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【事業】外国人採用を当たり前に!留学生の宮城県内就職を支援しています

突然ですが、留学のために宮城県に来た外国人の中で、卒業後宮城県内で就職する人はどれくらいいるのかを知っていますか?

宮城に来る留学生と、就職する留学生

宮城県内に留学に来た学生は、平成29年度は4137人、平成30年度は5907人と右肩上がりです。(出典:日本学生支援機構 H30〜H26 外国人留学生在籍状況調査結果)

しかし、宮城県内に就職した留学生はたったの3%!せっかく数ある国や地域から宮城県への留学を選んでもらったのに、縁や経験を次に繋げられていないのは勿体ないことです。

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宮城県に来た留学生数と、宮城県に就職した留学生数のグラフ。
来る留学生の数は右肩上がりなのに対し、就職数は横這いです。


宮城県に就職する留学生が少ない2つの理由

そもそも、なぜ年間4000人以上もの留学生が宮城県に来ているのに、宮城県内に就職する留学生は少ないのでしょうか?そこには2つの課題があります。

①経営者の意識が足りない!
ビザ取得など複雑な作業や、言語・宗教への対応など「留学生の採用はハードルが高く、全く考えていない」という企業が多いのが現状です。

②情報発信が足りない!
留学生も「外国人採用をしている企業はどこなのか」「日本の就活方法がわからない」など、日本で就職するには情報が少なすぎます。

留学生と働こう!採用する2つのメリット

課題は色々ありますが、なぜ外国人採用を視野に入れた方が良いのでしょうか?留学生を採用するメリットをご紹介します!

①海外進出への強い戦力に!
海外進出を視野に入れた際に、進出する国の言葉を話すことができ、需要を把握する外国人材は強い戦力になります。

②グローバルな視点からの新しいアイデア
日本人の視点では思いつかない斬新なアイデアを得ることができます。

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以下からは、課題解決のために取り組んだ経営者の意識改革と、留学生の情報発信事業をご紹介します!

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取り組み① 企業の意識改革を支援

❶ 高度人材受入セミナー
高度外国人材の受け入れに関心がある企業向けに、受け入れのための基礎知識や、実際に外国人社員が活躍している県内企業を事例として紹介することで、高度外国人材への理解と採用に対する経営層の意識改革を目的として行いました。

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留学生の受け入れで発生した課題や、どのように解決したかなど、実体験もお話しいただきました。


❷ 企業と留学生の交流会
留学生の採用に興味を持つ県内企業と、県内企業への就職に興味を持つ留学生の交流会を行いました。

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アイスブレイクで親交を深めた後は、採用や就職活動を踏まえてフリートーク。
卸売業やIT、広告業など多種多様な企業にお集まりいただきました。

❸ 合同企業説明会の開催
県内の大学・大学院に通う留学生を対象とした合同企業説明会をオンラインで開催しました。

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留学生の採用を検討している企業 15社が参加しました

取り組み② 学生への情報提供

❹ 留学生向け就職情報誌「ZOOM」の作成
東北大学国際共修ゼミの講義として、宮城県内企業15社への取材と記事の作成を行いました。今年度の交換留学生はコロナの影響で来日することは叶いませんでしたが、ビデオ通話で質疑応答を行ったり、会社の中を案内していただくことで、リアルタイムで取材することができました。

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作成した就職情報誌「ZOOM」は県内大学等に配布、webでも公開しています。

❺ 動画の作成
留学生が宮城県の企業で働くきっかけになるよう、宮城大学の留学生・日本人学生と一緒に、県内企業6社の魅力を動画で発信しました。

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学生だからこそ見える「企業のここが知りたい」「ここがイイ!」を取材し、動画で発信しました。

❹・❺の就職情報誌と動画はこちらに掲載されております。ぜひご覧ください!↓↓

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さいごに

今回は留学生の県内就職支援についてご紹介しました。

参加した企業・留学生の皆様へのアンケートでは、「就職 / 採用の可能性が広がった」「情報交換ができた」「日本企業 / 外国人採用のハードルが下がった」などポジティブな意見をいただきました。

しかしミヤックスも、このような支援活動を行ったり、留学生のインターン受け入れはしておりますが、まだ採用をできていないのが現状です。

この現状を脱すべく取り組みたいと考えています。





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