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なぜ僕はシンガポールで医学生になったのか

みなさんこんにちは、シンガポールで医学生をしているalanといいます。

何を思ったのか、自分のシンガポール医学生生活についてnoteを書くことにしました。

シンガポールといえば、ビルの上に船が乗っかってるMarina Bay Sandsが有名だったり、最近だと劇場版コナンの舞台になったことでも話題ですね!

日本人が海外で医学を志すとなれば、ハンガリーを始めとする東欧諸国、アメリカ国籍または永住権を有してないとほぼ入るのが不可能だと言われているアメリカのメディカルスクールなどが一般ですが、なぜ自分は今シンガポールにいるのか。

シンガポールの医学部を出た日本人は多分片手で数えるぐらいしかいません(シンガポールに住んで2年、日本人医師は沢山いますが、シンガポールの医学部を出た日本人医師はまだ一人にしか会ったことありません)。

自分は現在、4年制のメディカルスクールの3年生として、日々勉学に励んで(?)います。

シンガポールの医学部について

シンガポールは、東京23区ほど(関西人向け:淡路島ほど)の面積の小さな常夏の島で、約560万人が住んでいます。シンガポールには現在、3つの医学部があります。

シンガポールの医学部について最もユニークなのは、入学条件が異なる2種類の医学部があることです。

一つは、高校から直接入学する医学部(日本と同じ方式、ただし6年制ではなく5年制)と、

もう一つは、最低でも学士を有していないと入れない、大学院のような(アメリカ・カナダ式、4年制)医学部があることです。

自分は現在、アメリカ・カナダ式の4年制の医学部に通っています。

入学までの経緯

前述の通り、僕は今シンガポールのとある医学部の3年生です。

2017年7月に来星して早くも2年が経ちました。

入学までの経緯をざっとまとめると:

大学在学時に医を志そうと決意した僕は、2016年にアメリカの大学を卒業後主に3つの選択肢がありました。

と、上記の表のようにメリットとデメリットを考慮した結果、日本からも近くて、入るハードルが(僕にとっては)比較的低いシンガポール一本に絞って受験しました。

上記以外の理由の一つに、訳ありで中国語が喋れたことも大きいです。華人の人口が約76%を占めるシンガポールでは、中国語がしゃべれるということは大きなアドバンテージになります。特にシニア世代では、中国語しか話せない方々も多いからです。(シンガポールは英語が公用語の国際都市としてのイメージが強いですが、中国語もまだかなり根付いています。)

まとめ

僕がシンガポールの医学部に進学した理由

1. アメリカの医学部は外国籍だとかなり入りづらいのでチキって出願すらしなかったが、

2. かといって日本の医学部に進むとしてもそれなりのハードルがあったため、

3. 英語カリキュラムでなおかつ、英連邦にも通用する学位が取れるシンガポールにした

4. といっても、シンガポールの医学部を出た日本人は恐らく僕を含めて片手で数えるほどしかいないので =自分がレアポケモンという意味ではまんざらでもない

わけでした。

次回

今通っている医学部のカリキュラムがかなり面白いので、カリキュラムの紹介も兼ねて色々と医学教育論(?)について書いていければと思います。

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