エッセイという虚空教典
「推し」のエッセイを買った。
私の、いや私達の推しは、とても良い笑い声を出す剣道部の男子高生であり、ある時は教祖で、またある時はどうしようもなく「エンターテイナー」だった。
これから彼の、最初で最後かもしれないエッセイの感想を書き連ねるにあたって、日頃から彼がよく口にしているポリシーに敬意を示して一人称を「リスナー」とさせてほしい。
エッセイでは人となりや思想、普段は見せない裏の思考が知れたりするおかげで「ほんの少し近づけた」気がするのがリスナー的にはかなり嬉しいところだ