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094.叔母

実父には妹がいる。私達姉妹からみて叔母である。
馴れ初め等知る由もないが、色眼鏡にパンチみたいな髪型の男性と結婚した。夫婦二人暮らし、二人ともタバコをよく吸う印象があり、ほとんど交流はなかった。

その夫婦は借金を重ねており、父がどう絡んだかは不明だか、父が単身赴任中の母しかいない実家に取り立て屋の様な人が来て、大変だった時期がある。
ただ、私はリアルタイムでそのことはまったく知らずにおり、事態が落ち着いた頃に知った。知ると言っても、経緯やどの様に決着をつけたのかは知らず、母が恐い思いをしたこと位しか知らない。

数年前に、叔母の配偶者が亡くなり、両親が葬儀に出たことを最近知った。
そばにいる妹は、「行かんでいい💢」と言ったらしいが、参列したらしい。

その叔母もおそらく75歳くらい。同じ市の公団に一人暮らし。配偶者生存中に破産宣告をしたはずなので、生活保護を受けているのではないかと推察するが、父も知らないと言い張る。

その父が先日の入院中に、見舞いにきた母に「妹を空いてる二階に住まわせようと思う」と言ったらしい。
もちろん、母は無理と答えたらしい。

それを聴いた我々姉妹は、
「ありえない。心配なら、父が叔母のところで二人で住めばいい。」で意見が一致。

あまりに父を攻めた意見は、母には刺激が強いのか、あまり悪く言わないで、という。

義実家で色々あり過ぎたけど、ラスボスは実家に潜んでる気がして、気分が晴れない。
つづく

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