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わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!感想

こんにちわんだふる。大翔です。

わんだふるぷりきゅあの映画見てきました。
今回はゲームの中に入ってしまう大事件が発生。プリキュア達…………こむぎやユキが頑張ります。更に先輩のまほプリやひろプリのメンバーも登場して一緒に事件を解決してくれました。
(感想ネタバレありです)

わんだふるぷりきゅあは犬のこむぎが主人公のこれまでにないプリキュア作品として話題です。動物がメインの作品でゲームを舞台にしたストーリーというのは中々無い気がします。どんな風になるのかと思いましたが、ゲームという空間だからこそ今までにないキャラクター達の活躍や動かし方が出来て、本来動物が出来ない事を今作の映像ではやっているというのが逆に二つの要素がかみ合っているように感じました。


仕事終わりでも見れる映画館が結構あって良かったです。



ゲームの世界でこむぎ達が頑張る!

物語はたぬきの卵?ようなものが出てくる所から始まります。最初のワンダフルが探して歩いているシーンの雰囲気が好きです。
そのたぬきは分裂してポンタ、ポコタというたぬきのキャラクターになるのですが、その声優はお笑いコンビのジャルジャルさんが担当。
アフレコがすごい上手いかというと、そういう訳ではありませんがキャラクターにしっかり合っている雰囲気で演技の面であまり気にならなかったです。
彼らの所為でこむぎ達プリキュアメンバーと大福はゲームの中に入る事になってしまいます。皆が入り込んだゲームは「ドキドキ・タヌキングダム」人気ゲームで世界中の人と一緒に競って遊ぶ事の出来るゲームです。いろは達は勿論、ひろプリやまほプリ組達も遊んでいて共闘の導入が上手く出来てたと思います。

いろは(フレンディ)とまゆ(リリアン)を助ける為にこむぎとユキがゲームに挑戦。ダンスゲームやダンシング玉入れをやったりしました。ここでED曲を活用したりしたのも上手いですね。ダンシング玉入れの際に変身ボールでこむぎとユキがプリキュアに変身。初代オマージュで「2匹はプリキュア!」って名乗ってました。
ゲーム世界に入った時に映像が3DCGになるんですけどこれが動きも表情も豊かでかわいい。プリキュアの培ってきた技術力も感じました。
動物の姿で二足歩行しているのも特徴的でかわいかったです。

ゲーム対決の部分ではこむぎとユキが協力して頑張ります。最初は素っ気ない態度のユキがこむぎと協力して、チームワークを発揮する所もあり改めて2人の関係の変化も感じ取れました。

なんとかゲームを全てクリアしていろはとまゆの元へたどり着くこむぎとユキ。そこにゲームの主である「ムジナ」が現れます。声は三宅健太さん。様々な人気作品に出ている方ですね。ボスキャラらしい雰囲気と、どこか愛嬌のある様子が出ていてムジナのキャラがすぐに伝わってきました。

舞台挨拶が当たって丸の内TOEI行って来ました。こちらもとても良かったです。

喋る!立つ!声はイケボの大福さん


更にここで一緒にゲームの中に入ってしまった大福が登場。大福も立ってます。そして喋ります。声は中村悠一さん。最早誰もが知っている人気声優さんですね。
大福はこむぎを通してどういう風に話しているのかなど明らかになっていて、声優が誰になるのかというのは誰もが気になってたと思いますが、ここで中村さんとはビックリです。見た目がかわいいウサギなのにイケボで違和感が………普通はあるのかもですけど、大福に関しては全然なくて声優さんって凄いなと思いつつ、事前にこむぎが「大福はかっこいい」って言っていたのが印象にも影響を与えているのかなと思いました。
どうしてもいろは達を帰したくない様子のムジナ。そこにいろはが疑問を覚えるのも彼女らしいポイントが出てました。

そこで、ボータヌステージ………もといボーナスステージをムジナが始めます。タヌキの大軍団VSプリキュアで風船が割れたら負けのゲームが開始。圧倒的な不利な状況でどうなるかと思ったら………モフルンが登場!!
ここは面白かったですね。みんながゲーム画面内のわんプリメンバーのピンチを助けたい!でも中には入れない!って所でまほプリメンバーが魔法の力で助けにいこうとなるのが本当に便利だなぁ(笑)ってなりました。まほプリの客演での魅力や利点はこの魔法で色々出来る幅がある点だと改めて実感しました。
しかしまさかゲームの中に入れるとは…………モフルンのみとはいえ

タワレコカフェ、モフルン席でした。モフルングッズも色々出ました。


そしてモフルンだけでどうするんだろって思ってたんですけどまさか魔法でタヌキの風船全部割ってしまう大活躍をしました。まさかまさか、あそこであんな事をするとは、モフルンはいつだって奇跡を起こす。そしてかわいい。
客演キャラの中で1番の活躍だったかなと思いますし、なによりかわいい。なにをしてても、どこを見てもモフルンが可愛い。まほプリ本編も見てますけど改めてモフルンの魅力を感じました。

モフルン大活躍でゲームクリア。願いを叶えて帰れる………と思いきや、大福のつぶやきに反応してそれが叶ってしまう?全人類待望の大福人間ver.が登場かと思いましたが、何も姿は変わらずという…………ここでは
展開を知っていても知らなくても「ここじゃないのか」と思ってしまうけど「変わってねぇじゃねーか」のエコー付きの大福ボイスに子ども達の笑い声が聞こえたので、この展開で正解だったのでしょうね笑

大脱出の為に!ずっと一緒にいる為に!


このタイミングでこのゲームの開発者であるナツキという少女が登場。外で悟が接触しようと頑張っていたおかげです。さすが悟。
ナツキの作ったプログラムで脱出する事になるプリキュア達。キービジュアルやPVの時点では怪しい雰囲気があったし、劇中でもメェメェが疑ってたナツキですが、普通にいい人でした。疑ってすまない。メェメェも謝って
脱出しようとするプリキュアをムジナやタヌキ軍団が追いかける。ムジナは巨大になるし緊迫のシーンになっていました。唯一プリキュアでない大福がフレンディに抱きかかえられていたのが可愛かったです。かわいいし、かっこいい大福。本当にいいキャラです。あざとい

タヌキに囲まれて大ピンチのプリキュア。窮地の場面でヘルプ!キラリンアニマル!発動。
キツネの力でタヌキに姿を変えて事態を切り抜けます。キラリンアニマルの力を使ってくれるのも良かったし、変身の対象がプリキュアだけだから大福が囲まれてカモフラージュされてたのもちょっと面白かったです。

脱出の為の鍵「タヌキー」を手に入れ帰れると思いきやポンタとポコタに邪魔されてしまいます。
鍵を取り戻そうとするワンダフルは作っていないゲームの空間「バグのエリア」に入り込んでしまいます。いろはの匂いもわからない場所でこむぎは必死に走り戻ってこようとします。
そんなこむぎにムジナはここで何も変わらずにずっと一緒にいればいいと語りかけますが、こむぎはそれを否定する。もっと一緒に話したり、お散歩したり、学校行ったり、ケンカして仲直りして、もっと大好きになりたい。一緒にいろんな事をして、一緒におばあちゃんになりたいと

一連のこむぎのシーンは個人的に一番この映画の中で好きで、見る度に泣いてしまいます。
必死にがんばるこむぎの姿と、これまでのこむぎといろはの色々な思い出が流れる中でOP曲も流れて……これまでもこれからも、いろはと一緒にいたい想いがすごく伝わってきました。

これまで何気なく聴いていたOPの歌詞の言葉と想いが必死に走るこむぎとリンクして、この為の曲なんじゃないかと思えました。

わんプリが始まる頃から動物と人の寿命の差を取り扱うかもしれないと言っていた人がいました。現実の問題としていろはとこむぎが成長する、老いていくスピードは違うし、一緒におばあちゃんになるのは難しい話です。でも、そうだとしてもこむぎはいろはとずっと一緒に歳を重ねたいしずっと側にいたい。ただそれだけでいいのかもしれません。実際の寿命とか関係なく、今過ごせる日々を大切にこれからも……………それが一番大切な事なんだと思いました。

タワレコでプリキュアライブの展示もやってました。

戻ってきても終わりじゃない!!?ナツキとムジナの過去


ワンダフルが鍵を取り戻してようやく現実に戻る。このタイミングで何故か大福が人形態に
どことなく幼くかわいい雰囲気がありつつも頼もしい顔つきと佇まいなのが正に大福って感じでした。現実で顔を合わせて会話が出来て悟も嬉しそうでした。

喜びも束の間、ムジナも現実にやってくる。姿を狐?の様に変えて走り出すムジナ。彼はナツキの元へ向かっていた。
ナツキは昔、タヌキ……「たぬちゃん」と仲良くなって毎日会って楽しく過ごしていた。だが、一緒に遊んでいた公園が工事されて彼女達は会えなくなってしまう。
その寂しさから作ったタヌキのキャラクターがムジナの正体。一緒に遊べる世界としてタヌキングダムを作って、その世界はどんどん広がっていった。その裏でナツキの中の悲しさや後悔を受けて作られたムジナの思いも膨らんで暴走して今に至ってしまったのだと推測されてました。

ゲームのキャラクターが感情を得るのか?ムジナとたぬちゃんは別の存在でムジナの言動がたぬちゃんとリンクしているとは限らない。そう思いはするものの、自分の作ったデータ、分身が意思を持って感情を暴走させるというのも1つありがちなストーリーではあるのであまり気にならないと感じました。今更プリキュアにリアリティを問うのもまぁ、ちょっとアレだし

今こそ、先輩達の出番です!!


ムジナは暴走し、気がつけば横浜に
謎のオーラを発生させて、それがわんプリメンバーを襲う!大ピンチのタイミングにヒーローの出番です!と言わんばかりに現れる「ひろがるスカイプリキュア」そして「魔法つかいプリキュア」とさっき振りのモフルンも登場。
わんプリメンバーの道を作る為に謎オーラを払い戦います。


挿入歌「大好きのキズナ」が石井あみ&北川理恵という客演プリキュアのOPアーティストタッグなので流れるなら助けにくるタイミングかなと思ってましたが、正にでした。
わんプリは敵と戦わないプリキュアなので普通に戦う2チームがどう関わっていくのかずっと気になってましたが、実体の無い相手を倒す為に来てくれるとは………まずはウィングとバタフライがそれぞれの技を合わせて突っ込んでいくのですが、ここの時点で既に鳥肌でした。
最強コンビの新しいコンビネーション、ありがとう。
更にスカイ、プリズムとミラクル、マジカルの共闘!からの同時浄化技!!
いやね、オタクならね、誰でもね妄想しましたよ。ソラましとみらリコの共演は
本当にやりやがるとは………最高すぎる笑
アップドラフトシャイニングとダイヤモンドエターナルの同時もさ、やって欲しかったけどオタクの妄想でしかなくなるからやらない気がしてた。やってくれた。ありがとうありがとう。

そしてフェリーチェ&マジェスティのコンビも熱い。追加戦士で赤ちゃんから成長したのもそうだし、物語の中で重要な鍵となる存在でもあり似たもの同士の2人。更に付け加えると去年の映画でも共に行動していた2人なのでこうやって背中を合わせて戦うシーンを見れて良かったです。

コラボカフェ ちゅばしゃ


念願?の大変身



先輩達の助太刀もありまっすぐムジナを追うわんプリ。しかし中々追いつけない。
そんな中、ムジナの進行方向に犬と少年が!
またもや大ピンチの中、追いついた大福と悟がまさかの変身!まさかのまさかの展開でした。悟、大福コンビの変身はずっと望まれていましたが実現するとは
悟が変身するようになるのかどうかの話はずっと注目されていて、各々色々な考えを持っているなと思ってました。自分は無理に変身させなくとも良いだろうという考えでいました。そりゃ好きな人はそうなって欲しいとは思うでしょうけど、誰も彼も変身させるのも違うし、悟は今のポジションだからこその魅力や独自性があると思うので、そこを崩してまでプリキュア……もといそれに近い変身をするならそれだけの展開を見てくれないと首を縦には振れない。そんな感じでした。

実際に変身しての感想としては思った以上に悟も大福もキマッているなと感じました。見た目の良さはかなり高い。眼鏡外した悟、顔が良い。
ただ、出番の少なさと変身の唐突感はいただけない。変身バンクを作れとは言わないがどんな風に変身したのかもう少し分かりやすいのが見たかったし、もう少しアクションのシーンが見たかった。申し訳ないが物のついでで変身した印象が強い。アニメ本編で活躍する線もまだ可能性はあるので、そっちで彼等の活躍に期待したいです。


そして決着へ

ラスト、遂にナツキの元に辿り着くムジナ。もしかしてゲームの世界に連れて行くのでは?…………と思ったが、暴走した彼も限界に近くなっていた。
苦しむムジナを助ける為に力を合わせるプリキュア達。特別なダイヤハートキーが登場し、スペシャル技の「プレミアキズナシャワー」でムジナを浄化。事件は解決となりますが、ムジナ………たぬちゃんのデータは消滅してしまう事に

ここもだけど、現実のたぬちゃんとゲームのたぬちゃん(ムジナ)が混同した感じになっているのはややこしさがあったし、ナツキの思い出が現実のたぬちゃんとだけしか無いのも少し切ない。ムジナはナツキにとって寂しさや後悔を紛らす存在でしか……本物のたぬちゃんの代わりでしかなかったのかと
現実では通じ合っていた1人と1匹。動物との絆がメインの作品でやることかどうかという感じですけど、作った者と作られた者としての絆も描いて欲しかったです。

そこからEDへ
ナツキとプリキュア達がアニマルタウンで遊ぶイラストが描かれました。ここのイラストが全部可愛くてグッズとかで出して欲しいです。

小さきものたち……が一同にしてるシーンも本当に好きです(笑)かわいいのです。
ラストはどこか見た事のあるタヌキ達が3匹現れて終了。偶然か、運命か、なんにせよ何か救いのようなものを感じるラストで良かったなと思いました。


2週目特典 犬組


まとめ


「わんだふるぷりきゅあ」は人と動物が心を通わせる、お互いが大好きだという思いを大事にした作品で、映画もそこをメインとして描いています。
動物と人の間には色々な壁のようなものがあると思います。その一つが言葉の壁。こっちが好きだとしても向こうがそうだという確証はない。もし叶うなら自分の飼っている、一緒にいてくれる動物と会話をしてみたい。そう多くの人が思うのでしょう。それを叶えた今回の悟と大福のコンビだった訳です。人間になった大福と話せて嬉しそうにしている悟を見て、本当にそれが夢だったんだろうなと思いました。

でも現実では絶対に有り得ない事で、想いが伝わっているのか、届いているのか不安になったり一方的だと思うこともある筈です。
それに対してわんプリは、こむぎ達は「ちゃんと届いているよ」と言ってくれる。ずっと一緒にいたいと言ってくれる。なんとも暖かいなと思います。それは人と動物だけでなく、会話の出来る人同士でも、ぬいぐるみ相手だって、大切だと伝えれば通じるし分かり合える事は絶対にある。そういう想いを伝える事の大切さを教えてくれる映画で、大好きだという気持ちの大事さを教えてくれる映画だと思いました。去年のFとはまた違う感じで大人も子供もそれぞれの楽しみ方が出来る映画だと思うので是非まだの方は見てみて欲しいです。


最後まで読んでくれてありがとうございます。今回はこの辺で、また


プリキュアの楽曲を歌う石井あみさんのミニライブとお渡し会に行ってきました。ライブ楽しかったし、お渡し会もしっかりお話出来て嬉しかったです。なにより可愛かった………やばいぜ


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