vol.3 SETA COLOR(せたカラー)とアソマナボ
6.反省会
もう、無理だね。
プレゼン審査後、
あぁくるとは思わなかったな~。
大澤さん、
え。
って、声、でてましたよね。
あそこの回答、無理やり感、あったよね。
あれ、あぁ答えておけばよかったなぁ。
後悔の言葉しかでてこない。
もう、いいよ!切り替えよう!
自分たちのやってることを振り返れたこと、
自分たちのポジションの確認ができたこと、
自分たちが何をしたいか見えたこと、
このチャレンジは、いいこともたくさんあったよ!
これをやった意味があるよ!
ポジティブに無理やり締めて、反省会終了。
それぞれの帰路に。
お店でも吞んだけど、家でも呑んだ。
いつもより多めに呑んだ....。
そう。
完全に私たちは諦めていた。
そして、落ち込んでいました。
7.運命の電話
「世田谷区の宮城と申しますが…」
翌日、、
電話がかかってきました。
え。
採択、不採択って、直接、世田谷区さんから電話がかかってくるの!!??
以前、別の補助金に申請したことはあったのですが、今までなかったパターンにドキドキしていました。
「ちょっとお伺いしたいことがあって、、」
プレゼンでわたしたちが語ったことは、本当にやりたいことなのか。
という内容。
わたしたちのやっていることや想いは変わらなかったけれど、プレゼンでは、正直、わたしたちが心からやりたいこととは、少し違う方向を強く出してプレゼンした。
本当にやりたいことは、こどもたちに、
「面白いオトナとの出会い」
「カラフルな居場所」
を創る。
これに集中した事業がやりたかった。
でも、それではわかりにくく、
事業として成り立たせるのは難しい気がした。
初めてのプレゼンにびびって、こうしたほうが、いいんじゃないか?
通りやすいんじゃないか?
そういう弱気を少しいれ、わかりやすい方向に寄せたプレゼンをした。
「この方向が本当にやりたいことですか?」
まるで、心の奥を見透かされているかのようで、、
どっちが正解?もう、不正解でもいいや!
本当の気持ちを言おう。
「本当はこどものこういうことだけ、これだけやりたいんです!」
そう言うと、、、
「点数的には達していたのですが、ご一緒させていただくには、こちらの方向でやらせていただかったんです。これからの世田谷区にも大切なことだと思うので。ご一緒できそうです。よろしくおねがいします。」
こんなことあるの?
こんな親身に、丁寧に寄り添ってくれるの?
わたしたちの想いをわかってくれるの?
やった!!!!!!!
世田谷区の宮城さんからの電話を切って、
玉置さんにすぐ報告の電話をした。
「え、え、ほんとですか!!!!
え、え、大澤さん!よかった~」
玉置さんは、とても喜んでくれた。
よかったよね。
ありがとうね。
がんばろうね。
「大澤さん!!!わたし、、、、、
涙が止まらないんですけど、、、、。」
え!
泣いてんの!?
vol.4につづく...
(SETA COLOR 採択までの道完結編!!)
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