31歳女、マッチングアプリで会った男性Iさん
長い文章で、丁寧に返してくれるIさん。
メッセージのやり取り
Bさんとの3回目の約束も決まっていたため、お断りしようかな…と思っていたところでBさんに振られてしまったため、持ち駒ゼロの私はIさんとの出会いに望みを託す。
時々メッセージでの距離の詰め方が怖かったものの、その後のやり取りは丁寧で、いい人そうだし、お会いしてみたくなっていた。
当初、なぜか会う場所に私の家の方角の土地を指定してくれたが、私の家からも離れていたし、お相手からしたらとんでもなく遠い立地だった。わざわざそんなに遠くに来てもらうのも申し訳ないと伝えてお相手も都合の良さそうな立地を指定した。基本は主要な駅での待ち合わせが多いのに、ぼんやりと私の住んでいる方向で指定してくれるとは、真面目な人だなと思った。
場所が決まると、よさそうなお店をすぐに2軒ほどピックアップしてくれたので、手慣れているな、とも思った。
待ち合わせ場所と時間もすぐに指定してくれる。Bさんとは違って、リードしてくれるタイプ。
当日までも、丁寧にたくさんメッセージをくれたので、とても誠実で真面目な方だなぁと感じながら、実際に会ったらどんな方なのかと少しずつ楽しみになっていた。
お会いする当日、私の仕事終わりが早かったので、先に現地に到着し、Iさんの到着を待つ。
前回同様、服装の写真を送る。お相手からも服装の写真が送られてくる。
待ち合わせ場所に到着したとメッセージをして待っていると、すぐにIさんも「到着しました!」とメッセージをくれた。
しかし、Iさんがあらわれる気配がない。しばらく経っても連絡がなく、そのままだったため
(ああ、今度こそ、私の顔を見て好みではないと思って去ってしまったのか)
と思った。
しかししばらくすると、Iさんから「待ち合わせ場所、ここで合ってますか?」と、自分がいたところとは全く別の場所が送られてきた。
お互いに全然違う場所にいることに気がつき、とりあえず通話することにした。
ふっとうつったテレビ電話からお相手の顔が一瞬見えたが、その時点ですでに(イメージとだいぶ違うぞ…!)と思った。ただ、自分自身も顔出しをしていないので人のことは言えない。
そして、通話や写真を駆使してなんとか合流できた私たちは、お店に向かうことにした。
対面したIさん、プロフィール写真はインドアな眼鏡男子だったが、実際はガタイがよく、日焼けしたイケイケ男子だった。これ、すごいギャップではないか?
お店につくまでも他愛もない話をしたが、なんとなく会話のテンポが合わず、出会って早々に無言の時間ができてしまう。お互いに一生懸命話を振るのだが、なかなか噛み合わないというか、広がらない。
素敵な方で、とても良い人なのはわかったし、真面目で女性をリードしてくれる方だと思った。
でも、根本的に何かが違う、と既に思っていた。
Iさんは、私が初めて会う女性であること、他にやり取りをしている方がいないと教えてくれたが、話をしている中で、お互いに恋愛話はせず「友だちと行った」「友だちと」を強調するだけにとどまっていたと思う。
もうそろそろ時間かな、と時計を見るとまだ1時間しか経過していなくて驚いてしまった。
さすがに1時間で帰るのも申し訳なく、お互いになんとなくの話を振り合いながら、2時間で解散することになった。
男気があるタイプの方だったので、お金を出してくれようとするが、自分は割り勘を指定していることを伝えて割り勘で店を出た。
帰りもなんとなくで話題を振り合い、改札につき「ではここで、またぜひ」と伝えたものの、お互いに(2度目はないだろう)という雰囲気だった。
会話のテンポがいまいち噛み合わないこと、そもそもの共通点が少なすぎることが原因だったと思う。一つの話題でなかなか一緒に盛り上がることができず、お互いに新規の質問を繰り返す時間が多かった。
また、お相手は男気がありリードしたいタイプであるのに対し、私は自分でできることは自分でしたいタイプであったため、そこもなんとなく合わなかったように思う。
Bさんに振られた傷が癒えず、このまま婚活ゾンビになりそうです。
持ち駒ゼロのため一旦休止。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?