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【防災学習】正確に伝えよう!伝言ゲーム (あそび方)

災害時に正確に情報を伝えることは大切です。

今回ご紹介するのは、情報を伝える一員になる体験をする伝言ゲームです。

準備

・同じ人数ずつ、チームに分けます。

・チームごとに、一列に並びます。

・他の人に聞こえないように、次の人に情報を伝えるゲームだと説明します。聞く人は分からなかったら聞き直してもOKです。

気をつけること

チーム数が多い場合には、はじめの人に紙に書いた情報を見てもらい、伝言をスタートします。

ついつい声に出してしまうと、他の人に聞こえてしまうのであらかじめ注意を呼びかけます。

学年が様々な場合は、チーム分けが均等になるようにしましょう。低学年と高学年を交互にしたり、低学年に負担がかからないようにしています。

図1

あそび方

・全てのチームが全員に伝言を伝え終えたら、答え合わせをしましょう。

・自信があるチームには伝言の内容を発表してもらいましょう。

・最後に正解を発表しましょう。

・セリフは完全でなくても、趣旨が合っていればOKです!

指導時のポイント

正確に情報を伝えることがこのゲームの趣旨ですが、間違ってしまっていても良いです。

大切なのは、「しっかり情報を聞きとろう」「次の人へちゃんと情報を伝えよう」「チームのために責任をもって情報を伝える一員になろう」そうした気持ちを感じてもらうことだと思っています。

なので、このゲームには勝ち負けはありません。

誰のところから情報が間違ったなどと詮索してしまいますが、そうしたことはやめさせましょう。

伝言内容について

災害時での活躍をイメージできるように、関連しそうな話題が良いです。

以下に小学4年生で実施した例を示します。左が初級編、右が中級編です。

左は、「水」「3時」「小学校」のように3要素を明確にしています。

右は、「トイレが流れないので」という目的を明確にして、「4時まで使用禁止」という対策を示し、追加で「市民センターなら可」としています。

このように、年齢層の考慮と伝言内容にも配慮しましょう。

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ゲームの位置づけ

情報を伝える一員になって「助ける人」になろう!がテーマのゲームです。

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