あのカフェ

ふだん行かない町にちょっと用事があって出向いて、待ち合わせまで40分くらいあったので、すこし歩いてみようと思った。

駅前にはパン屋さんに広めのイートインスペースがあったのだけど、区切られた狭い方が喫煙席かなと思いきや、逆で、禁煙スペースとなっていてびっくり。
イートインスペース全体として喫煙可で完全分煙でもなく、区切られた禁煙コーナー。今どきめずらしいと思った。パン屋を兼ねてるから子供も入るのになあ。まあそのせいなのか利用者は2組くらい。平日の朝は喫煙するひとたちで賑わうのだろうか。なんか昭和な感じ。とても驚いて、結局利用せずにお店を出た。

あとはちょっと寂れた感じのする居酒屋と、マクドナルド、スーパーマーケットの上にチェーンのステーキ屋さんとイタリアン。しかなくて、遅いお昼を食べる人たちでどこもいっぱいそう。

ぶらぶらして駅からすこし行くと、大きなインテリアショップがあった。
入口にはクリスマスアイテムがいっぱい。そうかハロウィンが終わったら季節はクリスマスに向けてまっしぐらだ。
雑貨だけではなく、ベッドなど大きな家具も置いてあるみたい。これは時間がつぶせそう。

一階で食器やらリネン類やらを見て、二階に上がったら、まああ。カフェがあるじゃないの。
リビングソファーが並ぶフロアの真ん中に、ガラスと観葉植物で区切られたスペース。
テーブルや椅子、ソファーもさすがインテリアショップ内のカフェだけあって、しっかりしてデザイン的にも素敵なものが使われている。
各テーブルの配置も近すぎず、ゆったりとして、家具を見て歩き疲れた足を休めるにはうってつけ。
こんなのがリビングにあったらいいわねあなた！やっぱりさっきの買って帰りましょうよ。と奥さまの心も動かしそう。
家具のPRも兼ねていて、一石二鳥なのかもしれない。

飲食店に目が利くわけではないけど、でも都会から電車で1時間ほどの、駅前はどちらかといえば寂しい感じのベッドタウンで、ううむ。ここは穴場かもしれない。
コーヒーを飲んで、20分ほどだったけど、ゆっくりできてよかった。

写真を撮るのを忘れちゃった。
次にあの町に行ったときには、あのカフェがあることを忘れないでおこう。