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『イカゲーム』感想 群れの強さ ※ネタバレ注意

友人に、「韓国版アカギだよ。」と勧められて鑑賞。

正直、2話までがしんどく、3話に至るまで数週間かかりました。

結果、最後まで見た感想としては、

あー、もっと早く観ておけばよかった!


あらすじ

経済的に困窮し、借金を抱えているソン・ギフンは、借金を抱える者だけが参加する、賭けのゲームに参加する。

そのゲームは、勝てば次に進めるが、負ければ即死という「死のゲーム」だった…。

群れるが勝ち

この話、「企業家は全員見るべき」という感想も聞いたことがあるが、
なんとなく共感する。

主人公のソン・ギフンは、何人かで群れ、協力することによって、勝ち進んでいく。

最後に勝ち残れるのは一人であるにもかかわらず。

これは、社会において、誰が勝ち残るかは分からなくても、群れることは、自身の力を増大させるのだと考えさせられる。


一緒にいたいリーダー

ソン・ギフンのチームと敵対関係にあるドクスも、チームを組むことで、勝ち進んでいく。

しかし、終盤のゲームにおいて、一度ドクスが裏切ったチームメイトが、彼に復讐を果たし、ドクスは敗退する。

これは、ソン・ギフンとのリーダーとしてのあり方の違いによって、敗退したのだと考えられる。

ドクスはチーム内で何度も身内を裏切っていた。

そのため、チームメイトは「ドクスにいつ裏切られるか分からない」と感じていただろう。

そのため、心中では「群れ」ることができていなかった。

一方、ソン・ギフンは不器用ながらも「いい人」で居続けた。

そのため、仲間から助けられ続けた。

裏切りを目論んでいたと考えられる幼馴染のサンウの考えまでも変化させた。

不器用であっても、チームメイトを思い、「いい人」であり続けるリーダーは、結果人がついてきて、成功するのかもしれない。

まとめ

ゲームに負ければ即死という、緊張感のある展開の中で見せる、登場人物らの土壇場の表情が、素晴らしかった。

死と隣り合わせだと感じると、生きるためにか、死ぬためにか、人は自分自身を晒してしまうんだろう。

そして、群れることやリーダーの在り方についても、考えさせられるお話でした。

それにしても、次が気になる形で終結しちゃいました。

セカンドシーズンが楽しみ!

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