CAN・DAY・A・SORT☆21
_∧_「ほい、あらすじ置いとくね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
_∧_ここからほんぺん!!
好きなおでんの具は?(・A・)
_∧_………は、はんぺん…
(エライ)(・A・)
未開拓惑星・ジャングルグール
そこから宇宙にまで伸びる光の柱。
強く放たれた光の柱の中、剣を掲げた一人の男。
その男の胸では、
[本日の勇者]
と書かれたタスキが 光に煽られ、
はためいていた。
今のジテンは知らない。そのタスキはジテンの意思でそこに描かれていた文字を変えたことを。
CAN・DAY・A・SORT
☆21
「大乱☆混戦!!ジャングル狂うS!!'」
〇 〇𐭅
「いいよいいよ、正直にゲロっちゃいなよ♡ボクの事好きなんでしょ??」
(・A・)
「そんなこともーーま、あるけど!」
わはははははー!俺達は、ジャングルに寝そべり、そこから見える太陽を覗いていた。
もう盾と剣から戻ったズモヒポは同じく俺と日向ぼっこ。ーーしており、ズモモに関しては、
〇 〇𐭅
「べろべろれろ~ん♡」
と俺の傷だらけの顔を舐めてくれている。
(・A・)
「お前、普段隠れててわかんねーけど口あるんだな」
〇 〇𐭅
「あたりまえでしょ、ずっぴゅしゅ~!あ~鉄分キいてんね~♡」
(・A・)
「お前、たまにサイコみ出してくるよな」
〇 〇𐭅
「そこに香るほのかないぐさ感がこれまたビミッシュ!!」
(・A・)
なんでいぐさがーー?あ俺、和の国の人だから??
俺は辺りを見回し、ここがジャングルだからか、と
思い直す。これだけあればいぐさもあるわいな。
で、
「いつまで舐めてんのさっ!」と起き上がる。
〇 〇𐭅
「いや、これが意外とクセになんのよ~ハマる~ハマっちゃうんだから~♪」
(・A・)
と、ズモモは踊る。あ、こればびひる音頭か。懐かしいな。ご機嫌なようでなにより。。
𓏸(〇 〇)𓏸
「あ、そうそう」
我輩、にゅよい~んと、頭の左右から腕を伸ばし(丸いここ掌にもなるんじゃ)、あれをキャッチしてジテンに渡すのである。
「ほれ」
(・A・)
「なんだこれ」
𓏸(〇 〇)𓏸
「なんだこれって己が目玉であろう」
(・A・)
「あ、そうかサンキュー♪」
と、点眼ばりに俺の目玉をINッ!!
「うっひょおおお気持ちいいいいっ!!世界はこんなにも美しかったのかあああ!!」
と、寝そべる。
𓏸(〇 〇)𓏸
「そうであろうそうであろう。この遠近感とかタマランであろ~」
(・A・)
「ど迫力うううう!!」
と俺が叫ぶ傍ら、ズモモは、ズモモはいずこと探せば、俺の横でつっぷして寝てる。すやすやすや~のすやりんこ。
かわいい。
抱き枕かよーーゲーセンで3000円使ってでも取りたい可愛げ。
そんな俺も少々疲れましたワ、お姉様ーー少しお眠りになられてもよろしいかしらーー
そんな風に自分の中で変なノリを始めて、架空のお姉様の返事を待たずしてーーぐう。
\パチクリ/
(・A・)
気が付くと、俺は玉座の上で寝ていた。
そこで起き上がり、視界に開けて来たのは、太古のうちに絶滅していた恐竜たちによる、俺の仲間達の看病パーティだった。
(・A・)
「なんだこりゃーー」
と思うけど、俺はピンと来る。
「あーそうか~ジャングルマンがやってくれたんだなーー」
と、俺はその当人を探すけど、見当たらない。
キャンディさんを看病するヴェロキラプトルーー布団をするりと口で掛け直し。
ユッキンはーーあ、もう起き上がってるーーが、周りの看護担当は震え上がってる。自分を抱きしめるように腕を胸の前で交わしながらぶるぶるぶ~るぶる。
そりゃそうだよね。自分たちを追い詰めた〝寒さ〟の権化だもん。そら距離感考えるわ。
ところでユッキンはどこから取り出したのだか、ビーチで配られてそうな青い青いそれこそ海みたいなジュースを飲んでる。多分、そこに添えられてるのはここで採れた果実類。
うおおおーーぐるぐるぐってお腹が鳴ったよ。リアルで。
それどこにあんだよ俺にもくれよーー
「がーるるっ」
そこで、がーるる登場。俺の横から。
(・A・)
「なんだよ、ジャングルーー」
って、俺は敬称を略してジャングル呼び。それに姿見ずとも俺は声で分かってた
ジャングルマン
「がるがるがーるがる?」
んがほへ??
(・A・)
「いや、ごめん。相変わらずわかんねーや。」
首傾げてるし、抑揚で疑問文なのは分かる。疑問文なのはわかるがーそれまで。俺も疑問文。
(・A・)
「あのさ、悪いんだけど、俺にもなんかちょうだいよ」
気づけば、集まる恐竜達(便宜上ね。マンモスとかサーベルタイガーとか、原始人とか居るけどーーって原始人!?まあいいや深く考えんとこ)は、何かしら食っとる。俺もなにか食いてえ。
〇 〇𐭅
「こんなんありますぜ~」
と横からズモモ。草を持ってる。
(・A・)
「え、なにこれ」
〇 〇𐭅
「なにって決まってまんがな~」
(・A・)
「いぐさ?」
〇 〇𐭅
「ーーに、よく似た草でェ~す!!意外と美味いよ」
(・A・)
「ーーじゃひと房」
俺はそれを貰おうと手を伸ばす。
〇 〇𐭅
「はいだめあげませ~ん!!」
(・A・)
ーー元より要らねえけど
〇 〇𐭅
「ジテンくんはこっちのお肉食べててくださ~い!!」
(・A・)
と、ズモモは焼かれた肉を出してくる。
…いや、こっちの方がいいんだけど…
俺はそんなこんがりと焼けた美味そうな肉を前に少し思う。ここに肉があるって事は誰かが死んだわけでーーそう考えると少し寂しい。
俺達のあの戦いの最中、死人が出たのだろうかーー
俺のお腹は相も変わらずぐるぐるぎゅ~ぱんみ~と
鳴っているが、俺の心かーーそれとも脳みその方はそれを食べようとはしてくれない。
手がーー手が伸びないーー
〝ドスドスドス!!〟
そんな折に到来する大きな音。
見れば、しっぽが切れたブラキオサウルスが近くに寄って来て、俺に何かを首の動きで訴えようとしている。
(・A・)
「これ?」
お肉。
(・A・)
「尻尾?」
(・A・)
「食え??」
………
………………
………………………
(・A・)
「なあんだ!これお前のしっぽだったのかよおおお!!」
ブラキオサウルス
「ぐぎゃあ!ぐぎゃあ!!」
ーー早く言えよと思うが先か思わまいが先かとにかく俺は夢中で無我夢中で肉を食ってるうめえうますぎるうますぎてペガユニーーそうだよなあ!!もうお前らも歴とした宇宙星物なんだもんなあ!!そのうちしっぽもーーあら。もう生えてやがるわ。
CAN・DAY・A・SORT
CAN・DAY・A・SORT
(●>●)
「ま、そんなワケでオレぁ探偵になったってワケよ」
恐竜達
「ぐきゃああらぐぎゃああ♡」
キャンプファイヤーを囲んでユッキンが話をしている。愛する人を失っただとか、俺は元々雪だるまの星霊だったとか言ってるけど八割方嘘だろう。これが追々伏線になったりするってゆうリアリティはない。だって凄くどもりながら、これウケてるかなあ?なんてチラチラサングラス越しに目を泳がせながら、絶え絶えに喋っているからだ。心配なくとも基本的にウケてねえーー!!
しかし、そんなユッキン先生のお話を聞いて、♀の恐竜達は歓喜の黄色いないし桃色の雄叫びをあげている。
いつの世もどこの惑星も、女ってのはいつもこうなのか。ケッ!けったくそ悪いぜ!!
って、なんで俺はこんなにご不満なんだろって思うけど、答えは簡単。なぜなら、俺結構頑張ったのに、俺の周りには雄の恐竜しか集まってこないから。しかも、その恐竜達とくれば、ズモヒポはどうやって剣になったのか、また見せてくれ、あの光やつはなんなのだと、もうたくさん。あ、はいはいサインね。言っとくけど、宇宙のヤフオク的なもんで売買すんなよ!?
( ◍_◍ )
「なんだよジテン」
(・A・)
「いや呼んでねえすよ」
( ◍_◍ )
「怒ってんのかよー」
(・A・)
「怒ってねーすよ。あれ、別にキャンディさんの意図ぢゃねーでしょ」
…キャンディさんとかの所為ではなく、なんだか気分が上がらないのだ。そんな事もあるだろう。生きていれば。
( ◍_◍ )
「…」
(・A・)
「?」
キャンディさんは俺の手を引っ張り、ジャングルの林の中に連れていこうとする。
「なんすか??」
( ◍_◍ )
「…ほら、ここだと人が居るからーー」
(・A・)
と、暗がりの中でも確かに分かる程、ほっぺを真っ赤にして言う。
( ◍_◍ )
「 謝りたいからさーー」
(・A・)
「…」
ああ、そういう事ね。
俺はそんなキャンディ姫のーーって、ユッキンの悪癖がうつったっぽい。そんなキャンディ姫に手を取られて、玉座から滑り降りる俺は密かに林の中へ。
一度、俺は振り返って玉座を見るけど、その玉座はピカピカに光って黄金で輝かしいけれど、やっぱり俺には少しデカすぎる。
俺はそんな〝王〟ッ!!て器じゃねーわな。
CAN・DAY・A・SORT
♡
CAN・DAY・A・SORT
『ぬわははははは!!俺こそが王様であああある!!』
(・A・)
開口一番おひがらもよく、俺は下々の前でジャングルの王者宣言をす。そうだ。、ぬはは。そうなのだ、ぬははい。俺はこの星で王様になる為に地球を出たのだ!!
玉座に立ち、手を置くところに足を置いて選ぶる俺は懐から、者共に取ってこさせたフルーツズを撒き散らかし、
(・A・)
「おおおらああ!!拾え拾えええ!!下民どもあああ!!」
と、群衆が辺りを這いつくばって蠢くのを愉しむ。
ぐふふーーコイツは愉快。格別かな、格別かな♡
( ◍_◍ )
「ねえ、ジテン、そろそろ行くよー」
(・A・)
「あああン?? 次元が違いすぎて声が聞こえて来ませぬなあああ??なにやらジ テ ン??と聞こましたがああ」
( ◍_◍ ) 【💢ピキッ】
「あ゛?」
(・A・)
「あっしはその名は捨てた身。我の事は王と呼べ、王と!!また、我と話したくば、そこの書面で面会をご予約の上ーー」
( ◍_◍ )
「あいつ、完全にちょーしのってるな」
(●>●)
「ああ。王様気分とかやりなれてないから一人称、あっしで始めやがったぜ」〝あいつ、王様を風来坊か何かと勘違いしてんじゃねーのか?〟
ジャングルマン
「うがー〜」
うが、んがんううががーー!!
( ◍_◍ )
「いや、おめーが気にすることじゃねえって」
しょんぼり扱いてるジャングルマン。
(●>●)
「まさか、あいつがあんなに調子に乗りやすいとはなーー」「ところでヒホズモは?」
( ◍_◍ )
「帰ったよ。ばびひるで正月特番観るんだとさ」
(●>●)
「………」
おれもそっーー
( ◍_◍ )
「あー。今、俺もそっち行きたいって思ったでしょー」
(●>●)
「い、いや、そんな事はーー」
( ◍_◍ )
「だいじびだいじび、隠さなくても。だってあーしも同じ気分だもん」ーーあいつ取り押さえんのはなーーと、あーしは自称ジャングルの王者の方を見る。
はああ。なんつー滑稽な痴態よ。
昨日のあれで調子乗っちゃったのかしら……
(・A・)
「マニュフェストそのはああああち!!我輩が王様になった暁には!!女性専用密林を植樹し!!ーー」
( ◍_◍ )
ーーいや、もう王様になってんだから人気取りいいだろーーなにやってんだよ玉座ガッツポーズ。
(・A・)
「ーーそこに立ち入る者は女性もしくは王様のみとしまあああああす!!」
( ◍_◍ )
…相手、恐竜ダゼ??
あいつ、女なら誰でもいいのかなあーー
(・A・)
『ぬは!』『ぬは!』『ぬはははははははあ!!』
CAN・DAY・A・SORT
\雄は働け!!/ 💦 💦 💦
(・A・)🦖🦕🦖🦕🦖🦕🦖🦕🦖🦕🦖🦕🦖🦕🦖🦕
💦 💦💦
CAN・DAY・A・SORT
(・A・)
「ぬはははは!!」
我輩はジャングルマン君と雄の恐竜達を引き連れて、ジャングルを探索中!!木の棒振って王様気分あらたかでございますですワヨ!!🤣
メスステゴの意味不スタビライザーで王様よろしく(マ、ホントニオウチャマ ナンダケド!!😁)仰がれてるのもいいんだけど、まあ、たまには王様らしく!?王様ぁぁあン??らしくゥ??ジャングルを警戒しちゃおッてんのヨオオオン♡♡♡
え?危険じゃないのかって??だいじびだいじび♡黒いオーラはボクチンが、あ!ボクチンが成敗してくれてやったのでぬはは!!
それに今は我輩、神輿の上!!恐竜達もいっぱいおりますさかいいい!!
こーいつらにやらせればいいんだもおおおん!!⍤⃝
それに、もうここらのデンジャーは居るとしても雰囲気に入り込めなかったやさぐれ恐竜ーー
〝どんっ〟
あ?なんだ余の肩にぶつかりたもうたうぬはーー余の肩にぶつかる下郎は等しく喜べえあああン??
と、俺が睨み返したところによりギラ目。いやいやいや、なんじゃこいつ、パンキッシュなカッコに今時ヘビメタですか?ーー
【※ジテンくんの偏見によるものです】
って感じのカッコで、てか、
デケェええええええ!!
俺の倍からなるその巨躯もーーあ、おぱいついてる♡ンぢゃおにゃのこだわーい。って赤ちゃんサイズになって飛びついたら、
〝ぼがあああああああああああんん!!〟
ーーゲホゲホ、ぼくちゃん黒焦げ…なして??え?なして??余は王ぞ??
巨大倍から女
「ーー言っておくが俺様の乳房は爆発するーー」
(・A・)
…なんで??
巨大倍から女
「たわわに実った俺様の乳房ーーそれに卑しくも飛びついてきた赤子を殺す為になーーくくく」
(・A・)
…だからナンデ??
巨大倍から女
「赤子最終抹殺殺戮兵器ーーそう。人呼んでーー〝ベイビーボンバー〟」
(・A・)
…え?これなにが始まったの??
巨大倍から女
「俺の身体に許可なく触ったものはーー」
(・A・)
…え??
え??
ーー殺す以外!!殺す以外!!コロスイガイ!!
巨大倍から女
「ーー殺すッッ!!」
(・A・)
『でたああああああああああああああああッッ!!』
そして、俺は玉座から飛び降り、
『昨日の今日!昨日の今日!!昨日の今日おおおお!!』
と爆裂に泣き咽ぶ。おえん、おえおいおんおえつ。昨日の今日でもう死にかけんのおおおお!?いやだいいやだい!!俺こんなんする為に宇宙出たんじゃないやい!!
してからひたすらに土下座。
(・A・)
「おめえら何見てんだよ!気ぃ使えよ!人が!!王が泣いてんだよ!!どっか行けえ!!」
恐竜達がすたこら~と退散する。
(・A・)
「二度と来るんじゃねえぞ!! ね! 姉さん、行きましたね!!」と、俺は巨躯なる爆弾女の肩にーー手を沿わそうとしたけどしまったデカかった!!
(・A・)
「んじゃ、腰元でいいや♡」
ーー腰元にキュッ。首預けちゃうんだ♡
巨躯なる爆弾女
「…なにしてんだてめえ!!」
ガッ!と僕のほっぺたに膝蹴り!!ひっそり腰巾着策戦失敗!!
(・A・)
「ーーが、がはーーこういう事もあろうかと、予め膝の傍に顔を近付けておりました」
ーー俺は、女座りでしくしくめそめそ。
巨躯なる爆弾女
「これじゃどっちが女か分からねえなァーー」
(・A・)
「その通りでございましゅ!!その通りでございましゅ!!」
巨躯なる爆弾女
「一回でいいッ!!」
(・A・)
「がぐら畑でごんにぢばああああ!!」
はい、再びや俺の顔面に見舞われし膝蹴り~♪
巨躯なる爆弾女
「…何畑だ??」
(・A・)
と、このひとはたおれこんでるおれのむなぐらをつかんで、なんかきいてきます
巨躯なる爆弾女
「何畑かって訊いてんだよ!!」
(・A・)
「ひっ!ひぎいいい!!わかりません!わかりません!!わたしもつい発したものでして!というのもわたくしせいらいノリと勢いとテンションでなんとかしようとする御旗の元ーー!!」
巨躯なる爆弾女
「情報量多いんだよ!!」
(・A・)
がつーん!!振り回されて木の幹がつーん!いでええええ!!傷口ぱっかあああ!!昨日の傷これ開くだろくそあまああああ!!
巨躯なる爆弾女
「おい」
(・A・)
「ひゃい」
巨躯なる爆弾女
「俺様は今から小便してくる」
(・A・)
「どうぞ」
巨躯なる爆弾女
「なんか言うことあるか?」
(・A・)
「ついて行ってもいいですかいがいで??」
怒り心頭女
「あ゛?゛」
(・A・)
「あ、よいお小水を」
巨躯なる爆弾女
「逃げんなよ??」
(・A・)
「あ、もうこれ僕あなたと一心同体なカンジですか??」
巨躯なる爆弾女
「お前にはこのジャングルを案内して貰うことになってるからな」
(・A・)
「あ、それ初耳でしゅ」
いつ決まったんですか?
僕に話通ってきてませんよ?
巨躯なる爆弾女
「今決まったーー逃げんなよ」
(・A・)
と、俺の顔面を思い切りぢめんに叩きつけこすりつけ♡
その上からガッ!!すぱいく付きのく♡つ♡ぞ♡こ♡
あ…動いてる。ドクドクって、僕の顔を血が流れてるのがワカルわ♡
巨躯なる爆弾女
「じゃな」
(・A・)
と、腰元のベルトをズリ下げる女。こうなりゃヤケでござ~い♡と、爆弾女のおしりに飛びつき!!
おらああ!!はやくぶっ飛ばせよおあおおらあああ!!
巨躯なる爆弾女
「えっ///」
(・A・)
と、彼女は頬を染めてもじもじ。え?え?なにこれ。
巨躯なる爆弾女
「わ、わたしにこんなに酷いことされてるのに、あなたは私の事を求めてくださるのーー??」
(・A・)
と、照れに照れてくる。
(・A・)
「当たり前ですよ、あなたは美しいーー」
と、くるっと回ってホワイトエリトガリボッキスーツにお色直し。一度キャンディさんがやってんのみたからね。宇宙人ってこうゆうこと出来んのよ。
そして、星座のぱわーを悪用して、辺りにきらきらきらーと小さな星の光を飛ばす。
それから、胸元から赤い薔薇の花を取り出しーー
(・A・)
「お受け取りください、お姫様ーーこの薔薇は貴女にこそ相応しいーー」
もじもじ女
「ああンーー♡わたしの生まれたところではおしりを触って赤い薔薇を渡すのが求婚のサインなの」
(・A・)
「ああーーそれは僥倖ーーそれで、答えはーー」
もじもじ女
「お」
(・A・)
「お?」
もじもじ女
「こ」
(・A・)
「こ?」
ーーアレェ??
これ、次、とで、わで、りのやつですかぁぁぁ!?
もじもじ女
「ろ」
(・A・)
「ろ?」
ん?おころ?
もじもじ女
「す♡」
(・A・)
「す?」
…
……
………
巨躯なる爆弾女はにこっとスマイル。
お
こ
ろ
す
?
御殺すーー!?
(・A・)
「んぎゃあああああ!!なにゆえ未知なる丁寧語おいいいいい!!??」
巨躯なる爆弾女
「死ねやくそボクチンんんん!!」
と、爆弾女は腕を半分に割ってそこから刃を出してくる!!
爆弾腕割りそこから刃出し女
「ルゥ・ザ・ギロチン!!うらああああああああ!!小便した後、てめぇから剥ぎ取った❌❌❌の皮で俺様の❌❌❌拭いてやるぜああああ!!」
俺はそれを意外と余裕で躱しーー
(・A・)
「う、うげあああーーやめてくださいよおあお!!なんでなんでなんでえええ!!」
と、泣いて懇願する。
なにか怒らせることしましーー
ーーたよねええええ!!
男ジテンに、しでかしの御意ありッ!!
が、肝心の爆弾女は俺の方などつゆ知らず、変なものでもついたかなと、持ち前の刃を見ながらハテナ顔。
して、
左手の指先端をういんと収納して、穴キラン✧そこからバルカンづだだだだだーッ!と俺に向けて掃射するけど、俺はしゅたたんた!!それから木の上へえええええ!!
(・A・)
「やめてくださいよやめてくださいよおああ!!あぶねえあぶねああああ!!」
俺の涙が、木の幹を伝って落ちる。そこで水を含んだ地面からぽっぽと綺麗な花が咲く。
ァ♡いい香り♡
ーーハッと気付いて見るも、またもや、爆弾女は自分の指を見ている。そして。
指眺め爆弾女
「…ひとつ聞くがよ。出たよな。弾」
(・A・)
「出ましたともゥ!!出ましたともぅ!!そらァぎょうさん、転がしましたさかいいい!!そこらにぎょうさん転がってまっしゃろおお!!弾コロおおお!!それであたくしゃ死にかけましたともォウ!!」
と、転がる銃弾や薬莢を逐次指さす俺は、木の枝(太い)を足場に、まるで狛犬のポーズを模倣して喚いている。
これからふぅんと言う女
「ふぅん…」
「お前、強いんだ」
(・A・)
「いや、アナタ様゛ほドゥディわあああ!!」
ゆるして!!ゆるじで!!と土下座の軌道の中、延長線上でちらりと女を見るが、オンナはにたりと笑って俺をおおおお!!俺うぉおおお!!
さきほどふぅんと言った女
「俺様の名はルゥーー」
(・A・)
「あ、えっと、僕の名前はジテンです」
ーーそう言って、彼女は指の銃口を収める。
〝シャコンヌ〟
あ♡この流れわ♡
ルゥ
「俺様ね、強い人だァい好き♡」
(・A・)
「あ!!俺も俺も!!」
とりあえずここは話を合わそう!!
手を挙げて木の上から、するするす~るする!!
ーーてか、俺って強い人認定なの??
ルゥ
「降りてきてくれてありがとう。これで心なく案内お願い出来るね」
(・A・)
「案内しちゃう案内しちゃうううう!!ジャングルでも天国でも~あ!この世の天国でもいいよ~ん♡」
俺ははっきし言って昨日の夜でキャンディさんをそこへ案内しているッ!!
\イャ~ン/
(/// ◍_◍ ///)
( ///◍◇◍ ){アフ~ゥン
( ◍_◍ ///)・A・///)
/ジテェ~ン(ル○゜ン風に)\
俺の脳内を駆け巡る
めくめくめく昨日の夕べの秘め事♡
ルゥ
「じゃあ案内して♡」
(・A・)
「はいいいい!!this is いずこ?」
ルゥ
「じ♡ご♡く♡」
ジャギッ!俺にこれでもかと狙いをつける、爆弾女の全身からむせび出る銃火器の類いああああ!!いっぱいいぱあああい!!
・A・)
「こ、こここココデエエエエエす!!ここがこの世の地獄と見たりてええええええ!!」
俺は全身の輪郭を毛羽立たせなが、、泣き叫ぶ。流す涙に虹が灯ってわあキレイ♡
ーーぢゃないンだよッッ!!
ルゥ
「じゃ案内要らないね♡」
(・A・)
「あばみそずいいいいいいいッッツ゛!!」
〝ずどどどどどああああああああああああああン〟
( ◍_◍ )
ーーその時、ジャングルに響く銃声を私は聞いた。
CAN・DAY・A・SORT
🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊🕊
CAN・DAY・A・SORT
( ◍_◍ )
鳥がキィキィと鳴って、明後日の方から飛んで来る。向かう先はあっちだーー
あ、今、あたしは王さーーもとい、ジテンの動向が気になって追ってるわけ。あーいつ、どっかで調子ぼてくりこかして怪我してねーといいけど。
ジャングルマン
「んがんがー」
( ◍_◍ )
「うん。鳥が鳴いてる。銃声って普段聴く?」
ジャングルマン
「んががー」
( ◍_◍ )
「たまにか。おっけ」
ーーやっぱ、こういう原生惑星は狩猟が絶えないのだろう。見渡せば歴史的価値の高いもの。遺跡や建造物にピラミッド。それに生きてる星物も研究しがいもあるだろう。文明の低さも仇となってーー狙われやすいんだろうなあーー
ジャングルマン
「がうがうがーー」
( ◍_◍ )
こいつ、それで王が欲しかったのかもなーー
ジャングルの王が居ればーー
そういう機会も減るのかも知れない。
( ◍_◍ )
「だいじびさ。お前らの王は無事だよ」
ジャングルマン
「がうが?がうーが??」
( ◍_◍ )
「ああ。あいつは強いからな」
あーしら三人をやり果たしたんだもんな。
スゴイぞ♡ジテン♡
ジャングルマン
「んがんがるーちゅっ♡」
( ◍_◍ )
「え?なになに?それでその夜、もっかいやられたんだろって??ばっきゃろーこのやろーー!お前なんでーー」
ばっ!
( ◍_◍ )
「お前なんでーー知ってるんだーー!?」
( ◍_◍ )
お昼間なのに、顔面に影を落としてこちらを睨むジャングルマンは、〝ゆらり〟ーーそう身体を揺らして〝しゅっ〟ーーどこからともなく槍を取り出してあたしに掛かってくるッ!!
黒いオーラが!! まだ!?
くそっ!あたしには見えねえ!!
ジャングルマン
「ぐぎゃーぎゃ、ぐがーー!!」
( ◍_◍ )
あたしに鍔迫り合いを仕掛けるジャングルマンは言う。
『ぐぎゃーぎゃ、ぐが(このジャングルに、あたし以外のメスは要らない)ーー!!』
ジャングルマン
「ぐぎゃーがらーー」
( ◍_◍ )
「ーー王と女王はひとりで十分だーー?!」
ジャングルマン
「ぐぎゃあぐぎゃあーー」
( ◍_◍ )
「お前ーー」
『メスだったのかよーー!!』
CAN・DAY・A・SORT
(・A・)恐竜達のメスはどうなんでしょうね
コマケーコトハイインダヨ( ◍_◍ )
CAN・DAY・A・SORT
( ◍_◍ )
「そういやユフォフォンもいねえじゃねえか!!」
ジャングルマン
「ぐかぎゃらかぴーー」
( ◍_◍ )
あたしは、ジャングルマンと距離をとって尋ねる。
ーー今頃気づいたのかだと!?
くっそ!昨日のゴタゴタとか、それからトレビア~ン♡な事とか諸々ですっかり失念ぽっきり!!
( ◍_◍ )
「ユッキンは!!??あいつあ男だぞ!」
ジャングルマン
「じゃがぽこ??」
( ◍_◍ )
「ああ是非とも聞きたいねえ!!」
あたしはキャンディハンマーを大きく振るう!別に今のがブラフってワキャじゃないけど突撃いいい!!
ジャングルマン
「ぎゃらか!!ぎゃらかぎゃらかああ!!」
( ◍_◍ )
「ーーなんだってーー!?」
踏み止まる!!
その時、あたしは信じられない事を聞いた。
( ◍_◍ )
「あいつ、野暮用あるとかで帰ったのか!!?」
ジャングルマン
「ぎゃらあ~」
( ◍_◍ )
と、ジャングルマンは悲しそうな素振りを見せる。
( ◍_◍ )
「せっかくおいしいご馳走も用意したのにな」
ジャングルマン
「ぎゃらか~」
( ◍_◍ )
「隙ありっ!!」
しかして、あたしはキャンディストライああああああくっ!!
〝バキイイイン〟
その瞬間、槍の一撃で砕かれるあたしのきゃんすとーー
ジャングルマン
「ぐーが!!ぎーが!!」
( ◍_◍ )
と、やつはあたしの得意武器を壊したのがそんなに嬉しいのか、火を付けた棒を回して、小躍りジャングルダンスーー
ジャングルマン
「くぎゃらかぴいいいや!!」
( ◍_◍ )
ーーこいつーー見せつけて来やがるーー
「ならばッ!!」
「見せつけてやるッ!!」
あたしはキャンディハンマーを投げ捨てると、にゅるんと掌よりべとつく、昨日のジテンの❌❌❌よりもーーああ、もうちょっとシリアスに!!
棒を生み出す!!
ジャングルマン
「ほんぐら!!」
構えるジャングルマンをよそに、あたしゃ、ほのかに光るそのライトスティックをぶぉんぶおんと振り回す。うむ。結果は上々。
( ◍_◍ )
「いくぜえええ!!!新必殺技〝超光棒斬〟うううううオオオオ!!」
( ◍_◍ )
「ストロベリイイイ・フレイバアアアア!!」
そう叫んだあーしは、桃色に確かに輝くビームサーベルを振りかざし、ジャングルマンに突撃する。
( ◍_◍ )
「 フンッ。ジャングルの女王だかなんだか知らないがよォーー」
「棒の扱いはあたしの方が長けてるんだーー!」
CAN・DAY・A・SORT
ボ、ボキノボウモーー
(///・A・) ( ◍_◍ )
キノウヤッタデショ!!
CAN・DAY・A・SORT
( ◍_◍ )
「あたしの桃色閃光斬が唸るッ!!」
曲がりなりにも反応したジャングルマン。おそいよおそい~槍の棒で受け止めたわイイケド~ン♡
〝ぽっき~〟
と、そこに両断を報せる擬音が出るが、関係ない。
あたし的に言えば、
〝スカッ〟
と真っ二つってカンジ♡キャン太、ま、スカッとサーベルで斬った!!
ご存知キャン太の大冒険よ~ン♡
ジャングルマン
「ぐぎゃらかああ!!」
( ◍_◍ )
うん!結果は上々、切れ味良好。
やっぱりあたしも強くなってるーーやっぱり、ジテンはーー
ジャングルマン
「がおうん!!」
( ◍_◍ )
ーーは、口から炎を吐いてくる。そんなのアリィ!?あーしが見事に転がって躱したところで、それで火をつけた二本の棒でこちらを急襲ッ!!火の影に居たのかッ!!
〝がびべしッ!!〟
と、あたしゃ肩にかすりを負いながら、なんとか身を翻すッ!!
〝じゅばリッ!〟
あたしの肩口が破けて、桃色素肌がおはだけ♡でも、これを見た世の男性はおそらくそそられない!
だってそこが火で焼けこげちったから!!
( ◍_◍ )
「あでー」
あたしは、そこを手で抑えながら超光スティックををだらん。まさしく明日のジョーのノーガード戦法よろしく、片手をだらんとさせている!
でもでもあたしはそこで怯まないッ!!アン・ドゥ・トロワのリズムで小粋なステップを披露し、フェンシングの如く〝ヴォンヴォンぶぉ~む〟と突き突きちゅきいいいいや!!
が、ジャングルウーマンの野郎、リンボーダンスの棒を使ってかっこんかっこんかっこんなと、いなしやがるぜあたしの新必殺大技ァ!!おいおいおいおい!お目見えしたバキャリなのに早々クリアしてくんなよなァ!!
( ◍_◍ )
「くそったれがあああああ!!」
ーーあたしゃのビームサーベルはそんな簡単にクリア出来るほど、腰元高めのリンボーダンスしてねええんだよおおおおッッ!!
( ◍_◍ )
ーー怒りの活火山、背後に聳えるあたしは、お手持ちのビームサーベルに怒りが伝わったッ!!
〝がよおおおおおんッ!!〟
なぜだか、ビームサーベルから一本、もう一本と十手みてえのがぴょこぴょこ生えて、三本だけだけどまるで七支刀って感じの面構え!!
( ◍_◍ )
「よっしゃコレナラああああああッッ!!」
て、振りかぶるけど、やっぱり当たらない。当たらない、当たらないッ!!
くっそ!コイツ、身軽な上にサイズSSと来たもんだ!!連続ターゲット補正付けてくれよ寺田さあああン!!
と、〝ガイン!!〟あたしはその小さな足で蹴飛ばされる!!
ジャングルマン
「ぐ~がや!!やが~ララ~♪」
( ◍_◍ )
…くっやっしーーあーしはもぞもぞと起き上がりながらに、くやしむ!く!や!し!い!!なんでこんな奴にッ!!ちっきしょー塩コショおおお!!絶対にコイツ、真っ二つにして断面むき出し大火力で塩コショウ掛けてぶっ喰らってやらあああ!!
( ◍_◍ )
「うらあああらあああ!!そのハミング面をぶっころしたらああああ!!」
ーー確かに、足は小さいけど、ツメがあるんだよッ!!引っ掻きやがって、オマケにハミングと来たもんだ!!そのアンサーソングとしてあたしは心の中で軍歌を歌ってーー!!
( ◍_◍ )
「斬ってええええやるッゾといっさまッしかああああッ!!」
あ、出ちった。怒りのあんまし出ちまった。サクッと避けられる一刀。
でも
でも
ーーこれは本気の振りかぶりじゃないーー
ジャングルマン
「ぴ~ぷくぴ~♪」
( ◍_◍ )
ご機嫌あらたかなその口笛面をぶち殺すべく、あたしは次なる策を用意していたのだ、にゃっはは(-´∀`-)天才キャンディちゃん♡
あたしは、ズボンの中をまさぐり例の物を取り出す。ーーつっても、今生み出したん
だ☆
け☆
ど☆
ネッ!!
〝ちゃっきいいいいいん!!☆〟
そこから露出したのは、あたしのクリーーもとい、ビッグクリーー
(///・A・)(コラコラ)
はッ!今、ジテンの声がッ!!あたしのピンチ(貞操の(?))に駆け付け届けてくれったのネッと!!
というワケで著シックネーミングをねじ曲げたところで、お股せしました凄い奴!!
『本邦初公開ィやあああああああ!!』
( ◍_◍ )
「殻栗爆ぜちゃいましたことおおおおおおおお!!」
( ◍_◍ )
『BOMB乱!!』
と、勇ましく叫んでモンブラン状に練った爆弾をジャングルマンが開く長方形なお口にねじ込む。
ね じ り こ む
ジャングルマン
「んが?」〝がちがちがっチーン〟
ぎゃらか?ぎゃらかーーぎゃらか??
( ◍_◍ )
ーー上手く噛めねえじゃねえんだよ。
「そいつはちぃとばかし、見た目ほど甘かァないぜ??」
と、起爆ーー☆
〝ぼがああああああああああああああああんぬ!!〟
の、大爆発のその前に、あたしは、耳に人差し指を〝すっぽり〟ねじ込んで以て、おまけとあらば、口からピンク色のフーセンガムを〝ぷっくり♡〟
おぷくりになられているッ♡
それであたしはあたしゃをガードッ♡。もちそれで身体を包んでね♡風船太郎よろしく、ガムフーセンに包まれたあたしはーー
はい、ここでお待ちかねの大爆発♡
〝ぼがああああああああああああああああんぬ!!〟
ーー風船を纏ったわたしは、ぼよよおんと風船補正で吹っ飛ぶのみ♡透けるピンクから覗けるジャングルメンは、体内から爆撃を受けた為か、見事に、ものの見事にこっぱのみじんのおみそしるの具(?)♡
( ◍_◍ )
「い、やっしゃああ!!」
と、あてくしガッツ&ポーズ。
ふありふありと風に乗って気球暮しもいいかな~と思ったところで、
ここらで一旦CMですっ♡
CAN・DAY・A・SORT
🎈{うほらぴ~ ジテンいずこ~)〝ふわふわ〟
cAN・DAY・A・SORT
(・A・)
「いやぁーールゥさんの作るサンドイッチは最高です」
僕は、ルゥさんと並んで寝そべりーージャングルが吐く息ーーなーんて☆ちょっぴり詩人だったカナ??
僕はぺろっと舌を出して、頭こちん。〝てへっ☆〟
あ。お星様だあ~
ケンカはどうなったかって??ああ。それは過去の話☆。やっぱり人間というものは話せば分かって貰えるみたいでーー
ルゥ
「おい。何ひとりで妄言吐いてんだィ」
〝じゃこん〟と俺様はこのクソ作゛務衣に銃口を押し付ける。
(・A・)
「ひじゃらぼおおおああ!!やっぱダメだったかああああ!!」
ーーひっ、ひいい!!CM開けを見計らってテキトーな地の文並べ立てればなんとなーくそっちの方向に押し流されてくれると思ったんですがア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!
ルゥ
「オラ、とっととくたばりやがれ」
(・A・)
「じゃらばけァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァァァァァァ!!」
あたしゃ、あたしゃは逆四の字這いつくばりで、ぎゃたぎゃたとエクソシストよろしく小走り逃げて〝どんっ〟あぎゃあああ!!木の幹ぐらああ!!
ルゥ
「なんだもう終わりかーー」
(・A・)
「ーー聞いてた話しと違ゃああああた!!」
はああああ!?💢女の子は雰囲気に弱い!ムードに流されるって聞きましたがあああ!?
ルゥ
「ばりばりばりばり」
(・A・)
「ほどらばあああ!!」
ーー流れてくれるのは弾だけにござりまする!!流れ弾あああ!!
シェーのポーズで、後ろの木の幹にずだだだんと銃弾の後で一回り大きな俺のシルエットが浮き彫りやあああ!!
(・A・)
「お見事でしゃああああ!!」
俺はもう何リットル流したんだよってぐらい、両目から涙の橋掛けてる。多分だけど天の川ぐらいの水嵩発揮してんじゃねえのかグラシアああああス!!(??)
そんで以て、俺の後ろの木がダメージで倒れてぐしゃああああん!!俺の頭にクリティカルヒット!!
(・A・)
【ジテンくんの冒険はここで終わってしまった!!】
ルゥ
「じゃあ、そろそろ年貢収めて貰おうか」
(・A・)
「いぎゃあああ!!それらしいテロップ出しても無理ですよねえええ!!」
俺は、自分で手書きしたさっきのメッセージテロップを膝で割り〝バキッ〟
「もうそっとしといてえええ!!所持金半額あげるからそっとしといてえええ!!」
ルゥ
「ほおン。あたしも金は好きヨーーで、幾ら持ってんの?」
(・A・)
〝ほれ〟とルゥさんは、人差し指でジャンプしろ。さもないと殺すぞ、たとえ跳んでも殺すけどな的なご尊顔をーーあ、心ン中で謙譲したとてーー
ルゥ
ーー宇宙人は心の中読めるけどな
(・A・)
ひぎゃびいいいいい!そうでしたああああ!ではここを次なるご歓談の場とさせて頂きましてええええ!!
ルゥ
「いいからトブんだよッ!」
(・A・)
「はッきゅううゥゥンn!!」
俺の足元に放たれし銃弾んんンンッ!!
俺は思わずジャンプっ!!
ルゥ
「あれ?音がしねえなーー」
(・A・)
「あ、あびぃやあびーー、そのいぶかしみはごごごごごもっともーーですが、ワタクシ電子マネー派でしてェ」
ーーてか、今思い出したけど俺、宇宙の金、一文も持ってねえええ!!
一文どころか通貨の単位も知らぬ存ぜないよ金゛色の羽衣じょおおお!!
【こんちきしょうの最上の意】
ルゥ
「へえ、そうなんだ。人は見かけによらないね」
(・A・)
「そうでがましょう、そうでがましょう?
人を見かけで判断すると損しますぜええ??」
ルゥ
「だよねえーー意外と君ッ!!」
(・A・)
〝ズダダンッ!!〟
またしてもズダダンッ!!銃声!!キン肉マンかよ、王位争奪編かよ!!
ルゥ
「避けるのは上手いモンねェーー」
「ほれ。電子マネー派なら、大人しく※コスモホを出すんだよーー」
(・A・)
※コスモートフォンの略。宇宙のスマホらしい知らんけど。
(・A・)
「い、いあそのーー」
コスモフォなんて持ってるわけないでしょうがあああッ!!
ーー俺は心の中で、心の長髪を掻き上げて以て金八のモノマネで雄叫ぶ。ーーくっそおおこれ、キャンディさんに見せてあげてええ!!
ルゥ
「くっーー」
(・A・)
ーーあれ?ウケた??
てか、そうかーー今まで全部筒抜けだったのかーー
あ、でもでも、たしか、キャンディさんに心のガードを固くすると、思念は読まれにくくなるよって聞いた事がーー
~~~~~~~~~~回想録~~~~~~~~~~
( ◍_◍ )
「おい、ジテン」
(・A・)
「なんすか?」
( ◍_◍ )
「宇宙人ってのは心読めるだろ?」
(・A・)
「大変ですよね。日々の暮らし。隠し事とかどうなってんでしょ」
( ◍_◍ )
「そこはご心配なさらズ。実は心をーー」
ルゥ
「まあどろっこしィんだよッ!!」
(・A・)
「んごべええ!!」
ほがらかなほのかな、ぽわぽわわたげチック演出飛び交う回想にまさかまさかの横紙破りいいいいッ!!
慎ましくもあたたかな緑大草原が辛くもルゥさん〝びっりいい!!〟とした、闖入により、ページが破れる如き演出ううううう!!
(・A・)
「思い出の中にも逃げ場なっしっなっのっねええええええええ!!」
もうだめ、オイラ、力入らない。足腰、宇宙人のようにへなへなり~ん。
腕からバズーカを生やし、無言で構えるルゥ。なんだよこいつ、サイボーグなのかぃ??
ルゥ
「ほんじゃさいならーー」
(・A・)
ジャングルの案内など何処へやら。所詮はそれは口約束なのね、とほほとオイラが観念したその時ッ!!
〝めきめきめっき!!〟
と、再びや、樹木が一本二本と倒れてくるのでしたッ!!
(・A・)
「か、風もないのになじぇええええ!!」
また俺かよおおおおおおおおおおおおお!!
と、目をつぶったが、痛みはなしーー恐る恐る目を開くとーー
ルゥがさきほどまでいた地点に多数の木が倒れしなっているーー
(・A・)
「え?なにこれ…」
そして、その木が重なる頂点ーー木の葉っぱがもさもさ生えしげっているそこにーー
〝ほわり〟
光がーー
(・A・)
「え?」
ごしごしごーしごおしーー
よおく目を凝らして見ると、そこには
〝じゅきぃ♡〟
嗚呼、いつぞやのミドリちゅわんッ♡
僕は手を組んでくねくねしながら近づくッ!!
(・A・)
「生きてたのねえええええン♡」
ミドリ
「じゅき~じゅきじゅきぃ~♡」
(・A・)
「なあに~俺も好きだお~ん♡」
と、頬ずり。ずりずりずーりのずりりんこ♡
ミドリ
「じゅきぃーー」
(・A・)
「え?さっきはごめんて??」
なになに?てか、ミドリの言ってる事分かるぞ??
「ん?木を倒しちゃった?頭大丈夫って??」
「ああ!!あれ、ミドリが倒したのか!!」
あれはルゥとやらが撃った銃弾で倒れたんじゃなかったんだーーミドリが、俺を助けようとしてーー
ミドリ
「じゅきじゅきぃ」
(・A・)
と、ミドリは相変わらず頬にすりすりしてくる。ちゅっちゅちゅ♡ あ。ううあやめてくすぐったいよ♡
「いいんだよ、いいんだよ、俺を助けてくれようとしたんだからーー」
ルゥ
「はいいいい!そこまでお二人さあああん」
〝ばこがぎしゃあああああああああ!!〟
(・A・)
ーー来たぜ、ぬるりとーー
俺は、鼻を恐ろしいまでにとんがらせ、且つ、顎もシャープになり、重なり樹木から〝ずばごし〟頭を出てきたルゥに、不敵に笑いかけーー
ーーそれからミドリにこう言う。
「ミドリーーお前、金持ってねえか??」
ミドリ
「じゅ」
(・A・)
ふりふり。全身を使ってのふりふり。
〝そりゃ持っていないよねええええええええ!!〟
ルゥ
「乳くり千万ッ!!」
(・A・)「もうだめえええええええええええええええええ!!」
CAN・DAY・A・SORT
一方、そのころキャンディさんは~??
CAN・DAY・A・SORT
( ◍_◍ )
あちしは、さきほどのバルーンガムを使って、空中遊泳。お空を手づかみで掴んだバルーンを持って、気球が如き大爆進ッ!!
「どえりゃああ眺めええでごわすなああ!」
それもそのはず!あのにっくきジャングルクソ※出っ歯をやっつけたんですから!!
※出っ歯ではない。(ノリから出たウソ)
さあて、今日も今日とて勝利の凱旋紀行~♪あてくしらの冒険は順風満帆、ところによりTONIGHT♡でございますですワよ~ンおほほほぉ~☆
あり??あちしが颯爽と気球のカゴの部分を生み出したところで、探検服にお着替え~あ~んどぅ、双眼鏡ガンギマリでうちの殿方探したろうと思ったのに、もう見つけちったよ。
どうでもいいけど、気球の空気袋って使用済みコンーー【プライアンス!!】
〝ぴいいいっ!!〟
「コンプライアンス入りますッ!!」
( ◍_◍ )
「ってェ!お前はユフォフォン!」
ーーお前捕まってたんじゃないのかッ!!
あたしの口を❌マークマスクで抑えたのはユフォフォンだった!!
ユフォフォン
「うん。あの娘、悪い子じゃないワ。わたしに少し、じっとしててくれって言ってーー悪い事はされなかったわーー」
( ◍_◍ )
「きっとーー」
ユフォフォン
「きっと、彼女なりにこの惑星の未来を考えての事だったんだわ…」
( ◍_◍ )
「……」
ーーあたしは、フーセン気球のカゴに腕をもたげて考えるーー
風がそよそよーーそよいで、あたしの金髪を撫でるーーああーーそう言えば昨日のジテンもこんな風にーー
( ◍_◍ )
「ってジテン!!」
あ、あびゃばびば!!気づいたらあんなに通り過ぎちゃってる!!ってよく見りゃあいつまっーー
あたしは急いで、風船を割ろうとするーー
(この気球は熱とかでなく、漠然と風船で飛んでるだけなのだッ!!だから降り方とか特に用意してねえええッがはは!!だは!だは!だって、この技、ノリで出しちゃったんだも~んが☆)
ユフォフォン
「さっきは、セリフとっちゃってごめんねーー」
( ◍_◍ )
「はいぃいい!?」
ユフォフォン
「だって、今、それで憂いてたんでしょ??」
( ◍_◍ )
「その憂いじゃねえよッ!!」
ユフォフォン
「違うの??」
( ◍_◍ )
「違わいッ!!あたしなりにこのジャングルの行く末と、ジテンのーーああそうだ!ジテンジテン!!」
ユフォフォン
「ええッ!?ジテンさまがどうかされたのですか!?」
( ◍_◍ )
ーーはあ?ジテンさまああ??
「まあ、いいや、ほら、あそこにインだろ」
地面に居る目下のジテンを指さす。
ユフォフォン
「あらほんーー」
( ◍_◍ )
その瞬間、ユフォフォンはワナワナと震え出す。何か悪いもんでもキャトったのか?例えば狂牛病の牛とかーーま、でもそんなんでうちゅうせいーー
ユフォフォン
「ま、ま、まっぱだかーーですわ…」
( ◍_◍ )
ユフォフォンは青くなり、ふらふら、そしてずぎゅんばぎゅんと直角斜め移動ーーまさしくUFOってあらましの(ニュアンスで受け取って)動きで震え出す。
あ、そうかーーこいつ口調からして、お嬢様ぽいもんな。良いトコの出なのか、男の素っ裸には耐性がないらしい。
( ◍_◍ )
「ま、宇宙広しとやってればーーあのくらいの男の裸なんぞーー」
あたしは、ユフォフォンに〝がっ〟と肩を預けて見栄を張る。
「そのうち、おたくさんも慣れーー」
ユフォフォン
『とっ、とっ、殿方のーー』
( ◍_◍ )
「なれーー」
あれ?
ユフォフォン
『殿方の裸ですワアアアアアアアアアアン!!♡』
( ◍_◍ )
「あれ?これどゆじょうきょう?」
ユフォフォン
「ぬわああにをしてるんですかキャンディざん゛!!」
( ◍_◍ )
「はいはい…」
ーーなんじゃこやつ、可愛いパチクリおめめがガンギマリ~の、お血走り~ノ!!
ユフォフォン
「はやぐッ!!もっどおぢかくでッ!!なああにをしてらっしゃるのおお!!」
( ◍_◍ )
と、ユフォフォンはフーセン部に体当し、UFOのフチの部分でぐるぐるぐるあああ!!ぎゅいん!!風船を割ろうとしてくる!!
「あ、いや、降りるにしても、もっと手順が、それにもっと近くでーーッ」
ユフォフォン
「こ☆う☆る☆さ☆い☆デスワアアアア!!小娘えええ!!」
( ◍_◍ )
ーーコムスメエエエエ!!??
「てめえ今なんつったあああ!!」
あたしはユフォフォンに取っ組みかかるッ!!
ぽこぽこぽ!!お空の上で大乱闘!!吹き出す煙の中で殴り合い!!
ーーあ、この流れはーー
ユフォフォン
「ええい!!まどろっこしいですわあああ!!」「この姿はもう少し隠しておくつもりでしたがあああああ!!」
( ◍_◍ )
にゅきいいいいいんッ!!ユフォフォンの底の、あのマッサージする器具みたいな部分から、首から下すうううううんッ!!女体のカラダが出てきやがった!!
淡い色のワンピースに、すらりとしたスリムな御体型いいいい!!
あ、あたし自分のこと結構痩せ型だと思ってたけど、意外とーー〝ぷにっと〟横腹をぷにる。
ユフォフォン
「スキありゃああああああああああ
!!」
( ◍_◍ )
「しまったああああ!!」
あーしが自らの贅肉具合を確かめてるこの一瞬の隙を突いて、ユフォフォンは華奢なおててで風船を〝むんずっ〟ーー鷲掴んで以ってーー
( ◍_◍ )
「しまったそれが狙いかああああああああ!!」
〝びっりいいいいいいいいいいい!!〟
風船大爆殺!!
ユフォフォン
「ぬはは!!けだし!!けだし大爆発ですワあああああ!!」
どひゅうううううううン!!
あたし達は、風に押されて落ちてゆく!!
ただし、方向までは計算できなかったのか、ユフォフォンは明後日の方向へ!!
ユフォフォン
「失態ですわああああ!!覚えて起きやがれですわあああ!!と、殿方のオオオオオオ!!」
『ハダガアアアアアアアアアアアアアアアア!!』
( ◍_◍ )
きらーん✧…ユフォフォンは、そう叫んで、ガニ股、ガニ腕で星になった。
バイバイ。ユフォフォンーーお前の事は忘れねえぜーー同じ男を好きになったーー
〝マブだからよーー〟
( ◍_◍ )
「さあて、あたしのジテンちゃんッ♡」
あたしは、宙空を落ちる最中、平泳ぎでジテンの元へ♡
( ◍_◍ )
「して着゛地ッ!!」
〝ズドオオオオオオオオオオオオオオオン!!〟
と、あたしの身体に衝撃が走るけど、そんなん知るかいッ!!
( ◍_◍ )
「ジテーーーー」
「ん?」
( ◍_◍ )
素っ裸で棒立ちするジテン。どこか目が虚ろだ。しかし問題はそこではない。
( ◍_◍ )
「テメェごらあああああ!!」
と、あたしはジテンの首根っこを掴みにかかる。
( ◍_◍ )
「誰よこの女ああああああ!!」
立ち尽くすジテンの小脇には、同じく真っ裸になりながら青肌を晒す巨大なオンナが居た。
しかしオンナは震えながら、泣いておりーージテンが着ていたであろう作務衣で体を隠しながら横に倒れている。
( ◍_◍ )
「なんじゃあ貴様ァ!!どうゆう関係じゃいオウ!!オウゴラああ!!」
と、青肌女は震えたままで首をブルブルと降っている。
ルゥ
「あた、あたーー」
( ◍_◍ )
「ちっ!!」
あたしは、そいつに〝ぺっ!!〟と唾を吐き、「この泥棒猫!!」と一喝。
ゆさゆさとジテンを揺さぶるが、相変わらずのレイ○目をしているーー
ーーしかしこの状況ではどちらからーー
まさか!!
まさか和漢ッ!?
( ◍_◍ )
「どぶりゃあああ!!貴様どういうこっちゃい!!おおん!?」「おおん!?」
あたしと言うものがありながらッ!!あたしというもんがありぬがあああああ!!
( ◍_◍ )
あたしのビッグ罵声に気を取り戻したのか、作務衣着込みのそやつは、慌てたように、作務衣を投げ捨て、
ルゥ
「あたし知らない!!こんなの知らないッ!!こんなのーーハジメテッ!!」
( ◍_◍ )
と、パンキッシュメイクには似つかわしくないきらきらとした涙を流しながら走り去ってゆく。
そして私は怒髪天。
( ◍_◍ )
「どぎゃりばああああああああああああ!!てめえ、なにしやがったんだこのスケコマシああああああ!!」
と、あたし史上最大のデカボイス。あたしの大切にしていたペンダントが壊れた時以来の大更新☆
(・A・)
ーーそこでオイラはハッとなる。
「はえ?」
おろ?キャンディさんーーなんでここに??
( ◍_◍ )
「おぎゃああああ!!てんめえ、よくぞご無事でえええ!!あ、チガった。てめえ、こらおう!!ゆんべは、ゆんべはあ!!ゆんべはお楽しみでしたねえええ!!」
(・A・)
と、キャンディさんは僕を顎でねぶるようにして叫んでくる。
「えへへ。そうでしたね♡」
ーーあのアツい夜の事は忘れない。僕史上一番のーー
( ◍_◍ )
「その事じゃねえよこのキャンタマ野゛郎!!」
(・A・)
「はい?いったいなんのーー」
( ◍_◍ )
「トボケーーうすっトボケんのもいい加減にしやがれよこの青二゛才いいい!!あの女を見ろッ!!」
(・A・)
キャンディさんが指さすところを見ると、そこにはーーあの全身武器女!!
(・A・)
「どだしゃごおおおお!!ごろざれるううううう!!」
俺は逃げ出す!!あああああ!!でもなんで
あいつ逃げ出してーーあ!キャンディさんが追っ払ってくれたのか!!
(・A・)
「ありがっとキャンディざーー♡」
〝くるっ〟
( ◍_◍ )
と、ジテンが振り返ったところに、不沈艦直伝ラリアアアアアアアアアアアアアト!!
〝ばっきゃあああああああの!!〟
ド炸裂うううううう!!
(・A・)「ん゛っ゛」
「…か、カウンター…ない、すーー」
強い衝撃に見舞われた俺は、再びや気を失うーー
CAN・DAY・A・SORT
第21話
おわり
この記事が参加している募集
お願いシマチューホームズ行ったことない! うそ! ホントはあるかも! 断定しかねる!!