地域の清掃活動(´;ω;｀)861文字

先月、廻ってきた回覧板に
「清掃活動のご案内　５月２６日（日）８:００から」
と書いてあった。
毎年開催される「自治会の掃除」の時期が今年もやって来たのだ。
私の住んでいる場所は、６０年ほど前に住宅地として開拓された地域。
私はそこに中古住宅を購入しリフォームして住んでいる。
なので、近所には7０代から８０代ぐらいのご夫婦が多い。子育て期を一緒に過ごし、それなり付き合いのある方々なのだ。
別に、私たち家族は浮いているわけでもない。それなりに近所付き合いはある（ニコニコご挨拶、ちょっと話をする程度）
印象はそんなに悪くないと思う。多分。
しかし、私はこの「地域のみんなで一斉に掃除するぞ」と言うのが苦手。
なんたって私はコミュ症。
ちなみにこの「コミュ症」って言葉が世の中に認知されてとてもうれしい。集団行動が苦手な自分にぴったり。

参加したくない私は毎年参加できない理由を妄想する。
「土曜日から実家に帰るので」とか「早朝から用事があるので」とか。
班長さんに伝えて、掃除はサボってしまえっ。って考える。
しかし、結局のところ毎年参加する。
班長さんに伝えるのも面倒だし、特に用事もないのに出かけるのも面倒。
もくもくと草抜きすればいいのだし、一時間の我慢だし。ね・・・。
ちなみに旦那は土日仕事なので毎年参加しない。うらやまし限りである。

当日、私はフル装備で掃除に参加。
いつもの嘘くさい笑顔で挨拶しながら黙々と草抜きする。
側溝掃除もあるのでグレーチングも率先して持ち上げる。
だってさ、みんな自分より年上だし。
突然「うわっ！ムカデ」と近くに居た人が叫んだ。
溝から大きなムカデが出てきたのだ！
もそもそと草むらに向かって逃げるムカデ。
「ああ。どうしよう。デカいわー。さされたら痛いよな。」と心の中でおもっていたのに。
とっさに、”ガンガンガンッ”と殺っちゃた(・▽・)
自分の持っていた草抜き用のカマで。
みんなが見てる前でなんのためらいも無く殺生をしてしまった事を
後悔しなから清掃活動を終えた。

あぁ、来年こそ。掃除のときにのっぴきならない用事が入りますように。