことに興味を持ちます。大抵のことは興味の向くままにやらせましょう。

褒めたり叱ったりしてコントロールしようとしない

報酬と罰で相手をコントロールする方法はパブロフの犬に代表される行動心理学の知見で多く学ぶことができますが、これらはコントロールする側が環境条件を完全にコントロールしていることが前提です。つまり、ちょっとでも環境が変わると教えたことができなくなってしまう可能性があるのです。さらに、こうしたコントロールを受けた子供は自分で意思決定する能力を奪われて大人になってしまいます。職業選択ができなくなり、奴隷のような生き方をしても疑問を持たない大人に育ってしまう可能性が高いです。この教育と真逆の教育がアドラー心理学で語られる褒めない、叱らない教育です。親の意思と子供の意思を分離し、子供がやりたいと思ったことはまず興味感情のままにやらせ、親は投資や補助に徹する。こうすることで自分で目標を立てて努力することや周囲の協力を得てチャレンジすることを学べます。子供に子供自身の課題を負担させることで親自身も楽になるのです。
抽象的でわかりにくいかったかもしれませんが、例えば自分の命は自分で守る、ということを子供自身にさせれば、子供が自分で命の危険が無いか考えて行動するようになり、親がいちいち口出しをしなくてすむようになります。親は子供が感知していない危険だけを察知して伝えれば良いだけなのです。子供の命は最終的子供のものであり、完全にコントロールすることはできないと考えると、子供がなぜ自分に権限が無いのかという持たなくて良い疑問を考えなくて済みますし、距離感をわきまえて親より先に子が亡くなることは悲しいと伝えることもできるようになるでしょう。

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