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フロー型の熱、ストック型の熱

ぼーっと考え事をしていたら思い浮かんだので、いつかちゃんと調べられるように書き残しておこうと思う。

ひょっとしたら「熱」にも、「フロー型とストック型」があるのではないだろうか?

ちょっと考えただけでも、身近になんとなく当てはまりそうな具体例は結構ありますね。

①シャワーと温泉
寒い日にシャワーに入ると比較的高温でも平気なので確かに温まるが、シャワーから出てしまうと体はすぐに冷えてしまう。

一方で、家庭用のお風呂や温泉に入るとそんなに高温でなくても、出た後も体は冷めにくい。

②エアコンの暖房と薪ストーブ
エアコンの暖房は比較的早く室温を上げやすいが、床と天井で温度差ができやすかったり窓を開けるとすぐに冷えてしまう。

③電子レンジで温めたお湯とガスで沸かしたお湯
電子レンジで沸かしたお湯はすぐに冷めてしまうが、ガスコンロで沸かしたお湯は比較的冷めにくい。

とくに炭火で沸かしたお湯は別格に冷めにくいし、なぜかトガった感じがなく飲みやすい。

④ガスや電気器具で焼いた焼鳥と炭火で焼いた焼鳥
ガスや電気器具といっても直接ガスや電気で焼けないので、金属やセラミックを熱っすることで発生する弱い赤外線で焼いている。焼くのに時間がかかるし、冷めやすい焼鳥になる。

一方で、炭火で焼いた焼鳥は黒炭を使おうが、白炭を使おうが早く焼くことができるのに、冷めにくい。

まとめ

焚火なんかもストック型の熱かな。寒い冬の時期なんか、焚火からしばらく離れても明らかに暖かさが持続する。

気体が燃焼することで発生した熱と、固体が燃焼することで発生した熱では明らかに受熱側の熱の蓄積量が違う。

経済学でスローとストックの概念を使うように、「熱」にもフロー型とストック型の概念を使って説明した方が分かりやすいかもしれない。

あなたが普段利用している「熱」は、フロー型ですか?それともストック型ですか?



Writer:

ホンダタロウ/炭火研究家 @HIROBIN

ふだんは備長木炭の生産→流通→消費のうち、
「流通」を担っています。

世界の伝統文化・アート・JAZZが好きです。

Instagram:@hirobin___taro.honda___
twitter:@sumibinogakkou

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