学力を上げるのに必要な時間(勉強が苦手な子編)

最低3か月

こんにちは。阿蘇塾の内山です。
今回からは学力を向上させていくのにどのくらいの期間が必要なのか書いていきたいと思います。予定では全3回。勉強が苦手なお子さん、好きでも嫌いでもないお子さん、得意なお子さんで分けてみようと思います。
それでも見出しのところには最低3か月と記載しました。これは、成績が上がってくるのに必要な期間がこのくらいということです。日々しっかり勉強に取り組むことができて3か月。そう考えてもらえると良いかなと思います。

3か月あれば成績は上がるの?

入塾から3か月で上がるかと言えば、概ねNOです。それは、基礎学力と学習習慣が身についていないためです。今年、阿蘇塾では中1生が多く入塾してくれました。彼ら彼女らは勉強を苦手としないタイプが多いです。ただ、それでも”学習習慣”しっかりと集中して問題に取り組む。授業を受ける。という習慣が浸透してくるまでに3か月はかかりました。これが先述した3か月では成績が上がらないという理由です。

運動で例えても良いのですが、基礎練習をして基礎体力を作る。その競技に必要な基本動作の獲得。そしてそこから実践練習を行い、試合で勝てるようにしていくことが基本になるかと思います。

わかりやすくサッカーで例えると、まずはサッカーという競技の理解。ルールの理解。各種キックの動作の理解、反復練習。戦術的な落とし込み。これらができて試合に出られるレベルになってきます。

これらの全てが1か月でできるようになるでしょうか。ましてや実戦で、公式戦で使えるレベルになるためにはどのくらい必要か。はじめは練習試合や紅白戦で経験を積んでいく必要性もありますね。早い子で3か月というところではないでしょうか。勉強も全く同じです。まず基礎体力をつけて、そこから基本の演習。そして本番へと繋げていく流れになります。

勉強が苦手な子の場合の必要な期間

本題に戻りまして、勉強が苦手な子の場合はどうか。これは一概には言えませんが、多くの生徒さんの場合基礎体力がない場合が多いです。そうなると3か月でどうにかするというのは非常に厳しいです。
よしんば3か月で何とか形になったとしても、3か月ほどで手に入れた知識や習慣はあっという間に消えてなくなります。急激な変化で得たものは、落ちていくのも早いです。具体的に言うと、3月に入試があるとして、12月からの開始では相当厳しいということですね。
では、どのくらいの期間があればいいのか。中1であれば半年。中2であれば9か月。中3であれば1年は欲しいです。その理由は、学年が上がれば上がるほど、復習しなければならないことが増えているからです。

勉強が苦手の定義としては、定期テストで平均点で半分を切るような状態です。この状態でいきなり受験の内容をさせようとしても、ボールもまともに蹴れないのにいきなり先発で試合に出させるようなものです。教える方は何とかしたいと思いますが、一番きついのは生徒さん本人です。焦る気持ちも、何とかしたいという思いもある。でも、どうしたら良いのかわからないのです。

勉強はいきなりできるようにはならない

義務教育においては、生徒は授業を受けています。ほぼ毎日学校にも通っています。ただ、それができることが勉強ができること(良い成績を取ることとは別です)と同義にはなりません。

学校に行くことができる≠学習習慣がある

ということになります。学力の向上、そしてこの先様々な場面で学ぶことのできる力を獲得するためには一定の期間が必要です。私たち阿蘇塾ではその点を強く意識し、この先も使える、”学ぶ力”を手に入れられるような指導をしています。ここまでで少しでも自分に当てはまるかもと思った方はお気軽にお問い合わせください。無料相談を実施しております。自分自身の学習方法が合っているのか不安といった相談でも構いません。お問い合わせはこちらからお願いします。

ここまでお読みいただきありがとうございました。阿蘇塾の内山でした。

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