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平櫛田中彫刻美術館へ行ったら、好きな作家が増えました。

今週月曜日、小平市にある平櫛田中彫刻美術館へ行ってきました。大体の美術館は月曜が休館なのですが、こちらは火曜日がお休み。企画展の題名は『宗教美術の世界』。内容はというと、

平櫛田中は、西洋彫塑の表現と技術を取り入れながら、大正期から昭和期に新たな木彫表現を確立した彫刻家。若い頃に仏師出身の高村光雲のもとで木彫技術を学び、その後も日本木彫の淵源である仏像と神像に関心を持ち続けました。本展では、平櫛田中のコレクションから江戸時代前期に全国を遊行しながら仏像を刻み続けた円空の仏像や、法隆寺伝来の塑像と平安期の神像などを展示します。

との事。パンフレットからの引用です。

私はというと、平櫛田中作品が美術品の競り市で常に高値で取引されているのは見ていました。けれど、特別作品や作り手本人に惹かれる、関心を持つということはありませんでした。
しかしこの展示を鑑賞し、観終わる頃にはすっかり平櫛田中という作家に親近感を覚えている自分を発見。
やっぱりよく知らない作家を知ろうともせずに『あまり好きじゃない』というのは違うなと思いました。知ろうと勉強してその後で関心持てないならわかりますけどね。

競り市では全く出てこないめずらしい作品がたくさん展示。また、木彫の他に書にも造詣が深かったようです。
『不老 六十 七十は はなたれこぞう おとこざかりは百から百から』
九十九歳の時の作品です。

学びのある一日となりました。行ってよかった。

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