見出し画像

【中学生でも分かるニュース解説!2023/7/25(火)】「国際社会に対する挑戦だ」日米韓が電話協議 北朝鮮ミサイル発射

今日のニュース

アスパラガスtのニュース解説。
今日は、『「国際社会に対する挑戦だ」日米韓が電話協議 北朝鮮ミサイル発射』

のニュースを解説します。

今日の復習教材


地理・・・領土、領海、領空
     排他的経済推移(EEZ)
歴史・・・朝鮮戦争

<地理の復習>

さて、みなさんは
「日本ってどこからどこまで?」
と聞かれて答えることは出来るでしょうか?
そこでポイントになるのが、
領土・領海・領空の考え方です。
島国の日本にとっては、特に「領海」の考え方が重要になってきます。

領土・・・その国の陸地の部分(多くは隣国との話し合いで決定されます)
     日本は島国なので、この部分はどの”島”までが日本のものかとい
     う議論になります。北方領土、竹島、尖閣諸島等の領土の課題が
     残っています。

領海・・・領土の海岸線から12海里までがその国の海だと国際法で決められ
     ています。日本の場合は島国なので、それぞれの島の海岸線から
     12海里が日本の海と言い切れる海となっています。

領空・・・領土と領海の上空部分がその国の空と言えます。

排他的経済水域(EEZ)
  ・・・地球全体の7割は海です。使われない海ばかりではもったいない
     ですよね。そこで、国際的な話し合いが行われ、自分の国の領海
     ではないけど、自分の国が優先的に使用しても良い範囲が決めら
     れました。これが排他的経済水域(EEZ)です。この範囲は、領土の
     海岸線から200海里までとなっています。日本最南端の島である
     沖ノ鳥島の護岸工事などはこの排他的経済水域を守るためにして
     いるということですね。


<歴史の復習>

ここからは、歴史の視点を大まかに復習します。
北朝鮮がどのように誕生した国(地域)なのかというと、
冷戦の影響で「朝鮮戦争」が開始されたことがきっかけです。
冷戦とは、資本主義国と社会主義国の静かな対立のことをさしますが、決して静かだったわけではありません。
世界中でその影響が出ます。
特に、日本、韓国、北朝鮮を含めた東アジア地域は、この冷戦の影響を大きく受けて、激動の時代を迎えることになります。

資本主義国のリーダーであるアメリカと社会主義国のリーダーであるソ連は、東アジアに位置する日本と朝鮮半島がどちらの体制をとるのかで睨み合いになります。朝鮮半島内でも、それぞれの考え方も持つリーダーが現れ、内乱状態になっていきます。

戦後の日本を占領していたGHQのリーダーはアメリカでした。アメリカは日本の独立を促し、独立後はアメリカが日本を支えていくことを約束します。つまり、日本を資本主義諸国に組み入れたということです。東アジアの1つの国を資本主義諸国に組み入れることに成功したのです。
(サンフランシスコ平和条約と日米安全保障条約ですが、このあたりの詳しい復習は今回は割愛しますね)

この動きに対抗するためにソ連や中国は、日本の隣接する朝鮮半島を社会主義諸国として迎え入れる動きをします。東アジア地域を資本主義諸国に独占されたくなかったんですね。
ですが、アメリカも引きません。ソ連や中国の動きに対して朝鮮半島にアメリカの軍隊を送ります。

このようにして、朝鮮戦争が勃発。
この朝鮮戦争は1950年から始まり、1953年に休戦協定が結ばれて現在に至ります。
つまり、朝鮮半島はまだ冷戦が終わっていない状況なんですね。

北朝鮮のミサイル発射を地理的背景、歴史的背景を含めて考えてみる

<地理的背景から考えてみると>

ミサイルが発射された時に、必ず「日本のEEZ外に落下したものとみられる」などの文面が入りますよね。
これは日本が優先的に使用して良い海かどうかと言うことになります。
つまり、日本のEEZ内に落ちるということは、
日本人が漁業をしているかもしれません。
日本の国が何か調査をしている可能性もあります。
つまり、かなり危険であることが想定されますよね。
EEZ内かEEZ外かはその国にとって大きな違いになるんです。

<歴史的背景から考えてみると>

朝鮮半島はまだ冷戦が終わっていません。
休戦協定が結ばれたままなんですね。
これをどう終わらせるか、
これは世界中の国々が積極的に考えていかなくてはいけない問題
ですよね。
だって、冷戦の影響を大きく受けて、朝鮮半島は未だに冷戦状態のままなわけですから。
朝鮮半島で起こっている私たちに関係のない問題にしてはいけません。
特に、隣国である私たち日本人は個人個人がしっかりと向き合っていかなくてはいけないと思っています。
そうすることで、時間はかかるかもしれませんが、絶対により良い解決方法が見いだせてくるはずです。

まとめ

ミサイルの発射は絶対に容認できることではありません。
北朝鮮の行動は絶対に許されることではないのです。

私たち日本は隣国の位置しています。決して人事ではありません。
だからこそ、地理的背景であったり、歴史的背景を含めてしっかりと考えてほしいとアスパラガスtは感じています。

みなさんは、その基礎を社会科授業で学んでいます。

地理・・・領土、領海、領空
     排他的経済推移(EEZ)
歴史・・・朝鮮戦争

みんなが学んでいることは、現実の社会とつながっています。





     

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?