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2024/1/29~2/2の米国株投資の振り返り


2024/1/29~2/2の振り返り

GAFAM決算、FOMCなどのイベントがあった1週間でしたが、週を通してS&P500は1.38%上昇しました。

前週に史上最高値を更新したS&P500は週前半はGAFAM決算待ちで大きな動きはありませんでした。
1月30日引け後にMSFT、GOOGの決算が発表されました。いずれもEPS、売上高は予想を上回りましたが、GOOGの広告売上が予想を下回ったことから、決算発表後の株価下落につながりました。

その流れを受けて1月31日にS&P500は1.09%の下落を示しましたが、1月相場は年初来からプラスで終了し、アノマリー的には1年を通じたパフォーマンスも期待できる形になっています。

1月31日のFOMC会見でのパウエル議長の発言から早期利下げ期待が後退しましたが、それによる株価の大幅な下落はなく、政策金利が相場に与える影響は限定的になってきている状況と考えられました。引き続き強い米国経済をもとにソフトランディングの可能性が引き続き高まってきているようです。

2月1日にAAPL、AMZN、METAの決算発表が行われました。いずれもEPS、売上高は予想を上回りましたが、AAPLは中国市場での失速が嫌気され株価は下落しました。AMZNは強い利益成長率を示しました。
今回のGAFAM決算の中で最も注目されたのはMETAで、売上高成長率25%と再び高成長に復帰し、配当の開始も発表したことで、時間外で大幅な株価上昇を見せ、市場の雰囲気を一変させました。

これを受け、2月2日のS&P500は週末要因によって後半は上昇幅を縮小したものの、前日に引き続きさらに0.87%上昇し4958.61ポイントで引けました。

FOMCへの市場の反応の乏しさ、好決算を出した銘柄が積極的に買い進められる雰囲気から業績相場へ移行していると考えられます。

最後に年初来の各指数のリターンを確認しておきましょう。
グラフはNasdaq100(QQQ)、S&P500(VOO)、全米株式(VTI)および全世界株式(VT)の4つのETFについての年初来の株価推移になります。

年初来のQQQ,VOO,VTI,VTの株価推移

2023年末を100とした場合の2024年2月2日での各指数の値は:
①QQQ: 104.76
②VOO: 104.00
③VTI: 103.36
④VT: 101.55
となっています。やはり米国株市場(特にNasdaq)が強い環境で、全世界株式のパフォーマンスは劣後しています。

先週の運用成績

先週の運用成績
評価額 98,480,418円
前週比 +1,975,128円(+2.0%)
市場の動きを受けて+2.0%の上昇でした。

ポートフォリオ
米国株 100% (VTI 37%,QQQM 8%,個別株55%)
GAFAM決算を確認後に、GAFAMを中心とする銘柄が市場をけん引する展開になると予想し、残りのキャッシュはNASDAQ 100(QQQM)に投入しました。
(上記の通りこれまでのパフォーマンスはVOOでもあまり変わりません。単に久しぶりにQQQMを買ってみたかったというのもあります。)

今後の方針

GAFAMの決算発表を受けて、米国株市場の上昇傾向が鮮明になったことで、完全にフルインベストメントとしました。
現在の環境を考えるとVTI(全米株式)よりはVOO(SP500)の方がパフォーマンスは良いかとは思いますが、差はそれほど大きくはなく売却に伴う課税なども考慮して引き続きコア部分はVTIでホールドします。
*むしろ全世界株の劣後が明らかなので、米国株市場のウェイトを十分に上げておくことが重要だと考えます。

市場には高値警戒感もまだ残っていますが、ソフトランディングを背景として業績相場への移行を想定し、個別株の比率は55%と高めを維持します。
個別株にはNVDA、MSFTなどの生成AI関連銘柄を含んでおり、決算が良い限りはホールドを継続し、アップサイドを取りにいく方針です。

また信用取引枠については2-3月の調整局面での出動を想定していましたが、1995年のソフトランディングに伴う相場では調整待ちの戦略が十分に機能しないほどの上昇を示していることから、リスクを限定した額でVOOなどの指数に追加投資することを考えています。
ただ、油断は禁物なので2月の相場付きをしばらく観察しながら決めようと思います。

引き続きNISA枠ではVTIの投資信託を月30万円購入し、新規の資金投入はこちらにすべて当てています。

*実際の投資判断については自己責任でお願いします。

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