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今年も「8割がた大丈夫だろう」ゲーム(あそび方)

今回ご紹介する「あそぼうさいゲーム」は、災害への意識を見つめ直すゲームです!シンプルだけど…ハラハラドキドキ!子どもも大人もすごく盛り上がります。

用意するもの

・中が見えない箱

・緑のボール4個(色は緑でなくてもOK)

・赤のボール1個(色は赤でなくてもOKですが、災害や危険をイメージさせる赤を使っています)

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あそび方

このゲームのあそび方は超シンプル!箱の中からボールを一つ、選ぶだけです。緑のボールは「セーフ」、赤のボールは「災害!ハズレ!」を意味します。

順番にボールを引いていき、赤いボールを引いた人が負けです。引いたボールは毎回、箱の中に戻します。つまり、箱の中には常に緑4個、赤1個の計5個がある状態です。

「セーフ」を引く確率は8割!誰が赤いボールを引いてしまうのか?何人連続で緑を引き続けられるのか?

細かいルールは自由に考えて、あそんでみてください。

指導時のポイント

毎年、全国のどこかで起きてしまっている大雨災害。それでも、毎年、自分の住んでいる場所からはそれてくれている、そんな地域の人は「今年も8割がた大丈夫だろう」と思ってしまいますよね。

「8割がた大丈夫だろう」ゲームは“ボールを引く”だけのあそびですが、いつか災害は起こることを表現したゲームです。

毎年、緑のボール=穏やかに過ごせれば良い、のですが、

赤いボール=災害は起きてしまう、ことを体感するきっかけになります。

子どもが対象のときだけでなく、大人向けの講座で実施してもとても盛り上がります。(心臓の悪い人は注意してください(笑))

チーム対抗戦で行う場合は、連続5人を先にクリアした方が勝ち!というルールにすると焦りもあって盛り上がります。

図1

ゲームの仕掛けの解説・・・算数のお勉強にも?

・箱の中のボールの数は、毎回5個にリセットされます。 8割の確率でセーフです。(ハズレの確率はたった2割です。)

・しかしながら、連続でセーフになる確率は?というと…

1回目にセーフの確率:0.8 = 80%(5個のうち4個セーフだから・・・4/5=0.8)

2回続けてセーフの確率:0.8×0.8 = 64%

3回続けてセーフの確率:0.8×0.8×0.8 = 51.2% ←3回続けてセーフの確率は半分にまで下がる!

つまり、N回続けてセーフの確率は:0.8のN乗ということになります。

ゲームの位置付け

防災意識を高めるためのゲームです。防災講座のアイスブレイクとしても、とてもオススメです!

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