asobi基地の子どもキャストだからできること〜子どもが運営する工作部イベントで感じたasobi基地らしさ
2019年3月3日、asobi基地・関東工作部の第1回イベントを開催しました。
工作部は、asobi基地で育った小学生が中心となり、イベントを運営するasobi基地・初の試み。
今回のイベントでは、「子どもキャストだからできること」「子どもと大人が同じ立場で混ざり合うこと」で生まれる楽しさを感じました。
プログラムのアイデアも、大人と一緒に 。
子どもキャストたちは、サポートする大人キャストといっしょに3ヶ月前から事前打ち合わせをし、好きなものに変身して披露する「ファッションショー」をすることに決めました。
プログラム内容や当日の役割分担もばっちり!
それぞれ準備をしながら、当日を迎えました。
10時半ちょうど、はじまりの会。
司会進行は、ゆい部長。
asobi基地のルールや工作部について説明です。
「学校の工作の時間は作るものが決まっていたり、作る時間が決まっているけれど、asobi基地は、自由に作りたいものを好きなだけ作っていいところです!」
原稿を用意して、自分の言葉で《asobi基地だからできること》を説明していました。
asobi基地ならではの良さ、楽しいところを子ども自身がこんな風に思っていたんだと来た人にも伝わり、私にも嬉しい発見でした。
おとなも子どもも、工作に夢中!
親と相談しながら、少しずつ作りたいものを決めていく子ども。
工作の得意なキャストと、みんなで持ち寄った素材で遊んでいくことで、だんだんと作りたいものができていく子ども。
もくもくと自分の作りたいものを作り出す大人。
午前中の1時間であっという間に、なりたいものに変身していきます。
早速、ごっこ遊びに興じる人たちも。
ランチタイムは、子どもキャストのお店やさん!
「今後の工作部で大きなものをみんなで作りたい!」と、子どもキャストの発案で資金調達のお店やさんを企画。ママキャストはカレーを提供しました。
親に助けてもらいながら、メニューや値段を考えてきて、募金箱やメニュー表も自分たちで手作り。
ポップコーンやさんは4種類の味があり、自分でカップに入れられる仕組みだったので、注文した子どもたちはとっても楽しそうでした!
ランウェイでファッションショータイム!
自分で工作したお姫様の衣装でランウェイを嬉しそうに歩く。
心から楽しそうなおとな(スカイツリーだそうです!)
ファッションショーの後は、使い終わったランウェイはそのまま小さな子どもたちのお絵かきゾーンへ。
鬼ごっこやお化け屋敷ごっこ、それぞれのペースで楽しく遊んで過ごしました。
子どもキャストだからできること。
当日、部長は大きな声が通るので、みんなを集めたり、司会に、屋台にと、大活躍。サポートする大人キャストと相談しながら、進行係をつとめました。
受付係は、きちんと持ち場を離れずお客さんをお出迎え。それぞれの役割をこなし、子どもキャストたちは頼もしい〜!
参加者とキャストの自己紹介では、受付するときに、子どもたちがつけたみんなのあだ名が楽しく、一気に和やかな雰囲気に。
大人がいつも通りに受付していたら、生まれなかった効果かもしれません!
親以外のキャスト・大人の参加者がもたらす効果とは?
今回は、asobi基地に関心のある大人のみの参加者が遊びに来てくれました。
他の子どもたちに負けないくらい、本気で、楽しく工作して、遊んで、と「ありのまま」に過ごしてくれました。
親子の参加者はもちろん、場を楽しむ大人参加者がいることで、子どものつくる工作の刺激にもなり、雰囲気が全体的に暖かくなりました。
私自身、親ではないasobi基地キャストとして、部長や他のキャストと相談しながら、イベントをサポートしてみて気がついたこと。
「オトナもコドモもすべての人が平等です」というルールのあるasobi基地では、子どもキャストが運営の中心なっても、参加者は自由に楽しめるし、《得意なこと、自分らしさで補い合う》、いつものあり方と変わらない。
むしろ、子どもの中に既にある「こんなことがやりたい」という声を聞いて、それを実現する機会になるので、これからもっと子どもたちが自分で出来ることが増えていくのが楽しみで仕方ありません。
「子どもと大人が同じ立場で混ざり合う」環境でずっと育ってきたasobi基地の子どもたち。
「子どもだから」や「大人だから」や「親だから」と固定化した関係ではなく、その場を共有する人たちで、互いに補い、育ち合う関係も育ててきたのだと思います。
次回のイベントは?
次回の工作部のこどもキャスト運営イベントは6月末!
イベントに参加する親子はもちろん、子どもと大人とがありのままで混ざり合う、そんなasobi基地を体感してみたい、一緒に楽しみたい、大人の参加者も歓迎します。
asobi基地ページでの案内をお待ちくださいね!
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