LoL実用小ネタ1


安全なWard破壊

Wardは通常攻撃でしか破壊できませんが、Wardへのダメージは1ダメージ固定(アンブラルグレイブを除く)なのでWardへの攻撃では一部のAAを強化する効果が消費されないようになっています。
その1つがラピッドファイアキャノン(RFC)などの「エネルギー充填攻撃」です。エネルギー充填攻撃が100スタックの状態でWardを通常攻撃しても、効果は発生せずスタックも100のままです。しかしRFCの効果である射程延長はWardを攻撃するときにも有効なので、延長された射程のままWardを3~4回殴って破壊することができます。これはRFCを使った事のあるプレイヤーなら皆知っているかと思います。
その応用でシーン系アイテムの「追撃」もWardへの攻撃では消費されません。これまではWardへの攻撃で効果が無駄にならないだけの意味しかありませんでしたが、最近のパッチでリッチベインには追撃が準備されている間のAS50%増加の効果が追加されています。本来の意図としては、ASを積まないメイジがスムーズに追撃を発動させる補助輪ということでしょうが、これはリッチを積んだ状態でスキルを使えばAS50%増加したままWardを割れるということでもあります。
特にTwisted FateはRFCとリッチを同時に積んでおかしくない、かなり珍しいChampです。次にTFを使う時はQを撃ってからWardを攻撃してみて下さい。

カモフラージュ看破範囲

LoLのステルスと呼ばれる効果には大別して2種類あります。
1つはインビジブルで、これはタワーの視界か極一部のスキル効果などでしか敵から見られることがなくなるという効果です。また、敵から方向指定スキルなどでダメージを受けたり、敵のオラクルレンズの効果範囲に入ってしまうと対象指定出来ない残像が敵に見られてしまいます。
もう1つはカモフラージュです。こちらは上の条件に加えて、敵のコントロールワードの視界に入ったり、一定範囲以内に敵Champが居る場合にも敵から見られてしまいます。この一定範囲というのが実はカモフラージュスキルの種類毎に異なっています。

FandomのLeague of Legends Wikiより引用

これらをカモフラージュ看破範囲としておきます。看破範囲は広ければ広いほど遠くの敵からでもバレてしまうということなので、狭い方が強く、広い方が弱い効果となっています。カモフラージュの敵を索敵する方法にオラクルレンズを挙げる人を見ることがあるのですが、基本的に意味がありません。特に左の4人は看破範囲が広く、オラクルレンズの効果範囲(600)以上となっているため、オラクルの範囲に入る前にChamp自身の視界で見えるからです。そして右の3人に関しても、SennaとViegoはスキルの仕様上、どこに居るのか自体は大体分かります。そしてTwitchはオラクルの効果範囲にまで入り込んで来ることは基本的にありません。
また、集団戦前にコントロールワードを足元に置くなどという対策も見られますが、足元ではなく左右か後ろに置きましょう。コントロールワードの視界は900しかないので、足元に置いてしまうとChamp自身の看破範囲と比較しても200~300程度の範囲の安全しか買えず、敵が見えても守りが間に合わないことが多々あります。チームメイトの守りが薄く、ADCやSupに飛びつけそうな方向の1歩奥に置いておきましょう。

オートアタックのON/OFF

LoLの設定の1つにオートアタックのON/OFFというものがあります。これは、ONにしておくと自Champを右クリックで移動させた後に自動で近くの敵ユニットを攻撃してくれるという機能です。これについて多くのベテランプレイヤーが「ONにするべき」、「OFFにするべき」と異なった意見を言うのを見かけると思います。これは何故なのか理解するために、それぞれのメリットについて解説します。

オートアタックON
・敵の視界(Wardなど)の有無が分かる
オートアタックは敵から見られていない状態では発動しないようになっています。わざわざ茂みなどに隠れているのに勝手に攻撃して見付かってしまうのはあまりにも不便ですからね。この仕様を理解すると、TopやBotの茂みに入って止まった時に自動で敵ミニオンを攻撃するかしないかでその茂みの中が敵に見られているかどうかが分かります。敵ミニオンを勝手に攻撃し始めたらWardなどで敵から見られているということですね。
・中立を狩る際のマインドリソース節約
Junglerは中立を狩る時に意識の殆どをミニマップに割くか画面自体をレーンに移してレーニングを観察しています。その際にオートアタックをONにしておけば、キャンプ内の中立を狩り終えるまでは自動で通常攻撃してくれます。OFFの場合は、大きい狼や鳥などを狩った後に棒立ちして小さい中立に攻撃してくれませんし、中立をKiteする際に移動と攻撃でクリックが2倍近く必要になってしまいます。ON/OFFの違いで、中立を狩りながらどれだけマップに意識を割けるかが大きく変わってきます。

オートアタックOFF
・操作ミスが減る
オートアタックをONにすると、LoLのプレイにかなり慣れていないと自分の意図していない通常攻撃が出る場面が必ず出てきます。デフォルトの設定で「S」キーを押すとオートアタックをせずに停止することが出来ますが、移動の度に攻撃をしたくなければSを押すとなると、操作数が増えてこれも結局ミスに繋がってしまいます。
・スネアを受けた際に攻撃しない
上の応用になります。スネアを受けると移動ができなくなりますが、通常攻撃は可能なままです。この時にオートアタックONになっていると届く範囲の近くの敵を勝手に通常攻撃してしまうのです。こうなってしまうとスネアが解けた瞬間に最速で移動することが難しく、追うにしても逃げるにしても余計な時間を使ってしまいます。
また、最悪の場合は敵タワーの攻撃範囲に入った状態でスネアを受けることです。意図せずに敵Champを殴ってアグロを引いたり、勝手に攻撃を続けてしまったせいで味方ミニオンが居なくなっても下がれずタワーの攻撃を受けるなんてこともあります。

あとがき

最新の知見、誤解されやすい既知のネタ、人によって意見の分かれるネタ、の3本について書いてみました。特にWard破壊の際のリッチベイン活用についてはまだまだ殆どのプレイヤーが気付いていないので、これを活かせれば1歩差をつけられるでしょう。
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