剣の王国×はめつのおうこく ネタバレ考察

Ayakaです。
comicoの剣連載が始まった頃からこの作品のファンです。

 もともと私は童話や神話が好きなのですが、comicoでこの作品が連載開始されてから一気にファンになりました。剣の王は、シンデレラやオズの魔法使いなど、これでもかというぐらい童話の要素が詰め込まれている作品です。一方で世界観の作り込みやオリジナルキャラクターたちの人間性にも非常に引き込まれます。剣の王国の主人公アルフレドは、最愛の人を権力に殺された復讐を目指して活躍するのですが、才能あふれ冷酷な面を見せる一方、要所要所で情深く優しくて、現実世界にいたら間違いなく私は惚れていると思います。

 さて、ファンの方はご存知ですが、剣の王国は大人の都合によりcomicoでの連載が打ち切りになります。どんな事情があったかはよくわかりません。それからしばらくして、剣の王国とは違うお話でありながらも連結した作品として登場したのがはめつのおうこくです。主人公、メインキャラ、主軸となる世界などがだいぶ変わっていますが、その構成はあえてかなり似通っていて、剣で登場したキャラクターと同じ姿名前のキャラクターが複数登場します。そして、最近は17話ぐらいまで進みましたが、ここで剣の王国の重要キャラクターが本人として登場し、話が繋がってくることになります。


さて、ここからネタバレと考察です。


 続きのお話が気になってしかたないほど16話で爆弾を投下してきたそのキャラクターは、剣の王国のヒロイン「ドロテーア」です。剣の王国では心優しい少女として故郷を発ち、王国に囚われ処刑寸前の父親の解放を求めてアルフレドと旅をしていたのですが、はめつのおうこくでは王国最大の黒幕、魔女狩りを推し進める国王を愛の魔法(SPELL)で操っていた冷酷な女王として登場してきたのです。剣の王国からのファンとしてはショックでしかない。一方で剣の王国時代のドロテーアも、実はそうなってしまう素養が示唆されてはいました。

 お人好しで自分が危険に晒されてでも目の前の人を助けるような少女だったドロテーアですが、剣の王国では女王、1番目の魔女と瓜二つの顔をしていることが終盤に明かされています。そして、女王と全く同じSPELLである「愛の魔法」をドロテーアも持つことが明かされていた気がします。(ちょっと記憶が曖昧)。ドロテーアは1番目の魔女の血縁か何かみたいなとっても大事な伏線が残されたまま剣は連載終了してしまっていたので、ちょうどここで前作の展開に追いついた(?)ことになりそうです。

 はめつのおうこくでは、物語冒頭からドロテーアがいたポジションにドロカという少女が登場していました。彼女も前作のドロテーアと同じく、自己犠牲的な心優しい少女です。

続きは後日更新します。。。
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