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White Love

哀しみが涙を奪い去り
何も映さない瞳は怯えながら
消えゆく景色を記録する             

忍び寄る神の息吹に
吹き飛ばされた偽りの愛だけが
凍てついてホワイトラブ

ああ
徨いながら
ああ
泣き叫べばいい

ふざけすぎた陽だまりの陽炎
艶やかな太ももを染めあげながら
狂った果実を奪い喰うのか

雪の白さを身にまとい
夢の中で悶え狂う愛だけが
太陽の溶鉱炉で異形を成す

ああ
瓦解しながら
ああ
不浄するのか

どこまでも沈黙するのか
血塗られた正義に怯えながら
狂っていく愚かな群集よ

神々は戦いを嗾け笑う
奈落の果てに辿りつく命たちは
凍てついたホワイトラブ

ああ
地獄の亡者ども
ああ
泣き叫べばいい

天女の羽衣にすっぽり包まれた
荒ぶる獣は人の心を取り戻すのか
肥大した野心を差し出し喰わせたのか

聖者の足元に口づけし
大地の息吹に悶える愛だけが   
懺悔の印を体に刻み微笑む

ああ
沸騰しながら
ああ
腐敗する魂か


※この詩に曲をつけて歌ってみませんか~♪
※動画などで公表する場合は「作詞/しぎわら又彦」と一筆お願いします
※ヘビーメタルロック、ラップ、朗読、などジャンルは問いません
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