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ASOBOiSMヒストリー

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記事一覧

Part1 『音楽への興味と自尊心』

アルバムまでのルーツを振り返る独白企画『I am ASOBOiSM』#1。 国際交流豊かな幼少期〜ホームステイで培われた音楽背景をお話しします 聞き手・文◎高木“JET”晋一郎 “同級生に「あなたの家は変わってるね」って言われたり”  シンガーソングライター/ラッパーのASOBOiSMです。1994年に長崎で生まれました……けど、2ヶ月ぐらいで横浜市戸塚区に引っ越したので、生まれも育ちも戸塚です。  両親は多言語教育に関わる仕事をしていて、私も子どもの頃から21ヶ国語を

Part 2『弱い自分とMOROHAのライブ』

ルーツを振り返る独白企画『I am ASOBOiSM』パート2。 自尊心爆発の駆け出し時代と、活動の転機となったライブ体験をお話します 聞き手・原稿◎高木“JET”晋一郎 “一番最初に作った曲は「ハチ公」”  高校卒業後は大学に進学したんですが、音楽サークルに入ることもなく、高校の軽音バンドも解散したんで、ドラムを叩くキッカケがなくなってしまったんですね。ただ音楽活動は続けたかったんで、そのときに初めて父親の持ってたギターを触りました。だから、ギターを始めたのは、中学生の

Part 3『ASOBOiSM誕生と確立』

ルーツを振り返る『I am ASOBOiSM』パート3。 心機一転ラップ・ユニットとしての再始動と、初めて手応えを実感できるようになるまで。聞き手・原稿◎高木“JET”晋一郎 “「本当にどうしたいのかわからない」って毎日泣いて”  2017年に本格的に「ラップ・ユニットとしてのASOBOiSM」をプロジェクトとして立ち上げました。当初は私はMCたなま、もしくはMCたなまざふぁっかーって名乗ってて(笑)、大学の時に出会ったイギリス人の友達がDJをして、二人組のユニットとしてス

Part 4『私を変えた挫折と出会い』

「DRAMA QUEEN」で見出せたアーティスト像が確信に変わる2018〜19年。 オーディションで芽生えた疑問や、コラボをきっかけに変化した心境をお話します。 聞き手・原稿◎高木“JET”晋一郎 “ライフステージが変われば、それは絶対に歌詞や曲に反映される” 「DRAMA QUEEN」以降は、だいたい2ヶ月に1曲ぐらいずつのペースでコンスタントにリリースをしていました。「それぐらいのペースでリリースしなくちゃ忘れられちゃう!」というより、「良い曲が出来たから出そう」って

Part 5『アルバムでやっとスタート地点』

『I am ASOBOiSM』も遂に最終回。 みなさんによく聞かれるトピックをお話します。聞き手・原稿◎高木“JET”晋一郎 ◎“銀行員”について  2019年の12月18日にはRHYMESTERの宇多丸さんがパーソナリティをされているTBSラジオ「アフター6ジャンクション」にもライヴ出演させてもらって。いまは辞めたんですが、当時はたまたま銀行で働いてたんで、インタビューで「普段は銀行で働いてます」って話したら、紹介記事に「銀行員ラッパー!」みたいなキャッチが ついてその部