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「平和革命」(ルールメイキングゲーム)

平和革命(ルールメイキングゲーム)

■ゲーム概要
対象年齢:小学生高学年 ~ ※大人も可
プレイ人数:7人~
所要時間:40~50分程度(授業時間等に応じて調整。感想戦する場合は+α)
開発者:「SDGs世代に贈る!こどもと社会をつなげるゲームデザイン」プロジェクト2020年度メンバー

このゲームは、先生役(先生A、先生B、生徒指導)と生徒役(複数人)に分かれて、対話(ディスカッションとディベート)を通じて既存のルール(校則)を平和に変えていくことを目指す「ロールプレイング型ルールメイキングゲーム」です。

学校において、生徒は集団生活を送るために決められたルールの下、規律ある行動を求められる場面が多いと思います。「平和革命」では、プレイを通して普段ルールを与えられる側の学生が、ルールを作成する側の気持ちや考えを擬似的に体験することができます。既に決まっていたルールは誰がどういった考えの下、作成されているのかという裏側を想像する力を養い、社会について考えるきっかけにすることができます。ゲームのプレイ後、「ルールについてどう感じたか」、「交渉をする上で得た気づきは何だったのか」など、考えさせる時間を設け、クラス内で共有すること(感想戦)も学習の向上に繋がるのでオススメです。

「平和革命」では、A先生・B先生マニュアルのチェックを「先生役」の学生の主観でチェックできるようルール設定しています。そのことにより、A先生とB先生で同じ説明を聞いても納得できたり、できなかったりする場面が出てくると思います。そこから、人が異なる価値観を持っていることを体験することができ、相手をみて自分の行動を変化させるという人間関係構築において重要なスキルを培うきっかけを提供します。

■ゲームのツボ
・日直が代表して議論し、必ず全員に回ることで、誰かひとりに頼るのではなく、みんなで話し合うこと、一人ひとりが責任を持つことを感じられます。

・ゴールは革命成功(校則改正)ですが、ゲーム上の設定なので、実際は自分の考えと違うかもしれません。その場合でも説得的に話ができるようにすることで、ディベート能力が高まります。

・革命成功(校則改正)に至らなかった場合、生徒側はそのルールは妥当であるという納得感が得られる可能性があります。ルール改正だけではなく、話し合ことで、ルールの背景や意味を相互に納得する、ということも一つのゴールになり得ることを学べます。

・日直ルールと絡めて間接的な民主主義(議員が代表して議論する)の構造や、意思伝達の難しさを学べます。

・校則の設定や、チェックポイントにあげる項目は、プレイするシチュエーションや地域、課題意識等で個別にカスタマイズすることができます。

【ゲーム利用について】

「平和革命」をやってみたい、授業やイベントで活用したい、と思われた方は一般社団法人アソボロジーまでご相談ください。

 ⇒  https://asobology.org/

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