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夢は霊感の足跡

夢をよく見る人の特徴ってなんだろう?

実際は殆どの人は毎晩のように夢を見ているらしい
けれど、朝起きた時にはその夢の内容を
忘れてしまっていて思い出すこともない

では、何故覚えている人と
覚えてない人がいるのだろう?

一つの説に良く夢を見て覚えている人は
霊感が強いという話も昔からよくある

しかし実際にそれは話的にあるだけで
霊感が強いかどうかは定かではない

実際、僕は良く夢を見るし
その夢の内容を覚えていることも多い

ただ、少し思い出してみると
より夢を多く見ていたのは
小さい頃、20代辺りの時の方が
良く夢を見ていたような気もする

実際、僕は小さい頃に
不思議だと思えるような
出来事に何度かあったこともある

その話を幾つか思い出してみようと思う

小学校の頃、僕は宿泊学習で
山の中にお泊りに来ている
飯ごう炊爨(すいさん)したり
夜には肝試しなどをして
あっという間に一日が終わっちゃった

朝起きた時、僕は叫んでいた
部屋の中のカーテンがどす黒いような
真っ赤な色に変わっている
友達も気づいていて息を呑んだ
その後、僕たちは怖くなって
大騒ぎをしながら外に逃げ出したんだ

勿論、大人達(先生)は誰も信じてくれなかった

中学校の頃、僕はいつもの様に夜更かし
時計を見たら2時を過ぎてる
今日はいつもより眠くないな

何故か急に外に気配を感じる
外に繋がっている方の扉から
ドンドンドンと物凄い音を出しながら
誰かが扉を叩いている

どういうこと?
いくら何でもあり得ない
こんな時間に、しかも物凄い叩き方をしてる

僕の部屋の扉は2枚ある
部屋の扉を開けてその先に小さい倉庫があって
その次に直接外と出入りできる扉が一枚ある

音は外の扉から聞こえている
ドンドンドン
あまりの恐怖に息が荒くなってる
確認してみるか
嫌、とてもじゃないけど無理だ

僕は怖くなって
布団の中にもぐりこんだ

早く消えて
いなくなって
扉を叩かないで

恐怖に震えながら
いつの間にか眠っていた

だけど本当に恐怖したのは
朝、起きた時だった
昨日の出来事を忘れるはずもなく
扉を確認しに行ったんだ
扉の上半分は透明のガラス張り

遠目で見ても分かる
無数の真っ赤な手形があたり一面に
広がっていた

高校生に頃、俺は原付に乗っていた
いつもの様に友達とウロウロしてる

左折しながら上り坂に差し掛かる場所
良く走っている場所で
ふと小さい女の子が目に入った
只、その時は何も感じなかった

その後、友達とご飯を食べている時に
急にさっきの小さい女の子を思い出した
何気にその時の話を友達にしてみた

さっきあの道の先にいた女の子なんだけど
ちょっと変わってなかった?

誰も気づいていなかった
不思議に感じ少し思い出そうとしていた
異変に気付いた

何処か古めかしい
赤い着物を着て手毬をついていた
それだけなら、まだ良かった

小さいのだ
遠くから見たから小さいのだと
思っていたが違う

小さすぎる
あの大きさだと普通だったら
赤い着物を着て手毬をついているなど
見えるはずがない
距離が合っていない
掌の上に乗る位の大きさだった

こればかりは、もう確認もしようがない
只、この時は恐怖は全くと言っていいほど
感じてはいなかった


今になって後から思い出してみると
こういった出来事は全部
夢だったのではないだろうかと
感じる時もある

夢が記憶として残すものは
霊感がもたらす足跡なのかもしれない


イラストはIkkeiさんからお借りしています

https://note.com/masakazu



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