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【試合後のコメント】モウリーニョ監督「勝ち点3に大きな意味がある」

・ローマ3-0サンプドリア
Event (asroma.com)

この試合で特筆すべきは4バックへの回帰だろう。今シーズン、公式戦39試合すべて3バックで戦っている(非ポゼッション時4バック、5バックへの可変はしている)。しかし、この前節退場したイバニェスが2試合出場停止に加えて、マンチーニが累積警告でプレーできないという状況から、モウリーニョ監督はこの難しいパズルを4バックにすることで解決しようと考えたのだ。
これにより、ローマは攻撃性のポゼッションで時計の針を進める選択をする。そのためにこれまで攻撃のスーパーサブとして起用することの多かったエルシャーラウィをスターターに置いた。そのエルシャーラウィが最後の最後に崩しからの得点を決めて、ケーキの上に苺を乗せたとあれば、この采配があらゆる面で機能した試合だと言っても良い。だがモウリーニョ監督は異なる考えを持っているようだ。試合後のインタビューをご紹介しよう。

試合内容には満足しましたか?

モウリーニョ監督「ああ。ただ、前半11対11の際に自分たちが試合をコントロールして、チャンスを作っていたのにもかかわらず0-0で折り返したのは悔しいね。彼らが退場者を出した後、明らかにプレーが困難になって私たちは先制できた。なのにその後10~15分後、私たちはさらなる追加点を狙う野心もクオリティも持たず、一人少ないサンプドリアに攻撃を許したんだ。その後ソルバッケンを入れて、ディバラがボックス内に入ることでポゼッションを高めることができた。結果2つのゴールを決めたが、まあそれに大した意味はない。だが勝ち点3には大きな意味がある」

ワイナルドゥムが大活躍しました。

モウリーニョ監督「遅かれ早かれこのパフォーマンスを見せると感じていた。それよりも今夜私が満足したのはジョレンテが自分の出場を信じてしっかり準備して、スモーリングとうまくプレーしたことだ。4バックでプレーをしないのでこれは簡単ではなかったが、彼らが代表招集されなかったことで、この2週間しっかり準備ができたんだ。監督としても彼はとても良いパフォーマンスでは満足したよ」

4バックは今後の採用しますか?

モウリーニョ監督「対戦相手や起用可能な選手によって異なるな。監督として考えたいのは常に最高の選手をピッチで使いたいということだ。当初チェリクを3バックで起用するという意見もあったが、私は熟考した。「チェリク?センターバックの経験はあるのか?その決断は正しいのか?」その結果、他の方法を選択した。ジェレンテは他のディフェンダーよりもボールを引き出し、キープする方法を熟知しており、最終ラインからのビルドアップに多くの選択肢を与えてくれる。個人を評価するのは好きではないが、ジョレンテはボールを持てば常にライン間でフリーの選手を探していた。好感が持てたよ」

フリードキンズとの話し合いはいつおこないますか?まだ機が熟していないのでしょうか?

モウリーニョ監督「ローマは彼らのクラブだ!好きな時に来ようと思ったらいつでも自由に観に来ればいい。彼らのクラブで彼らのために働いているのだからコメントする必要はない。オリンピコに来てくれるのは嬉しいし、今夜を楽しんでくれたのであればなおさらだ。私も彼らのために嬉しいよ」

ではシーズン終了後、もしくはそれより早くお互い話し合い事はあるのでしょうか?

モウリーニョ監督「何について話し合うんだ?次の試合についてか?だったら来週話をするだろうね」

<了>

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