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舞台アサルトリリィ 御台場女学校編 「The Battle to Overcome」 感想

大翔です。
舞台 アサルトリリィ 御台場女学校3弾見てきたので感想を微ネタバレ有りぐらいでやっていきます。
よろしくです。


今回のメイン……肝となる部分はアサルトオタクは大体ご存知であろう「船田予備隊」の存在

御台場のレギオン「ロネスネス」「ヘオロットセインツ」に在籍している2年生メンバーで構成されていた中等部時代に作られていた仮のレギオン

そのまま作られていれば初代アールヴヘイムに匹敵する最強レギオンになったと言われていたにも関わらず、その隊は解散してしまった。

そこに大きく関わる事件、それぞれの葛藤、乗り越えていくべき過去と向き合い、明日を築く

そんな少女達のお話がしっかりと描かれていて
とても面白かったです。

船田予備隊を語る上で必要不可欠な存在
御台場を離れ神庭女子藝術高校で戦うリリィ「今叶星」と「宮川高嶺」も登場する事は告知当時、自分含めて結構衝撃が走った人は多いと思います。



舞台とほぼ同じタイミングでスマホゲーム「アサルトリリィ Last Bullet」にてグランエプレ新章が公開され、グランエプレが再編されるという中で叶星と高嶺が御台場時代の、船田予備隊に対して抱えている思いや「呪い」をしっかりと描いているので、合わせて見ると更に舞台が面白くなると思います。

それぞれ単体でも面白いけど……2人が当時の因縁の敵「グンタイアリ」出現の報を聞き御台場へ向かうシーンがあるし、やっぱり見た上で舞台も見て欲しい


様々な媒体で別々の話を展開している事を活かしてこういう連動をさせるのはアサルトリリィならではで、とてもワクワクしますねぇ

2人を演じるのは舞台アサルトリリィのルドビコ女学院シリーズ等で活躍している事でも皆さんご存知の梅原サエリさん(今叶星役)と中村裕香里さん(宮川高嶺役)




アサルトリリィに深い理解がある2人だからこそどんな風に叶星と高嶺を演じて表現するのか、とっても楽しみでした。

アサルトリリィは御台場もルド女も舞台の中でキャラクターを構成していったキャラクターが殆ど
一柳隊もアニメやゲームでも活躍していますが、最初に登場したのは舞台作品だったので、キャラクターの芯が作られたのはここかなと思ってます。

そんな中この2人は殆どの活躍がゲームの中、そこで作られていったキャラクターです。
(叶星は舞台に1回出たけど)

2年という月日の中で声優さんを中心に作り上げて来たキャラを別の人が演じる。
他の2.5次元作品などならよくある話だけど、アサルトリリィだと珍しい事例なのかなと思い
(一柳隊、ヘルヴォルは舞台でも声優さんが演じている訳だし)
ワクワクしながらの観劇となりました(ルド女でのキャラのイメージが強い為、別のリリィを演じた時に見られる違いも含めて)

そこの感想としては………めっちゃたかなほ〜〜〜でした笑

いや、もう、最高じゃないかと
パーフェクトなたかなほだろうと言って過言じゃないよ。本当に

こうなる。なった

雰囲気や動き、戦い方がしっかり2人そのものだし
声音もゲームでの2人の様子を再現していて、叶星と高嶺らしさが違和感など全くなしに伝わってきました。
(会話の雰囲気も、あのシーンとかあんなシーンとか、フィニッシュとか……もう堪らんわよ)
なにより、CHARM捌き……殺陣がすげぇ
かっこよくて、美しい

戦うシーンが多い御台場だからこそ、その場面での2人の戦闘での活躍が映えていて……本当に良かった。

中には声優さん達に演じて欲しいと思っていた人もいるかもしれないが、武のガーデンで培われ数多の戦いを乗り越えてきた2人を細かな戦いの仕草含めて、動きを持って表現するのならば
これまでリリィとなり舞台に立ち、戦いに身を投じてきた彼女達が適任だったと個人的には考えています。

そこの考えは人それぞれだし、強要する事は出来ませんがアサルトリリィが好きだというのなら是非1度見てみて欲しいとも思う。



長々とたかなほの事を書きましたが、御台場の舞台なので当然御台場のリリィ達も最高の活躍をそれぞれ魅せてくれています。

特に船田予備隊の元メンバーの中等部時代の活躍や現在の葛藤、乗り越えて手に入れた強さなど
見所満載でした。

純も隊長として予備隊時代の事を引きづっている部分とか、それぞれが船田予備隊を通して心残りがあったり当時のアレコレを経たからこその今があると認識しつつ、前を向いて因縁に立ち向かっていくのはこれまでの積み重ねを感じて良いなって思った所の一つです。


中等部時代、船田予備隊最後の戦いとされるシーンをかなりハッキリと描いているんですけど、ちゃんと皆が現在よりも幼さや未熟さのある雰囲気の芝居となっていて役者さんすごいなぁ~~ってなる。わかりきってるけども改めて
一瞬でそこが過去の回想だって分りますからね。

御台場時代だから叶星、高嶺も制服が御台場仕様になってるのも注目ポイント。あのしっくりときてる着こなし、正に御台場のリリィであった何よりの証拠だろうと(そうかなぁ)

高嶺が負傷した事で神庭へ向かう事にした2人の意思を受け止め送り出す純のシーン。この辺りには彼女達の中にある深い信頼、繋がりを感じました。

ラスバレでのストーリーでも今回の舞台でも2人と同じ戦場に立つとなった際に純や御台場の面々は一切迷いなく彼女達に背中を預けている。
司令塔として戦いを制してきた叶星。そんな彼女と高い連携を見せながらトップ下という船田姉妹とも密に連携を取っていくポジションで力を発揮してきた高嶺。

彼女達に対する想い、という所が丁寧にこれまで通して描かれて来たのかと感じました。


ラスバレ去年のメインストーリーも踏まえると
色々と考えが広がる


船田予備隊解散の原因の一つが元のフォーメーションに拘り、今いるメンバーの強みを活かせず負担を強いた事なんですけど

ラスバレのストーリーを見て分かる通り叶星達もその拘りを今でも持っているんですよね

グランエプレのフォーメーションは
船田予備隊の物をベースに作られている


ラスバレのメインストーリーで
叶星と椛が少しぎこちなかった理由もなんとなく判明しましたね


個人的に、叶星と純って人としての根っこの部分が結構似ているのかなって感じる所があって(フォーメーションへの強いこだわりもその一つ)
だからこその信頼できる関係でもあるのかなって思いました。


大きな見所としては船田予備隊なんですけど、他の1年生リリィや雪様もしっかりと活躍を描いているんですよね。
薺と央の過去のエピソードや桂が御台場迎撃戦の時に椛と出会った時の話だったりとか………過去と向き合う先輩達を見ているからこそ改めて自分達も振り返り、前へ進む覚悟を決める。
そういう部分もあって、本当に見所が多すぎた。
本当に2時間?ってレベルで詰まりに詰まった内容

御台場のヒロインさんこと司馬燈の話もしっかりと展開されてました。
全体的に御台場女学校の舞台は御台場を実験に使うゲヘナサイドの暗躍に立ち向かう話なんで、強化リリィとしてゲヘナとの因縁も強い彼女が謎とか真相の部分に触れる所が多くて、彼女の心情も丁寧に描写されいますね。特に因縁もある稲葉檀先生と対峙しているシーンは必見です。



檀先生、前回もでしたが今回も正に怪演と言っていい圧倒的存在感でした。
彼女の目的…………真意のようなものも垣間見えて、なんというか敵ではあるのかもしれないけど、悪と称するのは違う
歪んだ正義というのが正しいのかなと思いました。「人類を救う」という目的は変わらないでも…………その為に選び取る道があまりに人の道を外れすぎている。
そんな人として外れすぎてしまった事を伺える言動は衝撃度があまりに高くて見入ってしまいました。

次回以降、燈やゲヘナ周りの更なる掘り下げもあるのか期待が高まる所です。

あとは当然アクションシーンもすっごく最高

それぞれの特徴的な戦い方、綺麗なCHARM捌き、ノインヴェルトのパス回し
舞台アサルトの醍醐味をより御台場らしく強く、それぞれが魅せていてかっこいいです。
今回は正面の舞台だけでなく両脇に花道があるのですけど、そこの使い方が本当にお見事です(何目線?)

客席挟んで両脇でパス回しをしたりして、使える場所は全部使ってリリィが動いて魔法球が飛び回っていて見る所いっぱいで目が足りない事で定評のあるアサルト舞台でも特に見る所いっぱいの光景が広がっているので、本当目が沢山欲しい(笑)
何度も色んな視点で見る度にきっと発見がある。そういう所が魅力だって改めて感じました。

個人的、紫のほぼ無音の中での銃撃シーンが息を吞むというか………動きもすごいし緊迫感も高くて圧倒されました。その前の梢が結構大暴れしていてそこのギャップからでもそう感じるのかなって



あとは今回初めて登場した梓のユニークチャーム「マルテ」
ラスバレに登場する灯莉が持っているものと同型ですね。
まさかこれを舞台で振り回しているリリィを見れるとは
正直、アクションとかに向いて無いだろうし難しいとは思ってたんですけどまさかまさかの
しかも、当然しっかり使いこなしている。本当にすごい

それぞれ形もギミックも違う中で魅せ方が毎回かっこよく、美しく進化してるから見ていて楽しい

個人的に好きなCHARMは治のカラドボルグ
見た目もだけど、ギミックがロマンたっぷりでかっこいいし、それを振るう治の姿も素敵でした。




他にも色々、沢山、見所いっぱいです。本当に良いシーンばかりで語り尽くせない
(あさちゃん可愛い、蛍は今回も動きがコミカルな部分いっぱい笑、因も変わらずパワフル、ゆずきいも……あるぞ?)


キリがないんだ。全部見所です。

ライブショーも、皆とても素敵でした。
レギオン曲のパフォーマンスでヨートゥンシュベルトを使うの本当に良かったです。
御台場リリィが皆持ってて、それぞれデザインが違うしかっこいいんで舞台本編で使って欲しいなって思ってましたけど……こういうカタチで実現してくれてもう、本当に感謝ですよ


あと個人的に好きなGimme Loveを御台場メンバーで歌うのを聴けたのが最高過ぎた……
歌も強いけど……歌ってるメンバーも強い
あまりにも強い………強すぎるんですよ(これが御台場)

CD買って毎日聴いてます。さいこう…………さいこう


思うままに、まとまりが無いように書き連ねてしまいましたが本当に今回も最高の舞台でした。

アサルトの舞台は去年のルド女振りで半年ぶりぐらいですけど、やっぱりここでしか得られない感動と興奮はあるよなぁって改めて思いました。

今回は明確に他の媒体で展開されている物(ラスバレ)と繋がっている事もあるし、アサルトリリィやラスバレは知ってる、プレイしてるけど舞台はまだ………という方にも是非見て欲しい。





2.5次元系の舞台を食わず嫌いしてるオタク、まだまだ結構いる気がするし、自分もアサルト以前は全然見てなかったんですけど
本当にここでしか得られない熱量はすっごいんです!
アニメとかゲームとか収録ではない生で繰り広げられる芝居に籠められているパワーに心が揺さぶられるんです!
観ないのなんて勿体ない!本当の本当に!

何より、次のラスバレ新章のグランエプレ後編はこの舞台を経た叶星と高嶺が出る筈です。
観ずとも分ると思いますけど、観たら絶対彼女達への理解が深まって更に楽しめると思います。

過去作を見ていなくても盛り上がれるポイント、いっぱいあります。
キャラクターの魅力は舞台を見てれば瞬く間に分かります。惹かれます。


船田姉妹、御台場のリリィに少しでも興味のある。なにより叶星、高嶺、グランエプレへの思い入れ
アサルトリリィが好きだなってちょっとでも思ってくれるなら損はしません。必ず

都合が合わなくとも配信でも見れるので是非
お値段高いやつは期間も長いのでお得にいっぱい見返せます。


懸命に戦って、生きて、想いを重ねる。そんなリリィ達の物語を自分の目で見て、肌で感じ取る事の出来る機会を作ってくれる製作スタッフの皆様

この舞台の為に毎日必死に戦い抜いて、最高の物語を魅せてくれるキャストの皆さん

沢山の、この舞台の為にがんばってくれた皆様に改めて感謝です。

今年も沢山、アサルトリリィの舞台が観れる事、成功する事を心から願っています。

それでは、この辺で
拙い文章でしたが、最後まで見てくださってありがとうございました。









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